今日は普通に出勤して普通に働いてました。水泳も無し。飛びに行けば飛べたんですが、仕事をとりました。ちょっとがんばらないとマズい。非常にマズい。うん。
DNAで探る稲作のルーツ 起源は中国・珠江流域か(産経新聞) - goo ニュース
稲ゲノムの配列はずいぶん前に終わってたんですが、解析はまだまだ続いています。配列を決めちゃったら、ハイ終わりってなわけではなくて、それからお宝を探し出すわけですな。国立遺伝学研究所は中国との共同研究で、アジア各地の約450の野生種と約1080の栽培種のゲノムを網羅的に解析。最初の栽培イネは、ベトナム国境に近い中国広西チワン族自治区の珠江流域で生まれたことを突き止めました。ジャポニカもインディカも同じ地域からスタートしているらしいです。なんかテレビであの辺りの美しい棚田を見たことがあるような気がします。お米の故郷としてぴったりでしょう。
野生イネの種子は実ると地面に落ちてしまうので採集しにくく、突然変異で落ちにくくなった“変わり種”を見つけて稲作に利用し始めたようです。イネの穂の開閉を制御する遺伝子の機能が低い変異株では穂が閉じて種子が落ちにくくなった。これが栽培種となる決め手だったみたい。ただ、日本に稲作が伝わったのは約3千年前ともいわれ、そのルートは朝鮮半島や南西諸島経由、長江下流域からの直接伝来など諸説あり、まだはっきりしていません。
ゲノムデータレベルになると、解析はコンピューターがやるわけでして、その研究にはどっちかというと生物学のセンスもいるけど、IT・・・文字通りの意味、information technologyのセンスがいるわけですな。てなわけで、縦割りグループを作ってたこつぼの中で仕事をやる日本人にはちょっと不得意な世界になるように思えます。工学部という同じ学科に生物屋もいれば、コンピューター屋もいる世界にむかしはいたんですけど、どっちもどっぷり深みにはまりたがる人達だったからなぁ・・・・え? 分け分からん?? うん。僕もよー分からん。
でも、まあ、これからはゲノムデータのコンピューター解析技術の競争が、生物学や医学の勝敗を決するようになると思います。
カメのゲノム解読=進化解明に期待―理研など国際チーム(時事通信) - goo ニュース
理化学研究所や中国、英国などの国際研究チームがカメの全遺伝情報(ゲノム)の概要を解読したそうです。カメは恐竜や鳥類、ワニと共通の祖先を持ち、共通祖先は2億7700万年前にトカゲと分かれ、カメは2億5700万年前に鳥類などと分かれて進化したと推定されるそうです。まあ、カメはトカゲというよりワニだよなぁと思ってましたよ。(笑) でも、なんでスッポンとアオウミガメを選んだんだろ?
カメとか稲とか調べてどーすんだと思われるかもしれませんが、人間のがん細胞のゲノム配列とかバンバンやられてますよ。ただ、専門性が高すぎてネットの新聞記事になかなか出してもらえないだけっす。それにいろいろと問題もあります↓
発信箱:不死細胞のプライバシー=青野由利(編集委員)(毎日新聞)
1951年に子宮頸(けい)がんで死亡した米国の黒人女性ヘンリエッタ・ラックスから採取された世界で一番有名なが培養細胞HeLa。これの全ゲノム配列をドイツのグループが決定し発表し・・・ようとしたら、遺族に訴えられて公開が差し止められてしまったそうな。HeLa細胞は本人の同意なしに作製されている。だって、ご本人はお亡くなりになったから・・・。しかし、匿名化されていないため(普通の分子生物学者ならヘンリエッタさんのがん細胞が元だってみんな知ってる)、データ公開は子孫の遺伝情報の公開にもつながってしまう。ゲノム情報はパンドラの箱なのだ。人間はこの箱を開けることが出来るようになった。次はその箱からお宝を探し出す競争になった。しかーし、そのお宝(遺伝情報)はその人だけのではなくて、家族や子孫のプライバシーに直結するんだな。
稲やカメは訴えてこないから安心。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onigiri_1.gif)
