横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

今年初めてのゼフィルス

2017-05-31 06:26:27 | 日記



瀬谷市民の森の雑木林でコジャノメが木に止まっていた。






樹液が目的のようで、ほかに小さな虫たちも集まっていた。






林縁の方に行くとサトキマダラヒカゲがいた。
一度、草の上に止まったが・・・






すぐに木の方に移った。サトキマダラヒカゲも樹液が狙いだ。






クリの木まで来て目を皿にして探すと・・・いた。
今年初めてのアカシジミだ。






アカシジミはゼフィルスと呼ばれる樹上性シジミチョウの仲間。

今回はもう1頭飛んだのを見たが、撮れたのはこれだけ。
クリの葉の上でずーっと休んでいた。



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どんどん繁殖

2017-05-30 06:24:49 | 日記



ドクダミ(ドクダミ科)
家の周りや林の中でドクダミの花が広がっている。

白いのは花弁ではなく総苞で黄色く見えるところが花序だ。
一つ一つの花には花弁がなく3本の雄しべと柱頭が3裂した雌しべからなる。






総苞が花弁代わりに虫を呼ぶ仕組みのようだが、
実はドクダミは種子ではなくて地下茎で旺盛に繁殖していく。






ムラサキカタバミ(カタバミ科)
今年はムラサキカタバミをよく見かける。例年より多い気がするが・・・?

カタバミは漢字では 酢漿草、片喰、傍食 などと書くらしいが、どれもすぐには読めない。






ムラサキカタバミは帰化植物らしい。地下茎の一種、鱗茎で繁殖するという。
ドクダミもムラサキカタバミも今や花は何のため?という感じだ。

ちらっと写っている白い花、トキワツユクサも帰化植物で繁殖力が強い。

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虫とり・・・

2017-05-29 06:23:10 | 日記



泉の森からの帰りに遠回りをしたら、一面にピンクが広がっていた。







ムシトリナデシコ(ナデシコ科)だ。






ここは大和市民病院の近くにある大和市観光花農園で、
季節によりコスモスなども植えられるところだ。






ムシトリナデシコは5弁花で、それぞれの花弁の根元に2個ずつの鱗片が突起している。






茎や葉の様子。






花序の少し下では茎のまわりに粘着液が出ている。虫がくっつくのかな?
虫とり・・・ムシトリの名前の由来だ。
実はアリが花まで来るのを阻止しているらしい。





モンシロチョウは虫とりの名前など気にもせずやってきた。






傍を国道246号と側道が走っていて一日中にぎやかだが花は気にしていない。

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菖蒲の花

2017-05-28 06:16:09 | 日記



ハナショウブ(アヤメ科)
泉の森でハナショウブが咲き始めた。






ハナショウブはノハナショウブを基にして造られた園芸種で、
色の種類や絞りの有無など多彩な花が見られそうだ。






ショウブ(ショウブ科 旧サトイモ科)
ハナショウブは葉が似ているので菖蒲の名前で呼ばれているが、
端午の節句に使われるショウブとは異なる。






これがショウブの花。ハナショウブとは全く違う。






花茎は葉と似ているが葉の方は扁平で葉脈が目立つ。
花茎の途中から肉穂花序が伸び下の方から咲いていく。
花序の上に伸びているのは苞だ。
テンナンショウなど肉穂花序に仏炎苞という構造のものと少し似ている。
そのためか前はサトイモ科に分類されていた。

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やまやま だけれど

2017-05-27 06:43:39 | 日記



雑木林をヒラヒラと飛んできて木の幹に止まったのはサトキマダラヒカゲだ。
非常によく似た蝶でヤマキマダラヒカゲというのがいる。
ヤマキマダラヒカゲを見たいのはヤマヤマだけれど、里の方では見られない。






ヤマムグラ(アカネ科)
見栄えのする大きい花や色彩豊かな花を見たいのはヤマヤマだけれど、雑木林には少ない。
目を凝らしていると白い小さな葉が目に入った。






ヤマムグラの茎は長く延び、ところどころ4枚の葉が輪生する。葉腋から複数の花序が出る。
白い花はアカネ科らしい4弁花。径が3mmぐらいと小さく、うっかりすると見落としそうだ。






草むらの低いところにトンボが止まっていた。ヤマサナエだ。






ほかの場所でもヤマサナエが止まっていた。
どちらも人が近づいても飛びたとうとはしない。

逃げたいのはヤマヤマだけれど、生後間もなくて体力を蓄えているのかもしれない。




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