横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

大晦日

2018-12-31 07:34:27 | 日記



平成三十年も年の暮れとなった。
今年は例年にもまして「災い」の多い歳であったが、
来年は「今年の漢字」が「幸」とか「満」とか「躍」とか「望」とか前向きなものになるよう祈る。



今年一年、このブログを訪ねて読んでいただいた方々、本当に有り難うございました。
良いお年をお迎えになられるよう願っております。



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花の名前が分かった

2018-12-30 07:13:18 | 日記



江の島には江島神社のほかに兒玉神社がある。
台湾総督や日露戦争時に満州軍総参謀長などを務めた児玉源太郎を祭神としている。

現在、神楽殿は老境羽化が進んだため修復工事中だそうだ

参道入り口の脇に白い花が咲いていた。






鳥居側から中津宮の参道方向を見る。

ずいぶん大きな葉っぱだ。ヤツデに少し似ているが何だろう。





家に帰ってからもしばらく花の名前が分からなかったが、
花期が12月ごろ、葉の特徴、花序の様子などから、やっとカミヤツデ(ウコギ科)にたどりついた。






ヤツデと違ってカミヤツデは花弁が4枚で雄しべも4本のようだ。






こちらの花序では柱頭が二裂した雌しべが目立つ。
ヤツデと同じように雄性先熟らしい。

花の名前が分かったので、いつか花の時期にゆっくり観察しに来よう。






木肌の様子も面白い。どの株でもこうなのだろうか。



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弁天様と歌舞伎

2018-12-29 07:16:32 | 日記



江島神社は辺津宮、中津宮および奥津宮の三社からなり、それぞれ下記の三姉妹が祭神だ。
田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
なお、表記は江島神社のホームページによる。






隣の奉安殿には八臂弁財天と妙音弁財天、二体の弁天像が安置されている。
妙音弁財天は裸弁天とも呼ばれ、琵琶を奏でている。






境内には銭洗白龍王がある。鎌倉にも銭洗弁財天があり有名だ。
竜神は弁財天の化身であるので同様の御利益で、この水でお金を洗うと金運向上するという。






辺津宮から少し歩くと中津宮の参道に出る。辺津宮より少し落ち着いた雰囲気だ。






弁財天は芸能の神として信仰されている。
参道には江戸歌舞伎の市村座や中村座が寄進した石灯籠がある。それぞれ安永六年(1777)、天明二年(1782)。






この手形は七代目尾上菊五郎と五代目尾上菊之助親子のものだ。
平成十一年に菊五郎親子が出演する「江の島大歌舞伎」が開催されて、
江の島ゆかりの「弁天娘女男白浪」(べんてんむすめめおのしらなみ、いわゆる白浪五人男)を演目とし、
知らざあ言って聞かせやしょう 浜の真砂と五右衛門が 歌に残した盗人の ~~
悪事はのぼる上の宮 岩本院で講中の 枕さがしも度重なり ~~
似ぬ声色で小ゆすりかたり 名さえ由縁の弁天小僧  菊之助たァおれがことだ
と菊之助が演じた弁天小僧が大いに観衆を湧かせたという。

それを記念して翌年に二人の手形が寄贈された。



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江ノ島の椿

2018-12-28 07:10:27 | 日記



江ノ島の頂上辺りにサムエルコッキング苑がある。
冬の間は展望灯台を中心にして「イルミネーション・湘南の宝石」が行われる。

行ったときは明るい時間だったけれどチェックのためだろうか暫く点灯されていた。






美しいイルミネーションを楽しめるように、いろいろと工夫されているようだ。

向こうの林はツバキなどの樹が植えられている。






そのあたりも控えめにイルミネーションの対象になっているようだが、そこは割愛する。

椿のいろんな品種があって咲く時期が違うので長い間ずっと次々と咲きそうだ。







太郎冠者という品種はこれまでもあちこちでよく見かけた。






香妃。ツバキはさまざまな品種が作り出されて、趣のある名前がつけられる。
私は鼻が利かないが、名前からすると香りのよい品種なのだろう。






純白の「限り」。不思議な名前だけれど千重(宝珠)咲きの花の姿がいい。






肥後椿の一種の「熊谷」の小ぶりだけれど真っ赤な花に惹かれる。






「菊冬至」は真っ赤な花弁に白い斑が入って面白い。
たしかにちょうどいま冬至の頃にも咲いている。
しかし名前は花の様子から「菊綴」(きくとじ。直垂などの着物の縫い目に着ける飾り)に由来するらしい。
そんな古いものに喩えられたことから考えると作出は江戸時代に遡るのかもしれない。

バラと並んで椿も品種がいっぱいあって、さらに増えていくので名前はとても覚えきれない。


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江ノ島にぎわい

2018-12-27 07:34:48 | 日記



片瀬東浜から江ノ島を見る。頂上に展望灯台「江ノ島シーキャンドル」が立っている。

中腹に緑の屋根が見える。






望遠にして見ると朱色の鳥居の向こうに楼門が見える。
上に向かって提灯が並んでいるのは参道なのだろう。






弁天橋を渡ると青銅の鳥居が見える。正面の額には「江ノ島大明神」と記されている。
仲見世通りは初詣を前に人がいっぱいだ。






両側のお店にはソフトクリーム、甘酒、お土産などを売っている。
「タコせんべい」には行列が出来ていた。






前に来たときには気づかなかった店が・・・いろんなメニューにキティ?






「はろうきてぃ茶寮」というカフェレストランだ。グッズショップもある。
京都二寧坂店に続いて2年前にオープンしたらしい。若い女性に大人気のようだ。






その向かい側には対照的に創業150年有の「岩本楼」本館がある。
岩本楼は鎌倉時代に遡る岩本坊、岩本院の宿坊を活かし明治期に開業した。






仲見世通りを抜けると朱の鳥居だ。
その向こうの楼門が東浜から見えていた瑞心門。くぐって上がっていくと辺津宮(下之宮)に至る。
江島神社には辺津宮、中津宮、奥津宮という三つのお宮があり、それぞれに三姉妹の神(宗像三女神)が祀られている。
田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)だ。
明治時代の廃仏毀釈までは神仏習合により金亀山与願寺という寺院であり、源頼朝の命で弁財天が勧請されたそうだ。

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