本日の鮭・・・じゃなくて、お酒:なし
DNAで探る稲作のルーツ 起源は中国・珠江流域か(産経新聞) - goo ニュース
稲ゲノムの配列はずいぶん前に終わってたんですが、解析はまだまだ続いています。配列を決めちゃったら、ハイ終わりってなわけではなくて、それからお宝を探し出すわけですな。国立遺伝学研究所は中国との共同研究で、アジア各地の約450の野生種と約1080の栽培種のゲノムを網羅的に解析。最初の栽培イネは、ベトナム国境に近い中国広西チワン族自治区の珠江流域で生まれたことを突き止めました。ジャポニカもインディカも同じ地域からスタートしているらしいです。なんかテレビであの辺りの美しい棚田を見たことがあるような気がします。お米の故郷としてぴったりでしょう。
野生イネの種子は実ると地面に落ちてしまうので採集しにくく、突然変異で落ちにくくなった“変わり種”を見つけて稲作に利用し始めたようです。イネの穂の開閉を制御する遺伝子の機能が低い変異株では穂が閉じて種子が落ちにくくなった。これが栽培種となる決め手だったみたい。ただ、日本に稲作が伝わったのは約3千年前ともいわれ、そのルートは朝鮮半島や南西諸島経由、長江下流域からの直接伝来など諸説あり、まだはっきりしていません。
ゲノムデータレベルになると、解析はコンピューターがやるわけでして、その研究にはどっちかというと生物学のセンスもいるけど、IT・・・文字通りの意味、information technologyのセンスがいるわけですな。てなわけで、縦割りグループを作ってたこつぼの中で仕事をやる日本人にはちょっと不得意な世界になるように思えます。工学部という同じ学科に生物屋もいれば、コンピューター屋もいる世界にむかしはいたんですけど、どっちもどっぷり深みにはまりたがる人達だったからなぁ・・・・え? 分け分からん?? うん。僕もよー分からん。
でも、まあ、これからはゲノムデータのコンピューター解析技術の競争が、生物学や医学の勝敗を決するようになると思います。
カメのゲノム解読=進化解明に期待―理研など国際チーム(時事通信) - goo ニュース
理化学研究所や中国、英国などの国際研究チームがカメの全遺伝情報(ゲノム)の概要を解読したそうです。カメは恐竜や鳥類、ワニと共通の祖先を持ち、共通祖先は2億7700万年前にトカゲと分かれ、カメは2億5700万年前に鳥類などと分かれて進化したと推定されるそうです。まあ、カメはトカゲというよりワニだよなぁと思ってましたよ。(笑) でも、なんでスッポンとアオウミガメを選んだんだろ?
カメとか稲とか調べてどーすんだと思われるかもしれませんが、人間のがん細胞のゲノム配列とかバンバンやられてますよ。ただ、専門性が高すぎてネットの新聞記事になかなか出してもらえないだけっす。それにいろいろと問題もあります↓
発信箱:不死細胞のプライバシー=青野由利(編集委員)(毎日新聞)
1951年に子宮頸(けい)がんで死亡した米国の黒人女性ヘンリエッタ・ラックスから採取された世界で一番有名なが培養細胞HeLa。これの全ゲノム配列をドイツのグループが決定し発表し・・・ようとしたら、遺族に訴えられて公開が差し止められてしまったそうな。HeLa細胞は本人の同意なしに作製されている。だって、ご本人はお亡くなりになったから・・・。しかし、匿名化されていないため(普通の分子生物学者ならヘンリエッタさんのがん細胞が元だってみんな知ってる)、データ公開は子孫の遺伝情報の公開にもつながってしまう。ゲノム情報はパンドラの箱なのだ。人間はこの箱を開けることが出来るようになった。次はその箱からお宝を探し出す競争になった。しかーし、そのお宝(遺伝情報)はその人だけのではなくて、家族や子孫のプライバシーに直結するんだな。
稲やカメは訴えてこないから安心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onigiri_1.gif)
本日の鮭・・・じゃなくて、お酒:なし