散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

20200723最近読んだ本

2020-07-23 23:11:58 | 読書
■「倒れるときは前のめり」有川ひろ

■「お酒の経済学」都留康
お酒の一通りのジャンルを一望できる。自分の中で印象が強いのは、スーパードライブーム(可能な限り、スーパードライは飲まない)、酎ハイブームかな。

■「かながわ定食紀行おかわり!」今柊二
神奈川県のローカル本だが、全6巻中、どうしても見つからなかった2巻がやっと入手できた。もちろん、出版社在庫なしだし、東京に行ったときに八重洲ブックセンターなど、大きめの本屋さんもチェックしたが売っていなかったものだ。実に嬉しい。

以下、図書館の5冊。
■「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ」小路幸也

■「レディ・マドンナ」小路幸也

■「フロム・ミー・トウ・ユー」小路幸也
とりあえず、シリーズ8作目まで読んだ。

■「君を一人にしないための歌」佐藤青南

■「屑の刃」麻見和史
話を盛り込みすぎではないかと思ったが、するっと読めた。
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少し引いた連休初日(2)

2020-07-23 19:41:28 | 飲み歩き・琴似界隈
2軒目は琴似と言ったらここに限る、バー「D」へ。おや、さっきの店で一人飲みしていたお姉さんが来ているようだ。これ幸いと声をかけたりする趣味が全くないので、カウンター席の逆サイドに座り、1杯目はブラックニッカ・メモリアル・スペシャルブレンドのソーダ割りだ。



先月、ストレートで味見をしてなかなか良いなと思っていたのだが、ソーダ割りにしてもしっかりしたウイスキーの味わいが感じられる。

2杯目は積丹で作っているジンということで、応援せねばなるまい、火の帆・KIBOUをストレートで。何となくほろ苦い植物の香りは、蕗の薹かと思ったら、ホップなのだそうだ。ジンの香りづけにホップを使うという発想はあまり聞いたことが無いかも。



3杯目はどっちを先に飲もうか迷いつつ、トマーティンカスクストレングス12年SMWS。タイトルは「Cake or death!」と凄まじい。それは「Cake」でお願いしますと言いたいところだ。



味わいは確かにお菓子を思わせるところもある濃厚かつ甘い味。これで脳が十分満足したところなのだが、もう一つ飲もうと思っていた、インチマリンカスクストレングス15年SMWSをついつい注文。



タイトルは「A little glass of fascination(魅力的な一杯)」ということだが、トマーティンの方がパンチがあって、最初のうちは味が良く分からない。飲む順番が逆だったかなあ? と思いつつ、少し時間をかけていたら、何となく鄙びた、地味な味わいが分かってきた。

というところで、酔っぱらって帰宅。今日は早く寝よう。
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少し引いた連休初日(1)

2020-07-23 18:22:12 | 飲み歩き・琴似界隈
私は過剰に感染症を恐れるものではないが、リスクを低減したいのは無論の事である。札幌の陽性者数は、その数字だけを信じるのであれば全く取るに足らないものだが、どの程度検査が行きわたっているのか、希望者は速やかに検査を受けられるのか、特定層を検査しているのか、など数多くの疑問点があり、そのまま受け取るわけには行かないところがある。

キャバクラには生まれてこの方一度も行ったことのない私だが(←本当です! と力説)、今日はすすきのを回避して、琴似方面で飲むことにした。むろんこれだって、隣にいる人がどこから来た人だか素性が分からないので、さほど意味のある行為ではないのだが。

ということで、先日、昼食を食べたら大変感じの良かった「KS」へ。開店直後にもかかわらず、すでに2組5名の客がおり、ちょっと驚く。私は壁に向かったカウンター席に座り、まずはシークワサーサワーでスタート。通しは高野豆腐のシソ揚げだそうだ。



壁にはなかなかダイナミックな画が描かれている。



ここのお姉さん方はかなり動きの良い人たちだが、注文はさらにタッチパネル方式なのである。人を呼び止めなくても注文ができ、的確に注文が伝わっているようなので(復唱する声が聞こえる)、ストレスが無い。



まずはあらかじめ決めておいた本日のお惣菜3点を注文。どうやら料理を盛り付けてあるところから選択できる方式らしい。私は鶏つくね(ズッキーニ添え)、焼き魚(ヒラスと言っていたか? 西京焼のような味付け)、ホタテじゃが(肉じゃがのホタテ版)の三点を選んだ。他にはひじき煮、麻婆豆腐、稲荷寿司などがあったように思う。



それなりに量があり味がしっかりと分かる。印象的だったのはホタテじゃがで、肉じゃがの頭で食べると、想像以上にホタテの味がして、ちょっと驚きがある。じゃがいもの部分だけを食べても、かなりのホタテ味なのだ。

次はやはり刺身だろうか。1人前1000円というのがあるのだが、更に0.5人前580円というのがあったので、そちらにしてみよう。この店は料理のハーフがふんだんにあるのも特筆すべきところで、一人客としては嬉しい限りだ。単身赴任者を客として想定しているのかな?



