津久井湖から城山湖へ向かう道の途中に黄色い花がポツポツと落ちていた。
見上げるとジャケツイバラが枝を延ばしていた。
ほかの木に隠れて向こうにどれぐらい広がっているのかは見えなかった。
城山湖で花や鳥を観察してから草戸峠を経由して大地沢に向かった。
数年前、草戸峠付近にジャケツイバラがいっぱい咲いているのを見た記憶があり、
今回もと思って期待していたが見当たらなかった。
大地沢まで下りると青少年キャンプ場の炊事場の裏手でジャケツイバラが満開だった。
ジャケツイバラの黄色い花弁は5枚で1枚はやや小さく、赤い斑が入っている。
萼も5枚で、そのうち1枚は緑がかっているように見える。
雄しべ5本が雌しべを取り囲んでいる。この写真では花粉が飛んでしまったようだ。
ジャケツイバラの枝はつる状に延びて周りの木を覆い隠す。
ジャケツイバラは蛇結茨と書く。
茨のある木の枝が伸びて広がる様子を蛇が絡み合っているようだと見なしたものだ。
(以下は蛇の画像を参照して書いています。蛇が大丈夫な方のみクリックしてご覧下さい。
シマヘビ
大地沢に向かおうとして城山湖を出てすぐに蛇がとぐろを巻いているのに気づいた。
シマヘビのようだ。かなり大きく、なぜかあまり動かない。
撮っていると向こうから来た何組かのグループも気づいて足早にすり抜けていく。
蛇を飲み込もうとするシマヘビ
蛇がとぐろをまくのは防御状態だそうだが、何故こんなところで・・・?
実は、今まさに口を大きく開けて別の少し小さな蛇を飲み込んでいるところだった。
食事中にしっぽを踏まれたり突かれたりしたら大変ということか。
蛇が絡み合う瞬間は少し前にあったかも知れないが、シマヘビの勝利に終わったらしい。