昨夜11時~12時までNHKのEテレで放送していたこの特集番組をたまたま見た。
番組では、昨年8月のコロナ第4波で神戸市の医療機関がひっ迫し、救急搬送もままならない状態で亡くなられた方々のことが具体的に取り上げれていた。
今まで、「医療機関がひっ迫」とか「保健所が対応困難」とかいうような言葉でしか理解できていなかったが、映像を通してみる現実は間接的ではあるが、生々しい。
血中酸素飽和度(パルスオキシメーターの値)が93以下なら危険らしいが、80近くになっても入院できない現実。
もし、自分自身や自分の子供や親にそのような危険な状態が生じたときに、受け入れてもらえずに亡くなったとしたら、どれほど辛いことか!
番組では、コロナ以外で介護や医療が必要であるにも関わらず、コロナに感染したために、医療機関から排除され、家庭内で対応しなければならない中、途方に暮れる家族の様子が映し出されていた。
訪問看護ステーションが200くらいある中で、医師がいなくて、動いてくれたのは1%くらいのようだ。
感染の危険性を考えると、慎重になるのはやむを得ない状況だというのに、献身的に訪問看護や介護をしてくださる方が登場されていたが、「訪問させていただいて」と言われていたのには本当に頭が下がる。
新型コロナによる感染は今も続いているが、家庭内感染とかにならないように本当に注意したいものです。
なお、ネット記事によると、この番組はどうやら3月3日の深夜0時からもEテレで再放送されるようですので、見れる方はご覧くださるといいと思います。