不要ではない。

2011-11-17 09:02:09 | Bicycle
ここのところ前照灯・尾灯の話題ばかり書いてきたから誤解されているかもしれないが、おいらは決して反射板(リフレクター)が不要だと言っているのではない。

電池式のライトには必ず寿命がある。
それは、電池の寿命・電球の寿命…このあいだの連合いみたいにスイッチが壊れるなんてこともある。

大人の場合、自転車に尾灯まで設置している人は道路交通上の『自転車の危険性』を概ね理解している人であると思う。
だから、明るいバッテリーライトを用意しているんだと。
こういう人は電池切れに備えて予備のバッテリー(電池)を携帯していたりする。

何が危険、だからどうする…という発想があるから『歯止め』の準備がある。

昨日のブログ記事には、点け忘れ防止の意味で子ども車には自動点灯という方法も…というコメントを頂いた(コメントありがとうございます!)。
この場合、夜間走行の危険性を親が十分に認識し、子どもに言い聞かせているが、万が一が起きないように自動点灯と言う『歯止め』を施した…と言うわけだ。

これって、凄く大事なことだと思う。
安全とは、ひとつの事柄だけでは成り立たない。
無灯火と言う事態が起きないように、注意喚起・指導、その上での安全策…ということだから。



ウチは、自動点灯とは別の安全策。
前照灯・尾灯は万全なものではない…という発想から、前照灯・尾灯の他に前後ともリフレクターを設置している。



夜間のライト点灯は当然必要。
その為の注意喚起・指導も当然必要。
だが、ライトを点ける動作は身を持って行う必要があると考える。
辺りが暗くなってきた…という感覚を持つ必要がある。
だから身を守らなければ…と思えるようにしなければならない。

でもね、この方法では、コメントを頂いたように『ついうっかり』の点け忘れは覚悟しなければならない。
子どもは目の前の遊びに夢中になると、そこまで気が回らないことは…十二分に考えられる。
そこで、自動点灯…ナイスアイディア!

ただ、おいら、そこに心配事…ライトの破損とバッテリー切れ。
小学校の低学年・中学年位の子ども…自転車の扱いが丁寧とは言い難い。
自転車をコケさせて(乗っていてコケる、スタンドを立てていて倒す…など)破損したとかさ、
電池切れに備えて予備のバッテリーを渡しておいても、電池交換できるか…と言ったら『?』だ。

だから、電池式の前照灯・尾灯を設置していても、電池を使わないリフレクターは外さない。
点け忘れに対応できるとは言わない…だって、能力は電池式の 1/x になってしまうし、夜間は前照灯が点かなければリフレクターが付いていても無灯火に変わりはないし…。
だが、仮にバッテリー切れになってしまっても『真っ暗』という最悪の状態は避けられるし、点けるか点けないか迷う時間帯は、効果抜群のハズだ。

より安全に…と考えた時、ついつい『よりハイテクなもの』に目が行きがちだが、必ずしもローテクなものが全てにおいて劣っているわけではない。
いろんな安全対策があって良いと思う。
自動点灯に求める効果とリフレクターに求める効果は、アプローチが違う異質なものであるが、安全性を求める同類だ。

なぜそれが必要か?
法律があるからライトだのリフレクターだのと言っているのではない。
この場合『夜間の安全のために』…のハズ。
そこを理解しないと、何のためのライトなのか、何のためのリフレクターなのか、分からなくなってしまう。

それをどうやって教えるのか?
そこが一番難しいんだけどね。

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