遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

幸せホルモン?

2013-04-17 22:39:06 | BIONEWS
石垣島が地震で揺れまくってたとおもたら、今度は三宅島で震度5! その後、宮城で震度5!! もう日本列島が、東アジアに嫌気がさして動き始めたとしか思えない。日本列島「ひょっこりひょうたん島」化はもうすぐだ♪

「幸せは遺伝子から」 あなたをハッピーにするDNAとは?(マイナビウーマン) - goo ニュース
幸せって、まあ、『プロセス』にあってですね、結果ではないと思っています。これらか幸せになるゾーってがんばるから幸せであって、それが終わるとなーんもない・・・・のです。だから、そうなったら次の幸せになるゾーってがんばるネタが必要になる。それが上手にできる人がハッピー・・・だと思う。

生き物である以上、人生のゴールは『死』なんですよ。それだけは誰にも平等。エントロピーは増大する方へ向うのです。

記事によると、年齢、性別、人種、収入、物質的満足度、自尊心、健康といった項目を考慮した上で調査が行われた結果、幸福度に働きかける遺伝子が存在することが分かったそうです。しかもそれは女性のみに働きかける。その遺伝子のコードするタンパク質はMAOA(モノアミンオキシダーゼA)。MAOAは、ドーパミンやセロトニンといった幸せホルモンを減少させてしまう酵素を調整します。MAOAを持った女性の幸せ度は、「目立って」高く、それに比べ、この遺伝子をもたない女性の幸せ認識度は低かった。ところが、男性にはこの相関がない・・・というか、この遺伝子が機能していても幸せ度が低かった。どうも男性ホルモン、テストステロンのせいじゃないかってことなんだけど、まあそうだろうね。テストステロンは脳の攻撃衝動というか、暴力というか、そういうとこに働きかけている。女性でも少しはもっていて、喧嘩してる時には10倍くらいに発現量が増えている。でも、男性は常時その10倍から100倍の桁で持っている。冷静な時でそのレベルだ。だから女性には、なんで男の子が幼い時からモノを力一杯壊せたりするのか理解できない。自分の指の骨が折れるくらいの力でモノが殴れるのだ、おかしなもんだ。うん。満足とか、幸せとかのホルモンの働く余地があんましないんじゃないかなぁ。まあ、もし男がそんなだと、人類文明はここまで発達しなかったと思うよ。もちろん、男前の女性がいることも知ってますし、女っぽい男性がいることも知ってますが、全体で平均するとそうなんだろうと思います。自分の幸せに気づくこと無く、がんばる人間がいることも大切なのです。

生き物である以上、人生のゴールは『死』なんですよ。それだけは誰にも平等。



がんばるぜっ!

本日のお酒:KIRIN LAGER + 立山 普通酒
コメント
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