散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

締めは季節と関係なく

2024-04-27 20:41:53 | 食べ歩き
久しぶりに狸小路を歩いて、西11丁目から帰ることにしよう。狸小路は何しろ人出が多いようだ。

昔からある店だと思うが、15時から角打ちスタイルで営業しているクラフトビール・サイダー・シードル専門店。しかし、サイダーとシードルは同じものだと思うのだが…。まあ、英語読みでサイダーというとノンアルコール飲料と思われるかもしれないからかな?



そして気になっていたのがひょうたん横丁。3月末でこの小路の店は全店閉店になったのだが、今日通ってみると建物すべてが取り壊した後であった。まあ、当然そうなるのだけれども…。



西11丁目付近にきて、軽く締めて帰ることにするか。ということで、ファストフードの「S」に行き、牛丼ミニ+サラダセット(味噌汁付き)を注文。ちょっと記憶があやふやなせいか、注文してから驚くほど早く品が出てきた。



こういう時の味噌汁が美味いんだよね。



ということで、帰ることにしようか。

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さらに春の気配

2024-04-27 19:56:39 | 飲み歩き・すすきの周辺
北24条からすすきのに移動。混雑を恐れていたが、バー「N」は先客1名でまだ落ち着いていた。

1杯目はすっきりさっぱりのアクアビットモスコミュールでスタート。



2杯目は大体この季節に1回だけ飲む桜マティーニ。



ほんのりピンク色で、桜の花を沈めた可愛らしいカクテルだがかなり強い。最近強いカクテルを飲んでいないので、酔いが回ってきた。後から仕事あがりのグループ客も来たところで、勘定をしてもらうか。
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春の気配

2024-04-27 18:48:11 | 飲み歩き・札幌市内
ギャラリー巡りを終えて、北24条へ移動。ちょっと時間があるので、飲み屋街を歩いてみる。

「武蔵会館」発見。



「福住会館」発見。両会館共に同じ会社が管理しているようだ。



そして、いつもの焼鳥店「T3」へ。開店直後に入ったが、相も変わらず常連の先客が1名。飲み物は生ビールでスタート。

今日の通しはローストビーフ、ポテサラのハム巻き、おひたし、竹の子のひめ皮マヨネーズ和えと素敵な品揃えだ。



ビールを飲み干して、焼酎水割りにチェンジ。私がボトルを入れている店はここだけなのである。そして、今日のメニューから千葉産の若竹煮を注文。ワカメも入っており、香りの良い仕上がりだ。



ボトル切れになったので、今回は珍しくいいちこ25度を入れてみた。



そして焼鳥6本。いつもの通り豚・鶏・ハツ・砂肝・レバ・つくねという布陣だが、レバは白レバーなのだそうで、確かにちょっと味わいと柔らかさが違うかもしれない。



今日は皆さんテレビの野球に夢中で気もそぞろの人が多いようなので、この辺で勘定をしてもらうことにしようか(マスターも注文をなかなか聞いてくれない)。



昼間は暑かったとはいえ、夕方を過ぎると涼しいのが札幌である。

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20240427ギャラリー巡り(2)

2024-04-27 14:35:36 | 美術・アート
昼食を取ってから芸術の森へ移動。

■札幌市芸術の森美術館「遠藤彰子展 生生流転」。とにかく必見!
「部屋」:一時期、広い空間を描くことに抵抗を感じていて、このような作品を描いた作者だが…。



「私の街」:一気に世界が広がった、遠藤の「街シリーズ」を見て思った言葉は「重層性」である。螺旋階段のような通りが階層を構成し、列車はその隙間を走り、人々があらゆる階層にいる。そして、決して下の階層が貧しいエリアであるとか、汚らしいといった差別がない。



「葉っぱ猫」:何点か立体作品がある。これは樹脂に岩絵具で彩色したものらしい。



「たそがれ」:このバランス感、見事である。



「みつめる空」:500号を超える作品展示になってからは、もう驚きしかない。圧倒される思いである。



作品には二つの焦点があって、一つは左上にある明るい空。人々は空を見つめている。



もう一つは地の底にあるかのような夜空。しかし決して暗く希望のない空ではない。



一つの作品の中に対応する2つのものが描かれているのはそれぞれを際立たせるためであろうし、もう一つは物理的にこの面積を埋めるためには複数のパーツが必要になっているという理由なのかもしれない。

「炎樹」:作品の中に物語性があり、心の中で話が始まりだすような作品を私は時に好むが、まさにこれがそういう作品であるだろう。



「その時ゆくりなき雲」:描かれているものの中に原子力発電所と工場があるように見える。2015年の作品とあって、描かずにはおられなかったのかもしれない。



「朝日新聞連載小説 篠田節子「讃歌」より132話挿画」:トカゲの形がエッシャー作品を思わせる。



実に素晴らしい展覧会だった。作品に圧倒されること、私はミュシャ「スラブ叙事詩」を思い起こしたくらいである。ぜひちょっとでも興味を持った人は(いや、できれば興味がないという人もだが)、この展覧会を見に行って欲しいものだ。



