今から8日前の午後2時46分、宮城県の東沖でマグニチュード9.0の巨大地震が発生。私はその時職場にいたが、少し横揺れを感じた程度だった。でも、それは、東北だけでなく、日本中を恐怖にさせるものであった。
最初は、テレビを見ても情報は入ってこない。少しの火災がある程度で、コンビナートのようなものが燃えているのもわかったが、あれほどの大津波が岩手から福島にかけて壊滅的な被害(今日では死者約7000人、行方不明11000人、避難者38万人)を及ぼしているとは!
それにしても、津波はすごい、ひどい。またたく間に、家をつぶし、電柱もなぎ倒し、車も人も流していった。高台へ逃げられた人は良かったけど、海岸に近い所にいた人はどうすることもできなかった。
運良く逃げられた人も、全てをなくし、避難所での生活。寒い中で電気はおろか、水も食料もなく、灯油もないのでふるえて眠るしかない。
ああ、我々は「ふとんの中で眠ることのできる幸せ」に感謝しなければいけない。
それから事態は、さらに深刻に。福島原子力発電所の爆発。炉心溶融の危険は今も残ったままだ。こうした事態は、新潟でも少しあったと思うが、日本中、いや世界にまで被害が及びそうなものは今回が初めてだ!
東京電力や政府はこのことに一番先に気づくべきだった。「最悪の事態への迅速な対処。」
これこそが危機管理に求められるのだ。何もならなければ、それでいい。何かあってからでは遅いのだ。
今も、自衛隊や消防庁の人はそれこそ命がけでこの非常事態に対応してくれている。こうなる前に海水を早く注入して、電源を早く用意すべきだったのだ。でも、それは、今だから言えることかもしれない。もし、こうなったら、こうしようと前もって決めておくことが大事ということだ。
被災地の皆さんへは、私としてほとんどできることはないけれど、義援金を送ることと買いだめをしないこととと、贅沢をしないこととかで気持ちを一緒にして応援するしかない。どうか、気持ちをしっかりもって、励まし合いながらがんばってください。