春夏秋冬 思いのままに

春夏秋冬東西南北右往左往の過去現在、そしておそらく未来も

アプローチシューズを長持ちさせる

2015年03月08日 | 話せば分かる
靴底は歩けば減ってしまうものだから仕方ないとして
踵の内側はどんなに上手く履いても擦り切れて
脱いだ時にみっともないのです

それでピックスエードを踵に縫いつけて使ってみたら
全く破れずに靴底の寿命を迎えようとしているのです

今度買ったのは前々回に履きつぶしたメレリーで
踵のホールドが良かったのです


出来上がった状態がこれ
ピッグスエードを15cm角に切り取って
一辺の中央に印を付けて1cmを折り返します
其処を踵の中央に合わせて仮付けをします
完全に乾いたら靴の縁に添ってスエードを折り返して行くのです
中央部分から左右折り返したら仮付けを外します
折り返した縁は微妙にうねっていて
これが靴の縁のでこぼこに合っているのです

この縁に添ってヒシメを打って行けば糸通しが楽になる訳です
針はまげて置きます
一通り縫ったら内側5mm程にのり付けして生乾きにして
次に霧吹きでスエードを濡らし
靴の内側に添いやすくして
靴底までの寸法を確認して余分を切り落とします
その状態でのり付をして皺の無いように張り付けるのです

スエードの厚みは0.6から1mm程を使っています