散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

斎藤清展

2021-09-04 17:00:38 | 美術・アート
そして目的第2弾。

■小樽芸術村「斎藤清版画展」。他の観覧者は2名くらいだったかな。
「ニューヨーク(C)」:奥に黒白のビル群があるのは分かるが、手前の赤い植物のようなものは何なのだろう。
「奈良(C)」:昭和30~40年代の奈良、京都、鎌倉の風景があったが、どんな感じだったのだろう。斎藤曰く「アメリカ人に京都・奈良の良さを教えられた。竜安寺石庭の究極の単純化を見てショックを受け、スケッチさえできなかった」という趣旨のことが書いてあった。
「会津の冬(71)若松」:この「会津の冬」シリーズはほとんどが白黒で、雪深い風景を描いている。斎藤が会津に帰って初めての冬に描いたが、雪の厳しさが分かってくるとだんだん描けなくなったそうだ。

「会津の冬(87)野沢」:これは一時停止の赤色が効いている。
「会津の冬(80)柳津」:日本の風景はいいなあと思わせるが、きっと住んだら大変だよ、とも思う。



市立小樽美術館、文学館は休館中。このシャッターが閉まっているのは初めて見るかも。



この後、駅前の紀伊国屋さんに立ち寄り、文庫本を3冊購入(これが第3の目的。本屋さんがあるってありがたい)。JR駅に併設されているショッピングコーナーでプルーンを購入。

そしてバスに乗って、札幌に戻るのであった。



お土産は余市で購入したスパークリングワインとシードル。これが重すぎて、だんだん気力がなくなっていった。



プルーンは翌朝食べた。以前、プルーン栽培をやっていた人から直接頂いたものが素晴らしかったのだが、市場を経由してしまうと、まあまあこんなものかね。いや、美味しいとは思うのだが、感激はしない。

 

この小旅行っぽいのを支えにして、来週も耐えることにするか。
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小樽に移動

2021-09-04 14:35:13 | 美術・アート
余市駅に併設されている物産館を見ようと思ったら(一応見た)、小樽行の列車の時間が近い。余市で買い物をして荷物が重くなったので、少し早め早めに移動したくなってしまった。改札を通り、待っていると2両編成の列車がやってくる。

一時、小樽~倶知安間は席に座れないほど混雑するときがあったが、やっぱり今はそんなことないよね。たまたま空いていた4人掛けの席に座る(後で、斜め向かいに一人座った)。列車はかなり新しいもののようで、座席も綺麗だ。



私はバスでは本が読めない(乗り物酔い)ので、やっとここで持ってきた本を少し読んで、ほどなく小樽に到着。



小樽駅前からまっすぐ海に向かう道を下る。へー、この通り、セピア通りっていうんだ。



小樽に立ち寄ろうと思った理由の一つは、小樽鉄路写真展をやっているからである。



見ている人はさほど多くないが、趣向を凝らした展示がされている。立体感のある祭りの風景。



こんな風に、4つのレイヤーからできているのだ。



空港と飛行機の写真。かなりの人が「旅に出たい」という気持ちを持て余しているのではなかろうか。



小樽の喫茶店3景。ちょっと、喫茶店で休憩したくもあるね。



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食後の余市散歩

2021-09-04 13:50:00 | 旅日記
昼食を終えて、再び道道228号へ。



少し歩くと、左手に中央公園、右手に睦公園というのが見えてきた。睦公園には彫刻がある。



作品名、作者名は無く、「贈 小沢清太郎」の銘板があった。同じ公園内に石灯篭もある。



そして奥には余市町中央公民館があった。



公民館前の「余市町民憲章」。



公民館は何もイベントの類はやっていないようだったが、一応入館が可能であった。中に入ると、絵画作品が展示されている。

酒井嘉也「(タイトルなし)」:倶知安出身の人で、旧余市協会病院、余市酒造、旧登川、月見橋、余市消防署の火の見櫓などが描かれている。



村上豊「波」。



株式会社川島織物「余市の清流」:余市川とニッカ工場の建物が織られている。



小泉哲「漁火「シリパ岬」」:多分、余市の海を表現した、いい作品なんじゃないかな。



次の作品は立ち入り禁止エリアにあったので、詳細不明。遠目には印象派の風景画のように見える。



何だか、せっかくの余市らしい絵画、もったいない気がするね。ロビーにはソーラン武士というキャラクターが。



外に出て、余市川方面に進むが、橋を渡るのは面倒だ。この先に、地味に楽しい余市水産博物館があるのだが、休館中だしな。



南に折れると、余市川につながっていると思われる、水門のような施設があった。



使われていなそうな体育館を通り過ぎる。ちなみに天候は日向に出るとそこそこ暑く、日陰に入ると涼しいという感じ。ちょうど昼過ぎであり、日陰がないので、結構汗をかく。



そして、余市宇宙記念館へ。こちらは記念館の裏側だが、本日は閉館中。ドライブでやって来た家族が若干困惑しているように見える。



記念館の前のスペースシャトル。もう、これをよく知らない子供たちもいるんだろうなあ。



そしてはやぶさ2の模型。世の中はすっかり盛り上がったが、スぺオペ好きとしては、どんどん夢が小さくなっていく感あり。



スペースシャトルに持ち込まれた、エゾヤマザクラの種から生えた「宇宙桜」。うーん。



裏側から見るニッカ工場。もちろん閉鎖中。



余市の駅前に戻る。「一時間貴族」いいキャッチコピーだな。

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贅沢な昼食(22)

