コントロール

2010-01-24 08:52:53 | Bicycle
次女と一緒に MTB の基本乗車の講習会に参加。
バイクコントロールの初歩の初歩を実演と実践を踏まえて練習。



参加者は MTB に乗り始めて間もない方々を中心に8人…いつものお店から教えてくださる『講師役』が2人。



課題は、
アンロック・ブレーキング=ジャックナイフにならない、後輪を引き摺らない…。
スラローム=左右への荷重移動。
小さなギャップ越え=前後への荷重移動。
小さな段差乗り上げと小さなドロップオフ=ちょっと速い前後への荷重移動。



話を聞いて、実演を見れば見るほど、
コントロールしているのは『MTB』ではなく『自分の体』なんだという事が分かってくる。
MTB のコントロール技術の真髄は荷重移動…要はバランス感覚。
どの体勢から、どの強さで、どのスピードで、自分の体を狙った場所・姿勢に移動させるか。

難しい課題は無い…次女も課題をクリアできる…が、講師との違いは『余裕』。
言ってみたら『射的の標的』みたいに丸い円があり、丸の中に当たれば『まぁ、OK』。
でも、課題が難しくなれば丸の大きさは小さくなるわけで…。
講師の動作はスムーズで、易しい課題で大きな円でも中心の『大当たり』を外さない。

その円の『ど真ん中』に荷重移動という極々当たり前の基本があった…ということを発見。
山で一緒に走っていて派手なアクションに目を丸くするだけだと、アクションの陰に隠された基本まで見えてこない。
地味な基本動作だからこそ、そのスムーズさの真髄が見える。

どう言おうか…海老の天ぷらみたいな…と言うのかな。
派手なアクションは『ころも』でしかないっていうか…。
本当の旨みの海老の部分は基本動作で、でも…ころもがないと天ぷらにならない=おいしい料理にならないってことだろうか…。

こう動くと、こうなる…。
その意味を見て感じられた…良い経験だったね。

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