
畑の傍を歩いていると、ときどき目の前をビューンと飛んでいくのがいる。
蝶にしては直線的に飛びちょっと向こうの畦に降り立ったりする。
今回は果樹園の網の上の方に止まった。バッタだ。

望遠で撮ってみると、トノサマバッタらしい。
1mぐらいの高さではよく飛んでいるが、ここまで高いところまで来るとはなかなかのものだ。

声が聞こえるので探すと、向こうの木のてっぺんにモズが止まっていた。

モズは肉食でバッタなどを捕まえて食べたり、時には速贄(はやにえ)にしたりする。
網の上のトノサマバッタも見つかると危ないが、モズも今は狩りの気分ではないようだ。

モズの止まる木のさらに向こうのほうの上空に大きな鳥がいた。
チョウゲンボウだと思うが、ホバリングのように同じ場所にとどまっている。
何かを狙っていたのかも知れないが、急降下することなく暫くして飛び去った。
地上に住む生き物たちは上空から狙われて油断できない。
この元気いっぱいのトノサマバッタも油断大敵。
モズは小さな猛禽といわれますが大きさは小鳥。大型の猛禽に
狙われることはないのでしょうか??
こんな青い色のネットに止まって大丈夫かなと心配しました。
モズといえどもタカなどの大型猛禽類には狙われるでしょうね。
姿を察知したら目立つ梢から下りた方が良いかも知れません。