横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

向日葵の巧み

2016-07-31 05:20:46 | 日記



梅雨が明けて、太陽がまぶしい。






普通に撮って・・・20cmぐらいの大きなヒマワリの花だ。






追分市民の森のヒマワリ畑、手前はコスモスらしい。秋への備えだ。






ミツバチがやってくる。





ヒマワリの花は外側の舌状花と、その内側の筒状花からなっている。
筒状花は外側から咲き進んでいくので内側はまだ蕾だ。






雄性期の筒状花は雄しべの花粉が目立つ。






雌性期になると雄しべの筒の中から雌しべが伸びて2裂した柱頭が見える。






この無数の筒状花(蕾を含む)をよく見ると右回り左回りの螺旋状に並んでいる。

単純な同心円でなくフィボナビッチ数列に従った螺旋状に配列することで、
筒状花を真ん中から外側まで平均的に隙間なく最大限詰め込んでいいるという。

フィボナッチ数列というのは初めの二項が”1”で、 連続する二項の和が次の項になる数列。
すなわち、1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144・・・ という数列だ。
ヒマワリの場合は次のどれかの組み合わせになっているらしい。
①左回りに21列、右回りに34列、②左回りに34列、右回りに55列、③左回りに55列、右回りに89列
写真のヒマワリは、③左回りの螺旋が55列、右回りの螺旋が89列 になっているようだ。


フィボナッチ数列は植物など自然界でしばしば見られるという。

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市民の森で山姥

2016-07-30 05:56:58 | 日記



瀬谷市民の森で見つけた盆景のようなもの。






切り株の窪みにいろんな植物が住みついて小さな世界を作っている。
見えないけれどどこかに虫たちもいるかもしれない。






さて市民の森ではあちこちにヤマユリが大きな花を咲かせる。
しかしそろそろ盛りを過ぎたようで花の数は少なくなった。






代わって登場したのはウバユリだ。
これから8月にかけて増えてくると思われる。






色も形も控えめ、同じユリの仲間でも全く趣がちがう。
こちらは花粉が衣服に着く心配はあまりなさそうだ。




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最近よく見る

2016-07-29 06:14:25 | 日記



市民の森の近くにある老健施設。
左側に背の高いヒマワリ、右側にピンクの花が咲いていた。






アメリカフヨウ(アオイ科)
この花は最近よく見かけるアメリカフヨウだ。

フヨウはムクゲと同様に夏に花が咲く木だが、アメリカフヨウは宿根草だ。
背は高くならないが花は20cm以上もあって大きく見える。






反り返った雌しべなど花のつくりはフヨウなどと同じで、一日花であるところも同じだ。






こちらの白い花は道路を挟んだ花畑に咲いていた。






色は赤やピンクや白それに濃淡が入ったものなどいろんな品種があるようだ。

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カメムシの仲間

2016-07-28 05:52:07 | 日記



ケンポナシの葉の裏にカメムシがいた。
肩が角のように張って、立派なオオツノカメムシだ。






よく見るとたくさんの卵を守っている。
前にミズキの葉裏でエサキモンキツノカメムシが卵を守っているのを見た。






オオツノカメムシの幼虫はケンポナシの汁を吸って育つそうだ。






こちらは草むらにいたクサギカメムシ。
2頭が近づいたので交尾をするかと思ったのだが・・・






何事もないように背中の上を通り過ぎて行った。






草むらの傍の小さな流れにはアメンボがいた。
アメンボはセミなどと同様に大分類としてはカメムシの仲間だ。






よく見ると大きいアメンボの上に小さいのが乗って交尾していた。
オンブで交尾するのはカメムシというよりバッタの仲間に多い。
長い時間ずっと交尾体勢を続け他の雄を寄せ付けないのはカメムシの仲間らしい。



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虎の尾と仙翁

2016-07-27 06:02:25 | 日記



泉の森の湿地に白い穂状の花が咲いていた。





ヌマトラノオ(サクラソウ科)だ。
1か月ほど前にあちこちで咲いていたオカトラノオとちょっと違って、
高さ40cmぐらいと低く花穂の先は垂れないで直立している。





花弁が5枚で雄しべも5本のシンプルな花だ。






山野草園のほうでは出始めたキツネノカミソリのほかにも朱色の花があった。






フシグロセンノウ(ナデシコ科)だ。
前にここで見たことがあるか思い返してみると十年近く前のことだった。
柵の向こう側なので節黒の確認は難しかった。




コメント (2)
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