刺身は松川カレイ、ホッキ、本マグロの3品。白身、貝、赤身の取り合わせがいい。これは酒しかないだろうと紀土夏ノ疾風を注文。



白身の味わいはスッキリした酒に合うし、ホッキは本体、ひも、貝柱とそれぞれの部位が楽しめる。マグロは筋が多いところだったが(価格を考えて選んでいるんだと思う)、その隙間の脂と身の美味さははっきりとわかるよ。

刺身の量を少し控えたので(1000円の方は種類が増えるのかな? だったら次回は頼みたいな)、もう一品、豚バラ焼き(ハーフ)を注文する。これがしばらく時間がかかり、どうなったかと思った頃に到着。芋焼酎のソーダ割りを合わせる。



この店は豚肉に自信ありとのことだが、肉だけではなく脂身も美味いし、山わさびのソースがまたいいね。というところで、大体腹が一杯になってきた。量少な目でも、これくらいしか食べられないのだなあ。



昼も良いが、夜の飲みにも良い店だったということを確認して、次の店へ。
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20200723ギャラリー巡り

2020-07-23 16:20:35 | 美術・アート
本日は三岸→資料館→オマージュ→三越→ARTスペース201→道新→大丸→エルプラザ→ミヤシタの9か所(今日も2ケタに乗らぬ)。

■三岸好太郎美術館「節子がつづる好太郎」。展示はさほど変わりがないが、節子の著書「修羅の花」などで語った言葉が合わせて展示されている。
「檸檬持てる少女」:春陽会は当時人気があったらしく(第1回展覧会への出品作なので、どういう人気か分からないが)、数千点の中から選ばれたわずか45点に入った作品とのこと。しかし、当時はルソーが流行っていたらしく、三岸節子はあまり感心しなかったようである。
「赤い肩かけの婦人像」:これも好太郎が節子を描いたということで、画家夫婦のストーリーをいろいろ考えてしまうが、節子によると「私より彼の母に似ている」とのことで、あまり気にいってなかった感じが伺える。

三岸節子「三岸好太郎抄-断片」では、「彼の語る北海道への愛は、誰しも郷愁をそそる旅への誘いであった。北海道へ。北海道へ。そして私も海を渡った。」とある。当時の北海道は今に比べてはるかにロマンがあり、因習にとらわれないように見える地だったのかもしれない。そんな北海道の風景を2点。

三岸好太郎「大通教会」。



三岸好太郎「大通公園」。



三岸節子の作品は版画2点と、著書、本の装丁などが展示されていた。



久々に知事公館の庭を抜けて、大通方面へ。



■ギャラリー・オマージュ「みずいらずの水」。それぞれ個性のある3人展。
仲村うてな「佇む」:左折の道路標識を描いた、シンプルな日本画。スナップ写真的で、身近なものを題材にした他の作品も興味深い。

■札幌エルプラザ「1903年夏の平取」。ロシアの調査団、B・ピウスツキら3名が北海道アイヌの調査を行った結果を展示したもの。二風谷アイヌ文化博物館の移動展示ということで、札幌での展示が行われた。非常に貴重な資料であるが、アイヌ語の音声を録音した蝋管はどこに行ったのか不明らしい。かなりの数があったらしいので、それが出てきてアイヌ文化のことが少しでも分かるようになれば良いと思う。

2階には、北海道の生物展示コーナーがあった。子供たちが来館していたようだが、広く札幌市民にこういうものがあることは伝わっているのかな?

 

■札幌エルプラザ「大人の楽しい作品展」。フォト川柳、絵手紙川柳、木版画と川柳など、グループによる展示。図書コーナーで休憩しようと思ったら、椅子などはすべて片づけられており、滞留できないみたいだ。そんな中、齊藤哲夫の北海道風景を描いた版画は、明快な色彩と迫力のあるとらえ方で、素直な良い作品だと思った。

■ギャラリーミヤシタ「MARI FUJITA Exhibition 2020」。印象的な良い作品だったが、展覧会のDMの印象そのままの所もあり、もう少し秘密めかしておいて欲しかったように思う。

この後、琴似に移動。
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なぜなら食べるものが美味いから

2020-07-23 13:29:14 | 食べ歩き
本日はギャラリー巡りの途中で昼食を取ることになった。三岸好太郎美術館を出て、候補として想定していた中華料理店、蕎麦屋などがオープンしておらず、そのまま街中へ。連休ではあるが、客足があまり伸びないとの予想で、開けていない店が多いのだろうか。

まあ、新型肺炎対策は事実上何もしていない上に、感染拡大を狙う(GoToキャンペーン)悪の組織としか思えない政府がすべて悪いのだろう。おまけに「今、キャンペーンは観光産業のために必要だった。反対する人は分かってない」とか言い出す、売文屋まで飛び出してくるんだから、驚きだよな。観光業を支援するなら、いかがわしい仕組みを作らないで(もっとも、作らないと中抜きできないのだが)、もっと直接的に支援しろよ。いや、その前に、きちんと新型肺炎対策を打ってからにしろよ、と思う訳だ。

話が全くそれてしまったが、いつもギャラリーを拝見させていただいているビストロカフェ「H」へ。お礼の意味もありつつ、実際ここの料理は美味いと思うのだ。店内は奥の方にグループ客がいたが、幸い手前は空いており、2人席に座ることになった。注文はキノコとソーセージのボローニア風ミートソースのランチにしよう。





パスタとサラダが同時に出てくるところだけ何とかして欲しかったが(サラダを前菜的に先に食べるべきではなかろうか)、やっぱり美味いよね。キノコはもちろん、ソーセージが予想より随分たっぷり入っていて、更にミートソースもたっぷりだ。

パスタを食べ終えて、残ったミートソースでバゲットの上にこんもり山ができるくらいの量があるのだ。気取らずに、ハバネロソースと粉チーズを出してくれるのも、味の変化をつけるには嬉しい。ドリンクも付けられるので、つい赤ワインを頼んでしまった(アルコールもプラス価格不要)。



もちろん、ちょうど展示をやっていたギャラリーも見る。今日のランチ、値段は4桁なのだが、十分それに見合う満足感があるね。
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