散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

さらに甘いものを食べるのか

2020-07-25 23:39:07 | 食べ歩き
まだ時間が2時間近くもある。買い物をしてもさらに時間が余る。つい目に入ったカフェにふらふらとさまよいこんでしまった。札幌駅の北口側にもある店だが、一度行ってみたいと思っていたんだよね。

そして、一度注文してみたいと思っていたパフェを注文。色々ある中から、キャラメルナッツパフェにしてみた。最近のパフェは見た目も良く、なかなかゴージャスなものも多いが、これはごくシンプルなもので、値段も400円ちょっとなのだ。



結構、腹一杯なはずなんだけど、甘いもの、分けてもアイスクリームは別腹だよね。



最後に駅構内を一周する。今は国際家具コンペティション旭川で賞を取った作品が展示されている模様。次の写真の赤い椅子は2017年入選作、牧野仁「アークチェア」である。



そして旭川駅のシンボルを見て、ホームへ。



昔よくお世話になっていた富良野線は全線開通から早120年なのだそうだ。



さすがに旭川駅ともなると、それなりの本数の列車が止まっている。



旭川から岩見沢に移動し、ここで乗り換え。次の列車は6両編成だが、当然のことながらガラガラだ。



今日はそれなりの気温だから良いが、列車の内扉は換気のため全て開放されている。秋口から寒くなってきたらどうするのかなあ。



ということで、何とか琴似駅にたどり着いた。さすがに23時過ぎとあって、札幌付近も列車の混雑は皆無であった。それにしても酒を飲んだ後、旭川から琴似まで普通列車だけで帰るのは疲れる…。この後は、今日3回目のタクシーに乗り、帰宅。私も体がヤワになったものだ。

今日一日、列車乗車時間約7時間4分(最後の列車が少し遅延したので「約」なのである)、交通費(JR)は5120円の旅であった。普通に乗ると9000円弱になるので、儲かったという事にしておこう。ちなみに歩数は14,701と大したことはない。
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旅先で寿司屋に入るとは度胸がある

2020-07-25 19:00:38 | 飲み歩き・北海道内
旭川に来たら、2軒目は大体にしてバーに行くことが多いのだが、突然、目に入った寿司屋さん「K」に入ってみたくなった。多分、小ぢんまりとした店構えが気にいったのだろう。ちょっと怖いもの知らずだが、多少酔っぱらった勢いで突入だ。

テーブル席に先客が2名。カウンター端の方の席に座ることにして、最初は様子見のビールで行こう。通しには鴨スモークのサラダが出てきた。



あまり大量に食べられないと思うので、刺身の盛り合わせをお願いしてみるか。適当におまかせすると、こんなのが出てきた。



マグロ、タコ、ホタテ、甘エビ、イカ+ウニの6種類盛りだ。これは日本酒だよなと思ってメニューを見せて貰ったら、幸いなことに麒麟山がお手頃価格だ。それを注文して、刺身を食べよう。

旭川は内陸部だからといってバカにすることなかれ。最近では流通が良くなっているのと、北海道の四方の海から魚が届くので、なかなか良いものが入るらしい。さすがに漁港の街と違って、新鮮さに驚くほどではないが、十分に美味いものが食べられるのである。特にマグロは力を入れているのではなかろうか。きめ細かい脂がのりつつ、かなりしっかりした歯ごたえもあるマグロだ。

徐々にお客さんが来始めたが、それほど常連感はない。会社関係らしい3人組と持ち帰りの家族連れが1組、カウンターに座った2組は常連かな。程よい感じで店が活気を帯びてきた。

刺身をやっつけた私は、酒の燗をつけてもらい(ちょっとつけ過ぎだったが…)、刺身に出なかった辺りを握ってもらうことにした。まずはしめ鯖。ちょっとご飯に対して鯖が大きすぎるような気もしたが、酒飲みにはこうして出しているのかな。