この後、工芸展を眺め、池をぐるりと回って街中に戻る。





■ギャラリー創「中西敏貴写真展 Kamuy」。写真にはまだこういう可能性があったかと思わせられる、素敵な展覧会。私、なかなか気に入りました。
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今日はビール

2024-04-27 12:31:26 | 食べ歩き
今日は人出が多い。2軒ほど候補の店があったのだが、見るからに混雑していて入る気にならず、結局蕎麦の「AH」へ。こちらも危うく狭い所に座らせられそうになったが、座敷席が空いていたのでそちらに座ることになった。今日の気温から迷わずビールでスタート。



酒は控えて、もりそばにしてしまおう。



一旦、客足が落ち着いたところだったので、蕎麦の仕上がりも至極良かった。



この店の前には桜の木があるのだが、葉の緑が目立つようになってきたなあ。

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20240427ギャラリー巡り(1)

2024-04-27 11:10:27 | 美術・アート
本日は近美→資料館→芸森→創→大丸の5か所。

暑くなりそうな予兆の中、出発。



■北海道立近代美術館「琳派×アニメ展」。私は琳派の方にしかほぼ興味がない。
作者不詳「四季草花草虫図」:こういうにぎにぎしいのがいい。



鈴木基一「春秋草木図屏風」:江戸琳派の洗練された感じが好きなのかなあ。



酒井抱一「槇に秋草図屏風」:派手でもあり、落ち着いてもいるというね。



尾形光琳「富士三壺図屏風」:そしてこれが幻と思われていながら2015年にアメリカで発見された作品。所蔵は「個人蔵」となっていた。右隻は富士山におだやかな波。



左隻は岩礁の周りに荒ぶる波が描かれている。分かりやすい対比である。



神坂雪佳「秋草図団扇」:神坂は昭和まで生きた人だが、こういう落ち着いたデザインって、しみじみするよね。



伊藤若冲「鶏図押絵貼屏風」:今回の作品は主に細見美術館から来たものである。今回の展示はスーパークローン絵画となっており、本物を精密に写したものである。コピーと言ってバカにしてはいけなくて、作成には百万円単位でお金がかかったりする。今回じっくり眺めてみると、鶏の足元にいるひよこが可愛い。





豊和堂「火の鳥×旭日波濤鶺鴒」:後半は豊和堂という会社が制作したアニメと日本画を合体させた絹本着色作品。但し、火の鳥辺りはまあそうかなという気がするのだが、あまり相応しくないような登場人物もいる。



豊和堂「リボンの騎士×業平東下り」:まあこれもどうかなって感じだが「リボンの騎士」は子供のころ見た記憶があるので、良しとするか。



豊和堂「コリラックマ×狗児」:リラックマには子供がいるのか(そこじゃない)。



今回の展覧会はほぼすべての作品が撮影可能なのだが、唯一撮影できないのが豊和堂「初音ミク×燕子花」であった。これだけ材質が紙本金地着色であるためなのかもしれない。もともと尾形光琳の「燕子花図」は装飾的というか、パターンのプリント的なところがあって、それが良く見ているうちに何となく素敵に見えてくるという作品なのである。しかし、そこにキャラクターを配することによって、どうも平板なプリント感だけが目立つというか、燕子花の連なりによるリズム感を壊すというか、そういう感じがするのよね(私、頭がカタいから)。



ちなみに10時ちょっとすぎに展示室に入ったら「空いてるなあ~」と思ったが、そこからわずか30分ほどで展示ケースの前はほぼ人がならぶ状態になっていた。朝一は外して、その少しあとくらいが良いのかもしれない。

■北海道立近代美術館「越境者パスキン」。こっちも見ていこう。
ジュル・パスキン「荒野の騎手」:近美にあるパスキンの代表作は多分全部見ているから、こういう小品を見るのが楽しみ。



ジュル・パスキン「犬の愛嬌」:パスキン調であり、なおかつマンガチックなところもある。



モーリス・ユトリロ「シセイ・アン・モルヴァン」:合わせて同時代の画家(エコール・ド・パリ)の作品も展示されている。これなんかは色彩もしっかりして、割と好きなユトリロ作品である。



アンドレ・ドラン「マルティグ風景」:キスリングの風景画かと思うようなドランの作品。



■北海道立近代美術館「現代ガラスのオノマトペ」:ガラス作品にオノマトペを当ててみたという展示。
瀧川嘉子「つわものどものゆめのあと」:階段状のガラスにちびた鉛筆が並べられている。これに当てられたのは「とんとん」だそうだ。



小林貢「青のコンポジション」:私は「ギュイーン」かと思ったが(子供か)、「びよーん」だそうだ。



そして、新収蔵品である片岡球子「面構 一休さま」。



「この一点を見て欲しい。」では山口蓬春「向日葵」が取り上げられていた。



いや、全部の展示室を見るとかなり疲れたわ。

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