歯がゆい仕事

2013-02-03 05:39:58 | Daily Life
生鮮食品メーカーに勤めるおいら、会社が作っている商品は伝統的な和風加工食品がメインだ。

この分野の商品ラインアップは極めて多彩で、同じ原料を『蒸す』『焼く』『茹でる』『揚げる』と、それぞれ全く違う商品に変身する。
…実際はそんなに簡単ではなく、それぞれの調理法に合わせた味付けがあるんだけれど、それはあくまでも細部の仕上げの話で『基本』は変わらない。

で、おいら…。
この会社に入って、あらゆる分野に籍を置いた。
営業・事務・製造…ここ最近は製造でも『形成』から『包装』に転籍。

簡単な話をすれば、商品は…
1.原料と調味料を混ぜ合わせて、それを上記の 4 種類の加熱方法の何れかで調理されて冷却される。
2.それを店頭に並べられるようにパッケージングし、輸送できるように箱詰めする。
3.お客様の注文に合わせて商品を種分けし、輸送する…わけだ。

お客様に商品を薦め、店頭に並べてもらうように商談して回るのが営業マン。
営業マンが商談して販売を勝ち取った情報は営業からいち早く『販売予測数量』として工場事務に伝わり、お客さまからは『注文』として工場事務に伝わる。
営業からの販売予測と実際の販売数を見ながら工場に生産数を指示するのが工場事務の仕事…賞味期限がある商品を扱う都合上、多過ぎて余らせれば商品がダブついて売場が無いまま傷んでしまうし、少なければ生産能力が受注に追い付かず商品の供給が出来なくなる。

商品の販売と情報の伝達は正反対側に動く。

それぞれがそれぞれの部署で仕事をしているのだが、おいらは今『生産数を具体的にコントロールする』仕事をしている。
提示された日ごとの生産数を効率良くこなしていくために生産ラインを支援するのが仕事…直接商品を生産するラインにはいない。

それが歯がゆい。
おいらがラインに入っても役に立つのはせいぜい『ひとり分』。
包装全ラインを効率良く動かすのが仕事だから、ひとつのラインに嵌っている訳にはいかない…分かってる。

でもね、動かないでじっとしているのは、けっこう痺れるんだ。
目一杯動いていた方がラク。



いろいろな分野を経験したからこそ分かること…。
現場の仕事は現場に任せて…分かっているんだけどね。

なんかこう…歯がゆい。
うまく言葉にならにけど。

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