→今時、はかまがついた銚子なんて、なかなか見ないよね。



続いて、やはり好物の穴子。これは柔らかさよりも香りを重視した香ばしい感じの仕上がりだ。やっぱり回転寿司とは違う、久々に穴子らしい穴子を食べたように思う。



鮨は2個づつ出てきてしまったので(相談すれば1つづつ行けたのだろうか?)、そろそろ腹が一杯になり、とびっこで締める。安いが美味い、とびっこ万歳である。



勘定はそこそこになってしまったが、旅先(というほどでもないが)の寿司屋さんで上手いことやれて満足である。



さて、まだ明るいんだよな。



帰りの時間まで相当あるし(特急に乗らずに、普通列車のみで移動中)、とりあえず駅方面に行くか。
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旭川は焼鳥の街

2020-07-25 17:43:34 | 飲み歩き・北海道内
正確には、旭川は「新子焼」の街なのかもしれないが、まあ、焼鳥も必ずあるので良しとしよう。ふらり~とという飲み屋街に行き、お気に入りの店をのぞき込んだところ、空席が無いとのこと。うーむ、人の間を大きく取っているようなので、入れる人数が少なくなっているようだ。こればかりは仕方があるまい。「席が空いたらお電話しますが」という声もかかったが、飲む気満々の私は、すぐそばにあるやき鳥「Y」へ。

暑さに耐えかねて生ビールと通しのお新香でスタート。



あっさりした「かしわ」を注文。ここ、味といい、雰囲気といい文句ないのだが、焼物が4本セットというのがなあ。



あっさりしたタレの味、鳥は少しレアな仕上げのよう。朝食・昼食共に貧弱で、腹が減っていたので、バクバク食べる。続いて、日本酒を冷や(常温)でもらい、旭川らしい「とりもつ」を注文。



これはレバ、ハツ、良く分からない部位が混ざってさしてあり、食べ応えがなかなかある。

というところで第一弾は終了。もう1種類頼むと、12本食べることになるから、先が続かないよね。



誰かと一緒に行けば良いのかもしれないが、それはそれで面倒なので、そうしないのである。
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急ぐと暑いくらい

2020-07-25 16:56:41 | 美術・アート
岩見沢から旭川駅に到着。やっと夏らしい天候になってきた。



西武デパートの前にあった多田美波「座標」の辺りは、すべて工事現場になっていて、どうもこうも全く何もない。



時間があまり無いので早足で目的地に向かうと、汗ばんできた。何とか16時ちょうど位に旭川美術館到着。



■旭川美術館「京都国立近代美術館所蔵品展 京の美術-洋画、日本画、工芸」。
里見勝蔵「渓谷の春」:いつものことながら、あまりにヴラマンク調で笑いそうになる。
須田国太郎「修理師」:工作室らしきところで木工具をもつ、ゴツイおやっさん。

洋画はこのほか浅井忠、鹿子木孟郎、向井潤吉、津田青楓、梅原龍三郎、安井曽太郎辺りが有名どころか。

都路華香「良夜」:川を渡る橋が、さざなみにつられるかのように波打って描かれている。川面の白さが月の光を上手く表現している。
伊藤草白「島」:ピンクの山肌と綿毛のような樹木で、ふんわりした風景画。
竹内栖鳳「秋興」:鴨のふわふわ感がスゴイ。

上村松園「舞支度」:踊りと鼓を担当している人はキリッと、奥に控えている娘は少し気が緩んでいるのか「ウフフ」な感じで微笑んでいる。
甲斐庄楠音「幻覚」:2年前に北海道立近代美術館で見ているようだ。幻覚を見ながら踊る手と足の表現も凄いが、炎のようにも見える赤い衣が強烈だ。ある種「炎舞」を思わせるようなところもある。
不染鉄「廃船」:これは2年前に松涛美術館で見ている。周りの建物に比べて、はるかに大きな船。このまま打ち捨てられるのだろうか。