2021-09-04 12:55:21 | 飲み歩き・北海道内
さて、飲み屋街から道道228号線の方に戻り、寿司の「M」へ。近くにある駐車場には車が無いようだし、大丈夫かな…。店内はカウンター席とテーブル席3つ、座敷席が結構あり、新しくきれいな店だ。先客1組がいたが、ちょっと離れたテーブル席へ。私は一人なのだが、いきなりカウンター席は気づまりな気がしたのだ。

メニューを見ると、かなり考えどころである。ここはランチがお得で、それが土日はやっていないというのは想定範囲内である。しかし、私が頼んだ生ちらしで言うと、並1000円、上2500円、特上3500円なのである。ここで「並」を注文するというのは、通常の場合であればきわめて常識的な選択である。しかし、わざわざ遠出をしてきたことと、「上」との値段差を考えるとかなり安い材料しか入っていないのではないか、という考えも頭に浮かぶ。

しかし「上」2500円というのも税込みとはいえ、注文するには勇気がいる(特上は今のところ論外)。わずか1分程度、以上のような考察が頭を駆け巡った結果、「月曜から金曜まで、私は1円も使っておらんのだ」ということから、生ちらし上を注文することになった。

今調べてみると、実はこの店、昨年末に一度閉店になっているらしい。その後、経営が変わったのかどうか分からないが、ネット上の過去の情報と今の(少なくとも)価格帯はかなり違っているということは書いておこう。それから、営業時間短縮の影響かもしれないが、メニュー数も以前よりは絞り込まれているように思う。

さて、前振りが長くなった。食べるものはさておき、こっちだよ、こっち。



ということで、早速、千歳鶴からくち生酒を注文。メニューには1合と書いてあったが、300mlの瓶が来てしまった。それから少しして「お通しです」とイカ塩辛がやって来た。やっぱり通しが付くのか…、と思ったが、酒の値段が見たことが無い程安く、通しの値段込みで、この手の冷酒の一般的な価格帯くらいなのであった。



塩辛で冷酒をやっていると、問題の生ちらし上がやって来たよ。





載っているのは手前からとびっこ、ホタテ、甘えび、カニ、うに、サーモン、ホッキ、イカ、白身(何だろう、カレイか?)、マグロである。早速、食べていくと、ホタテはなかなか身が厚く美味い。マグロも見た感じがパッとしなかったが、舌触りが良い。白身はかなり大振りだったので、どんなものよと思って食べてみたら、上品な脂がのっていて、いい白身だった。

サーモンも脂っぽいだけではなく魚の味がするし、ホッキもちょうど良い歯ごたえを感じさせるように、良い具合にボイルされているようだった。ウニはご飯の上でとろけ始めているように、保存料を効かせていないのだと思う。これもちょっとだけ食べられると実に嬉しい。

基本的に美味い生ちらしだったのだが、値段と見合うかどうかというと、ちょっと考えるね。世の皆さんにもネット上の過去の情報とは違いますよということをお伝えしたく、いろいろ書いてみたのだが、そういえば私、ブログの記事で店名を出さないんだった。あはは、無意味か。



とりあえず、魚貝類で一杯やれたので、満足だ。それから、後から来た客が生ちらし並を頼んでいたのだが、中身は良く見て取れなかった。最後、手洗いに立つときにそっと覗いてみたのだが、そんなにジロジロ見るわけにはいかないよね。
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秋のちょっと旅気分

2021-09-04 12:20:10 | 旅日記
6日ぶりに外に出た。月~金はテレワークで、外に出る機会が無かったのだ。今週は特に残業が多く、終わってみると暗くなっているので、散歩にも行きにくい。ということで、土曜の朝からちょっと出かけることにした。セイコーマートでジャスミンティを買って、高速バスへ。乗車人数は10人以下なので、そんなに混雑した感じはしない。

そして、やって来たのはこちらである。十字街から駅方向を見る。



振り返ると…。



そう、余市に来たのである。余市と言えばニッカ余市工場。しかし、現在そこは全面見学停止中なのである。「見学はできなくとも、いい原酒を作ってくれればそれでいい」と思いつつ(でも、本当は中で試飲をしたい…)、昼食前の散策をする。

まずは十字街を起点に北方向へ。



何となく、商店の看板を撮影しながら進む。



掃除中の小坊主。台座にサインっぽいものがあるようにも見えたが、読めない。



途中から左手に折れて、いわゆる飲み屋街へ。



地方都市の昼間の飲み屋街は実に悲しい感じがするものだが、さらに輪をかけて、休業の店が多い。余市は全面酒類提供禁止ではないのだが(そのためにわざわざ来たのだ)、やはり短縮営業ではやってられないということか。

そんな中、コーヒー専門店が営業中(行けば良かった)。



夢の跡…、という感じ。



パラパラと昼食を出している店はある。但し、店頭に車が多く止まっていると、いきなり入るのは勇気がいるね。



休業率は8割くらいかなあ。



「9月12日まで休業」という紙が貼ってあると、営業しているということが分かるのだが、完全に閉業してしまっている所も多そうだ(右側の店が閉店しているか確認した訳ではないので、誤解の無いようお願いします)。





スープカレー店は営業中。





ああ、この焼鳥店、ずいぶん昔に行ったことがある。



人の少ない飲み屋街を概ね歩き終え、そろそろ昼食としますか。

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