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長期政権待望(土井)

2009年01月21日 18時19分23秒 | Weblog
圧倒的な人気に包まれてオバマ新大統領が無事就任しました。
今後最低でも4年、おそらくは8年間米国のみならず、自由世界のリーダーとして君臨することになり、その間多くの改革がなされ、世界中に大きな影響を及ぼすであろうことが予想されます。

それにつけても思い出すのが、まだ小学生の頃だったでしょうか、イタリアやフランスのリーダーが次々と代わる中、吉田茂がマスコミの痛烈な批判を浴びながら長期政権を維持していたことです。
今では考えられないことですが、当時はNHKまでがその批判に加担していました。
日曜娯楽版の三木トリローの冗談音楽が有名でした。
「耐乏を説くワンマンのキャデラック」などとやっていた記憶があります。
新聞は朝日が清水昆、読売が近藤日出造だったと思いますが時事漫画で盛んに攻撃していました。
子供ながらにも、仏伊などの短期政権はどうなっているのだろう、これでまともな政治が出来るのだろうかと訝る反面、こんなに批判される吉田ワンマンは良くない人だと信じ込んで、早く辞めるべきなのに辞めさすことが誰にも出来ない、だから講和会議に出席する首相の飛行機が落ちればいいと本気で思っていました。

ところが今や情勢一変で我国の政権はあきれる程の短期で、これではその日暮らしの通一遍のことしか出来ません。
思えば吉田茂の日米講和条約、佐藤栄作の沖縄返還、中曽根康弘の国鉄民営化、小泉純一郎の郵政民営化等の大仕事は全て長期政権の賜です。

次期衆院選までは駄目でしょうが、その後での政界再編を経て強力与党と長期政権をを誕生させなければ、現状の打破は難しいのではないでしょうか。