再会を約せる桜もみぢかな ひよどり 一平
(さいかいをやくせるさくらもみぢかな)
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少しばかりでもいいから、歩こうと思っているのです。
いいえ、わたしは意気地無しですから、もはやあなたのような早足では歩けません。歩いては休み、休んでは歩いて、そんな感じの足取りです。
しかも、明るい願い事みたいなものを思い描きながらでないと、なぜか歩く気分にはなれないのです。今日もそんな夢を思い描きながら歩いたのです。やっと八千歩でした。
夢と申しても、至極く些細なことです。
どんなことかって?いいえ此処では申せません。そうそう、素朴な願い事なのです。