ホッとする味

最近、わざわざラーメンを食べに行くことって無くなったよな。昔はそれなりにラーメンを食べていて、有名店にわざわざ行って並んだこともあるのだが、寄る年波のせいか段々食べに行かなくなり、一方でラーメンの方も複雑化が進み、私にはついていけなくなってしまった。

そんな中、今日はラーメンの店「Ｈ」へ。先客がそこそこいたが、席は背中合わせのカウンターのため、さほど人が気にならない（端に座れたのもある）。普段の私は醤油ラーメンを食べることが最も多いが、今日はメニュートップの味噌ラーメンにしよう。タイミングが良かったせいか、さほど待たずに味噌ラーメンが運ばれてきた。


→照明のせいで左下側が影になってしまった。

そこそこ脂がある、ひき肉入りスープとオーソドックスな札幌ラーメンの麺である。上にはチャーシュー、メンマ、炒めもやしとネギ、小さな葉っぱはカイワレではなくて、豆苗らしい。早速食べてみると、程よい味噌の風味で脂が浮いている割にはあっさりした感じがする。

炒め野菜の感じもちょうど良く、うわさに聞いていたゆり根がどこにあるのかと思ったが、食べてみるとちゃんと主張がある。ゆり根を入れたラーメンというのも珍しいと思うが、臭みの無いニンニクというか、ほっこりと甘みがあってよろしい。

スープを飲むと昔ながらの札幌ラーメンから少し洗練度を増した感じかな。生姜がある程度のみじん切りで入っており、これが食べやすさを出しているのかもしれない。濃厚すぎないスープのため、かなりの量を飲んでしまった。

他の客の注文を聞くと、ラーメンに加えて味付け煮卵、炙りチャーシュー丼（小）を頼む人が多いというか、ほとんどの人がサイドメニューを追加している模様。私はすっかり少食になっているので、追加注文は控えておいたのだが、確かに180円の炙りチャーシュー丼（小）は追加してみたくなるよね。

お店の人も感じよく、変なマニアックな雰囲気もなく（←最近たまにある）、良い店であった。他に醤油、塩、辛味噌とあるので、違う味のものを食べてみたいと思わせるね。



スタンプカードがあり、５杯食べると１杯無料サービスなのだそうだ。食べ続けると実質２割引きになるが、大丈夫なのだろうか。