広田多津「想」:上から見下ろす女性の誇り高き裸体。

日本画はこの他に小野竹喬、土田麦僊、村上華岳、富岡鉄斎、菊池契月、堂本印象、福田平八郎、徳岡神泉あたりが有名どころであろうか。工芸は北大路魯山人、河井寛次郎、富本憲吉が各1点ずつ出品されている。

一応、一回りしてから気になる作品を再度見るくらいの時間はあったが、もう少しゆったりした気持ちで見るべきだったか。なお、観覧者は5~6人というところで、距離を取りつつ、ゆったり見ることができた。



■旭川美術館「旭川ゆかりのアーティスト」。
神田一明「窓のある室内」:写真撮影が可能だったので、パッと目についたものを数点お見せしたい。



末武英一「Blue Silhouette 89-0592」(左)、「残像-道」(右)。



山谷圭司「一本足の直方体」:可愛げがある。



さて、そろそろ夜の街に行きますか。
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北に行くほどいい天気

2020-07-25 14:42:15 | 美術・アート
苫小牧から北に向けて移動。朝食がおにぎり1個だったため、早くも腹が減って来て、サンドイッチを食べる。



朝、昼共に貧弱な食事なので、夜は少し豪勢にしようではないか。しばらくして、白石で乗り換え。天気が良くなってきたが、風が涼しい。



白石から岩見沢に到着。ここで40分くらい時間があるので、一旦、途中下車だ。岩見沢駅前で気になっていた彫刻、朝倉響子「友だち」はこんな状態になってしまっていた。これでは「友だち(跡)」ではあるまいか。修理する気が無いのか、作家がお亡くなりになっているためなすすべがないのか…。



■北海道教育大学岩見沢校BOX[i-BOX]「因幡玲菜個展 冬凛ふうりん」。BCS(Back Country Ski)という、いわゆるゲレンデコースでないところを滑るスキーに関する写真・映像の展覧会。イメージとしては「勝手に滑って遭難」というのがすぐ浮かんでしまうが、当然のことながら準備とさまざまな安全対策(ビーコンも持っている)の上で行われるものなのだそうだ。



■岩見沢駅「いわみざわ駅。写真展 線路はつづくよ・・・」。「いわみざわ駅。」というグループによる、JR北海道、岩見沢駅応援の写真展。



時間が来たので、岩見沢駅から、北に向かう。



さすがにこの辺になると、乗っている人もごくわずかである。



素晴らしい天気になってきたな。こういう天気を想定していたのだ。


(列車の窓ごしに撮影)
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南に行くほど寒い

2020-07-25 11:12:52 | 美術・アート
4連休の3日目。ちょっとだけでもどこかに行きたい。ということで、久々に札幌を離れることにした。

朝6時に起きて、さえない天気の中、7:11のバスに乗る。



空でやって来たバスに、私と共に2名が乗車。約10分で、久々のJR琴似駅だ。



昨年はここからエアポートで新千歳空港に行くことが非常に多かったのだが、今日は苫小牧行きの普通列車に乗り込む。琴似から上野幌附近まではそれなりに人が乗っていて、ある程度の乗車率である。

うっかりロングシート車両に乗っていたのだが、空いてきたところで、クロスシート車両に移動する。大したところに行かなくても、やはりクロスシートの方が旅情があるではないか。また、朝食に買っておいたおにぎりを食べたいというのもあった(ロングシートではさすがに食べにくい)。



ということで、9時過ぎに苫小牧到着。しかし、予想外だったことに、小雨が降っているのだ。



後で雨雲レーダーを見ると、苫小牧周辺だけ雨が降っているようだった。おまけにおそらく気温は20度に達しておらず、少々涼しい。傘を持ってこなかったので、濡れていくのは危険だと判断し、タクシーに乗る(ああ、私も根性が無くなったものよ)。目的地はここだ。



