本日はHOKUBU→大丸→マリヤ→大通→富士フイルム→三越→スカイホール→さいとうの8か所。うーむ、少ないな。
病院に行き、薬局に行き、終わると10時。コートを着ずに少し厚めのシャツとジャケットで出てきたのだが、暑くなりそうな予感がする。
■HOKUBU記念絵画館「何を描くかは線次第」。まずは地下鉄で学園前に移動。
ホン・ユチェ「感情」:在日朝鮮学生美術展の金賞受賞作品。近づいてみると地図のような、何かの回路のような細かい描きこみがされた作品。私好みである。
ホン・ユチェ「煩悩」:これも金賞。女の子のような、フルーツ、または溶けつつあるアイスクリームのような印象を受ける。煩悩は良くないことだと言われがちだが、それが人間成長の原動力ではないかという作品。
パク・チュヨン「食ったり食われたり」:様々なサイズの魚介がひたすら描きこまれた作品。さらに海上にはボート(釣り船っぽくないが)、そのおこぼれを貰う鳥まで描かれている。
ユン・ヒョンジン「夜明け遭遇録」:特別金賞受賞作。フクロウの姿を描いたと思いきや、さらにその後ろにある黒いものは…(怪物の大口か)。
朴一南「青き丘」:離れてみると分からないが、近くに寄ってみると動物のような形、人のような形も見える。オートマティズムなのか、それともある程度意識的に形を描いているのか。
南桂子「さかな」:何の変哲もないように見えるが、遠くから見ても南桂子の作品だって分かるんだよね。
ベン・シャーン「スーパーマーケット」:バンクシーにもスーパーマーケットをテーマにした作品があったと思うが、つい取り上げたくなるような、欧米の生活に密着したポイントということなのだろうな。
樋勝朋巳「バスに乗っていくから」:バスに乗ると言いながら、人々は円錐形の底面に孤立している。不思議なイメージ。
オコイマツ「試し書きメモ(本物)と実寸大模写-収集地札幌」:文房具店のペン売り場にある試し書きのメモを収集して作品に転嫁している画家。話には聞いたことがあるが、実作を見るのは初めてかな。折角なので、札幌で収集されたものを撮影してみたが、国内だとどの地でも大きな違いは無いように見受けられる。
オコイマツ「視聴だけで3度変わる(2度目)-収集地ロンドン」:そのままでも何となく作品っぽいのがこれ。
線描作品が主だと思われたので、どうかなと思いつつ来たのだが、なかなか面白かった。見終わってありがたくコーヒー休憩をさせてもらった。
■マリヤギャラリー「渡辺隆雄(ワタキン)展」。水彩画のほかに、彼がデザインしたと思われるレコードジャケット、収集した陶器(販売されていた)が展示されていた。高度成長時代に活躍したそうなので、今とはかなり違う時代背景がありそうだ。
■スカイホール「銅版画ふたり展」。坂みち代、佐藤麗子の2名が出品する版画展。なかなか見てて快い。