
神奈川県自然環境保全センターの林縁に白い花がいっぱい。

ニリンソウ(キンポウゲ科)
立ち上がって目線を上げると満開のニリンソウが広く群生している。
こんなに大きな群生は他でも見ないし、この場所としても昨年よりさらに広がっている。

少し前にはいっぱい咲いていたヤマネコノメソウたちをニリンソウの葉が覆っている。
ヤマネコノメソウは種子を溜めて・・・猫の目に見えるだろうか。

ジロボウエンゴサク(ケシ科)
ジロボウエンゴサクもニリンソウの葉の間から茎を伸ばして咲いている。
ジロボウエンゴサクはムラサキケマンよりスマートな感じがする。

そういえば数年前のジロボウエンゴサクはニリンソウの場所より少し奥にひっそり咲いていたものだ。

ヤマルリソウ(ムラサキ科)
そしてニリンソウ群生の外側にはヤマルリソウも増えていた。
ヤマルリソウも付近の斜面などで見られる花であったが、今年はニリンソウ群生の外側に増えていた。
草花の分布は年によって変わって行くことがあるのを感じさせられた。
見事な二輪草の園ですね。綺麗ですねぇ。
そうそう、植物たちが自由に生息域を競い合う環境では、
年々変化が見られますよね。ほんの僅か私が手を加えるお隣空き地でも
感じられます。
ここは今は二輪草の天下の観ですが、この先はまたわかりませんね。
二輪草一色かと思えば、そんなことはなく、他の植物たちも
しっかり息づいていることに感動を覚えました。
ご近所の畑の縁の二輪草は年々数を減らしていますが、
今年も何とか可憐な花を見ることができました。
お隣の空き地でも植物たちの勢力に変化が見られますか。
それぞれに頑張ったり弱まったりするのですね。
ニリンソウは花が終わってしばらくすると葉もなくなるので、他の植物たちが頑張りますが、
春になるとしっかりニリンソウが勢力を保持していることを知ります。
泉の森のニリンソウはそれほどの群生ではありませんが、
そのうち一面のニリンソウという時がくるのでしょうか。