■苫小牧市美術博物館「生誕100年 ロボットと芸術~越境するヒューマノイド」。開館の9時半には少し早かったかもしれないが、速やかに入場させていただいた。私が帰る頃に1家族が来ていたが、それまでには他の観覧者はおらず、実に気分のいい状況である。

さて、この展覧会だが、カレル・チャペック「R.U.R」(ロボットという言葉が初めて使われた戯曲)が1920年に出版されたので、それから数えてロボット「生誕100年」という事らしい。ロボットの誕生から自動機械の発展、美術におけるロボット(メカ)、キャラクターとしてのロボット、ロボティクスの現在というテーマで展示がされていた。

室蘭工業大学「LEGO EV3 自動消毒液噴射ロボット」:普通の消毒液ボトルもあったのだが、センサーが手を検知して自動で噴霧するロボット(人型ではない装置)が入り口に設置されていた。
相澤次郎「ガイドロボット「一郎」君」:1959年製作の身長2mはありそうなロボット(多分、動く機能は無し)。少し塗装が落ちつつも、真っ赤な体は立派である。
伊藤隆介「Realistic Vertuality(M is for Marthing)」:歩くロボットと歩く女性(写真をパラパラマンガ状に写したもの)を重ね合わせたメカ&映像作品。となりで展示されている「メトロポリス」のロボットに近い形をしている。

津田光太郎「PLEASE GO FORWARD」:工事現場のようなところの通路をロボットやアンドロイド、人が歩いている。工事現場の中には破棄された機械が沢山あり、もしかして歩いている者たちは処刑場へと向かっているのかもしれない。
矢部友衛「裸婦」:油彩作品だが、確かにキュビスムとロボット的なものは近しい感じがする。
カンディンスキー「オレンジ」:確かにカンディンスキーの作品は音楽的なものと同時に、規則正しいメカニックな雰囲気がある。

中村宏「似而非機械」:ぬめるようなセーラー服を着た少女。顔の部分は奇怪な彫刻のようになっている。ロボットを意識を持った道具と考えると、フェティッシュな要素というのはかなりあるのではないかと気づかせる作品。
杉本博司「英王室/The Royal Family≪蝋人形≫より」:蝋人形≒ロボットであるが、さらに「王室」という長年続く象徴性がロボット感を出しているように思える。
西尾康之「Traces of legs」:観覧者が通りかかるとセンサーが検知して、ブーツを履いた女性のものらしき足が動き出すもの。横には沢山のブーツがあり、これまたフェティッシュな要素が強く感じられる。

「1970年代玩具」:変身サイボーグ、ミクロマンが並べられており、しばし見入る。
大森記詩「Training Day-Patchwork Super Robot-」:プラモデルのパーツを合わせて、キングジョー(ウルトラセブンに登場)の形を作ったもの。ぜひウインダム、ユートム、アイアンロックス、恐竜戦車、にせウルトラセブンも作って欲しい。
北海道大学情報科学研究院HCI研究室「2体のロボットによる共同注意」:ロボットが「僕はネコが好き」「僕は嫌い」と語り合っている所に人間が通りかかると、一瞬、ロボットは人間を認識するものの、何も言わない人間を無視して、やがてロボット同士の対話に戻ってしまうというシニカルな映像作品。

なかなか興味深い展覧会であった。

■苫小牧市美術博物館「中庭展示 Vol.14 艾沢詳子 Weathering-風化-」。今日は雨が降っていたので、濡れそぼつパーツが少し寂しい感じ。しかしこれも「風化」のプロセスの一つであろうか。



実はもう一点、室内の暗くした部屋に「Pray-祈りー」という作品があり、こちらの方が印象的であった(写真は無しね)。

時間があったので、近くのサンドーム(熱帯植物館のようなものかと思っていたら、意外と涼しい)に行ってみたりするが、ついに諦めてタクシーを呼ぶ。


→北海道人が見て喜ぶという竹林(本当か?)。

苫小牧駅に戻り、北方向へ移動する。
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