道路は誰のもの?

2010-01-29 08:25:57 | Bicycle
最近、気になっていることを話題にしたい。
表題で書いたとおり、『道路は誰のもの?』ということ。

何を今さら曲がりなりにも趣味で自転車に乗っている人が、改めて話題にするのか…と、思わないでほしい。
おいら自身に対しての戒めも含み…である。

スポーツバイクに乗っていると、ママチャリではあり得ない速度が平気で出る。
ロードバイクに限らず、MTB でも。
道路交通法上、自転車は軽車両であり、軽車両は車両の一部である。
故に、日本の公道を走る上で自転車はママチャリでもスポーツバイクでも、ほぼ自動車と同じ規制を受けることになる。
もちろん、交差点右折の問題や、歩道走行など、全てが自動車と同じというわけではない。
ここまでは『法律を基にした』一般論。

で、無灯火走行や、右側走行、ケータイ他所見運転など、悪質な走行は言うに及ばずなのでカツアイ。
また、現在の道路行政の不備を突くのも意味がないので、触れない。

ここにきておいらが思うのは、昔の『アウトバーン』のように、速度規制がない道路に向かって行かないかなぁ…という発想。

なんでこんな話をするのかと言うと、規制を厳しくしても、現実と規制のギャップは何時か必ず発生して改正されていくから。
その時に、前の法律ではOKだったことが、今の法律ではNGになったりする。
せっかく作った道路が、新しい規格に合わない…なんて、すごく起こりやすい話。
現実問題、今の自転車通行可の歩道みたいなやつね…自転車は車道を走るべし、と道交法は改正になったわけで…。

極端な理想論だが…『道路にセンターラインだけあれば良いんじゃないのかな。』

歩道もいらない。
自転車道も作らない。

区分けしようとするから道路が狭くなり、
作り込むから修正が効かない。

道路の利用法はごくシンプルに『左側通行』と『キープレフトの原則』。
遅い車両が一番左を通り、抜きにかかる時は右側から。

ママチャリで頑張っても…瞬間的に 30km/h ぐらいは出るだろうが、そう長くは続かない。
スポーツバイクはそれよりも速いだろうが、単車や自動車には抜かれるだろう。
単車も自動車も含めて、自分の走れる巡航速度を自分自身が見極めて、道路のどの部分をどのスピードで走ったら良いのかを考える。

今まで自転車乗りとして、道路行政に対しての不満を言ってきた。
『正しく自転車を認識してほしい』ってね。
でもね、ここに来て思うんだ…。
自転車乗りとして…ではなくて、道路の利用者としてどうなんだ?…って。

道路を『Share』するつもりで、実は自転車の『分け前』だけを期待してなかったか?
本当は『共有』する必要があるんだけど。

結局のところ、道路利用者のモラルがあって初めて成り立つ『Share The Road』。
そこのところを根っこに据えた道路行政、それと法律を目指す方向でブレないで進めば良いのになぁ。

道路の利用者としての、道路は誰のもの?
考えてみても、良いかな…と。

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