大和市のふれあいの森に「緑の見本園」があって、いろんな花が見られる。
今は春の花が終わって、ちょっと寂しい感じだ。
そんな中で、細い茎が立ちあがって先の方から細長いものを出しているのがあった。
カラスビシャクだ。サトイモ科で花の形が仏炎苞で、マムシグサやウラシマソウなどと似ている。
そんな形と小さくて役に立たないことから烏柄杓と名付けられたらしい。
根茎を乾燥させたものは半夏(ハンゲ)と呼ばれる生薬として用いられた。
そして半夏が顔を出す季節は「半夏生」と呼ばれ、夏至から11日目なので今年は7月2日だそうだ。
引地川を遡ると泉の森。しらかしの池の先の湿地には白い花が咲いていた。
ハンゲショウだ。
白い花というには微妙で、花序の近くの葉の一部が白くなっている。
白を目立たたせて虫を呼ぶのはドクダミの仲間としての特徴だ。
名前は半夏生の季節に咲くとか、部分的に白いので半化粧とか・・・半分白いので片白草と呼ばれることもある。