昨夜22時にあった、「ザベストハウス123 戦場の決定的瞬間スペシャル」は色々な意味で良かった。
最初の、アフガニスタンで米軍に飼われていた野良犬に起きた悲劇や、原爆の悲劇を伝えた少年の写真を撮ったエピソードまで、最後まで見逃せませんでした。
テロリストによって命を奪われそうになった三匹の野良犬が、米軍によって拾われ、恩人である彼らの命を救うために自爆テロを防いだ。
けれども、その中の一匹は死に、二匹は米国で暮らすことになるけれど、手違いで安楽死させられてしまった。
日本でも殺処分される多くの動物達が居ますが、それらは飼い主達によって持ち込まれたもの。
アメリカでも「引き取り手のない犬は安楽死」されるという事を知り、衝撃が走ったと同時に、戦地で命を救われ、恩人の家で華族として平穏な日々を送っていた野良犬・ターゲットの死が悲しかったですが、三匹の子犬が産まれ、そのうち一匹がターゲットの生まれ変わりのような同じ顔をしていること、ターゲットの存在が皆の生ある限り永遠にあると言う事に救いが持てました。
ロバート=キャパのねつ造写真疑惑で、本人はそれを否定肯定もせず、ノルマンディー上陸作戦でのリアルな写真を撮って戦場カメラマンとしての矜持を見せつけたのは格好よかったです。
最後のエピソード、ジョー・オダネルさんが撮った1枚の写真の存在を知っているだけに、戦勝国・アメリカ軍の記録係である彼が世間に写真を公開することをためらっていたというのがわかります。
原爆が投下された長崎の街を歩き、熱線に焼かれ黒焦げになった死体や、ケロイドに苦しむ人々をカメラレンズ越しに見つめ、シャッターを押した彼の心がどれほど傷ついたのか・・
しかし放射能の影響で病に侵され、生きている内に写真を公開するという彼の決断・・非難を受けても真実を伝えたい、という彼の心が、あの写真を見て感じました。
火葬場の炎を見つめ、血がにじむほど唇を噛みしめ、背筋を伸ばして死んだ兄弟を背負っている少年の姿が、オダネルさんは目蓋の裏に焼きついて離れなかったかもしれません。
わたしも、あの写真をテレビ画面越しに見た時に涙が出そうになりました。
奇しくも4年前の、長崎原爆投下の日に85歳で亡くなられましたが、未だに争いが続くこの世界に、平和が訪れるように-オダネルさんの写真に込めたメッセージを、真摯に受け止めた1時間でした。
最初の、アフガニスタンで米軍に飼われていた野良犬に起きた悲劇や、原爆の悲劇を伝えた少年の写真を撮ったエピソードまで、最後まで見逃せませんでした。
テロリストによって命を奪われそうになった三匹の野良犬が、米軍によって拾われ、恩人である彼らの命を救うために自爆テロを防いだ。
けれども、その中の一匹は死に、二匹は米国で暮らすことになるけれど、手違いで安楽死させられてしまった。
日本でも殺処分される多くの動物達が居ますが、それらは飼い主達によって持ち込まれたもの。
アメリカでも「引き取り手のない犬は安楽死」されるという事を知り、衝撃が走ったと同時に、戦地で命を救われ、恩人の家で華族として平穏な日々を送っていた野良犬・ターゲットの死が悲しかったですが、三匹の子犬が産まれ、そのうち一匹がターゲットの生まれ変わりのような同じ顔をしていること、ターゲットの存在が皆の生ある限り永遠にあると言う事に救いが持てました。
ロバート=キャパのねつ造写真疑惑で、本人はそれを否定肯定もせず、ノルマンディー上陸作戦でのリアルな写真を撮って戦場カメラマンとしての矜持を見せつけたのは格好よかったです。
最後のエピソード、ジョー・オダネルさんが撮った1枚の写真の存在を知っているだけに、戦勝国・アメリカ軍の記録係である彼が世間に写真を公開することをためらっていたというのがわかります。
原爆が投下された長崎の街を歩き、熱線に焼かれ黒焦げになった死体や、ケロイドに苦しむ人々をカメラレンズ越しに見つめ、シャッターを押した彼の心がどれほど傷ついたのか・・
しかし放射能の影響で病に侵され、生きている内に写真を公開するという彼の決断・・非難を受けても真実を伝えたい、という彼の心が、あの写真を見て感じました。
火葬場の炎を見つめ、血がにじむほど唇を噛みしめ、背筋を伸ばして死んだ兄弟を背負っている少年の姿が、オダネルさんは目蓋の裏に焼きついて離れなかったかもしれません。
わたしも、あの写真をテレビ画面越しに見た時に涙が出そうになりました。
奇しくも4年前の、長崎原爆投下の日に85歳で亡くなられましたが、未だに争いが続くこの世界に、平和が訪れるように-オダネルさんの写真に込めたメッセージを、真摯に受け止めた1時間でした。