立春

2013-02-05 05:20:02 | Daily Life
節分が過ぎれば立春。
『なにを、こんなに寒いのに』…という思いと、『気分だけでも』…という気持ちが交差する。
それで気になった…なんでこの時期に『春』なのか…。

二十四節季を並べてみる。

春(2/4-)『立春』『雨水』『啓蟄』『春分』『清明』『穀雨』
夏(5/6-)『立夏』『小満』『芒種』『夏至』『小暑』『大暑』
秋(8/8-)『立秋』『処暑』『白露』『秋分』『寒露』『霜降』
冬(11/7-)『立冬』『小雪』『大雪』『冬至』『小寒』『大寒』

ウチらが普段感じている『春夏秋冬』は、春を 3 月から…夏を 6 月から…と見るケースが多い。
二十四節季は『それ』よりも 1 ヶ月くらい季節が早いワケで…。

で、眺めていると、季節の始まりが『立』なのね。
中心を意味する『真』ではない。

だから『立』は、前の季節の中に次の季節を感じる頃…とぼんやりと思うわけ。
例えば、立秋を過ぎれば赤とんぼが飛ぶように、暑い季節の中に秋を感じる気配が紛れ込む…とか。

ウチの玄関先に鉢植えのチューリップ。
まだまだ雪が積もる日もあるけれど、球根から芽が顔を覗かせた。
昨日の記事にも書いたけれど、2 月は昼間も加速度的に長くなる。
気が付けば、葉を落とした木に新芽の気配。

つまり、『立』とはそういうこと…なんだろう。

暦は年中行事と絡んで難しい話のように見えるけれど、もともとはそんなに難しい話じゃぁない。



夜明け前の鳥屋野潟。
ウチの周りから見える日の出は、この時期ビッグスワンの直ぐ左側から。

冬の寒さに、春の気配が紛れ込む…。
お日様を眺め、その数字をデータとして読み取っていくと、立春も強ち間違いでは無いという気分になる。

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