瀬谷市民の森の入口の近く。畑の北側の大きな木を白い花が覆っているように見える。
イヌザクラだ。ウワミズザクラと同様に普通の桜とは違う花姿だ。
ブラシ状の花序には葉がついていない。
直径5~6mmぐらいの花で、白い花弁で花床が黄色く、たくさんの長い雄しべも目立つ。
花弁は早めに落ちるので花床の黄色が目立つことになる。
近所の高校の北側の林からはウワミズザクラの枝が延びて花を咲かせている。
2週間ほど前の上瀬谷でのウワミズザクラは盛りを過ぎているが、
ここは日当たりの関係か開花が遅かった。
ウワミズザクラはイヌザクラと違って花序の下に葉が何枚かついている。
それに花弁もあまり落ちないようだ。
ハナアブもやってきて、蜜を吸うのに忙しい。
アオスジアゲハもやって来た。
このウワミズザクラのすぐ近くにクスノキがあって、前にアオスジアゲハが飛び回っていた。
それは幼虫の食草の関係だが、成虫はちゃんと蜜をとらないと卵も産めないのだろう。