今週は、この2冊。
■上海ファクター/チャールズ・マッキャリー 2015.7.4
マッキャリーの『上海ファクター』を読みました。
「スパイ小説のベテランが現代諜報戦の裏側を描き出す話題作」とあったので期待して手にしたのですが、ぼくにとっては、ちょっとねえ~でした。
毒殺はあっても、一発の銃声すら聞こえない、そのくせ女には、直めったやたらに手を出しまくるスパイ小説です。
極めて地味。
それでも、文章は読みやすく、最後まで読んでしまいました。
『 上海ファクター/チャールズ・マッキャリー/府川由美恵訳/ハヤカワ文庫NV 』
■ジャイロスコープ/伊坂幸太郎 2015.7.4
伊坂 デビュー十五年目という節目なので、”文庫のおくりもの” 的なものを作ってもいいんじゃないかな、と思ったんですよね。
伊坂幸太郎さんの『ジャイロスコープ』を読みました。
面白いSF短編小説です。
独立した短編集ですが、人物や事件などそれぞれの作品との関連を思わせる部分も感じられます。
「最初にやったのは、そっちだろうが。年金生活の老人をいいように騙した。うちのじいちゃんもな、うすうす気づいてはいたんだよ。分かった上で、孤独な生活よりはマシだ、騙されるほうを選んだわけだ。泣けるだろう。」
『常にベストをつくせ。見る人は見ている。』
ぼくは、この歳になるまで、ずっとこんな気持ちでがんばってきたものの..........。
「あのね、どんなことも、思っているほどは悪くないんだってよ」
言われて、なぐさめられるだろうか。
『 ジャイロスコープ/伊坂幸太郎/新潮文庫 』
■上海ファクター/チャールズ・マッキャリー 2015.7.4
マッキャリーの『上海ファクター』を読みました。
「スパイ小説のベテランが現代諜報戦の裏側を描き出す話題作」とあったので期待して手にしたのですが、ぼくにとっては、ちょっとねえ~でした。
毒殺はあっても、一発の銃声すら聞こえない、そのくせ女には、直めったやたらに手を出しまくるスパイ小説です。
極めて地味。
それでも、文章は読みやすく、最後まで読んでしまいました。
『 上海ファクター/チャールズ・マッキャリー/府川由美恵訳/ハヤカワ文庫NV 』
■ジャイロスコープ/伊坂幸太郎 2015.7.4
伊坂 デビュー十五年目という節目なので、”文庫のおくりもの” 的なものを作ってもいいんじゃないかな、と思ったんですよね。
伊坂幸太郎さんの『ジャイロスコープ』を読みました。
面白いSF短編小説です。
独立した短編集ですが、人物や事件などそれぞれの作品との関連を思わせる部分も感じられます。
「最初にやったのは、そっちだろうが。年金生活の老人をいいように騙した。うちのじいちゃんもな、うすうす気づいてはいたんだよ。分かった上で、孤独な生活よりはマシだ、騙されるほうを選んだわけだ。泣けるだろう。」
『常にベストをつくせ。見る人は見ている。』
ぼくは、この歳になるまで、ずっとこんな気持ちでがんばってきたものの..........。
「あのね、どんなことも、思っているほどは悪くないんだってよ」
言われて、なぐさめられるだろうか。
『 ジャイロスコープ/伊坂幸太郎/新潮文庫 』