もう、既にご存じのとおり、大相撲初場所で奈良県出身の徳勝龍関が優勝しました。
奈良県出身力士として98年ぶり。前頭の一番下(幕尻というらしい)の優勝としては20年ぶりらしいです。
大方の予想は正代関が優勝決定戦に持ち込んでと思っていたと思うのですが、
なんと、貴景勝関との一番を正面から堂々と戦い、寄り切ってしまいました。
本当に、幕尻力士か?と目を疑う内容でした。
本当におめでとう。
人間、「やればできる」という典型だと思います。
優勝は素晴らしかったですが、その後のインタビューも最高でした。
「自分なんかが優勝していいのでしょうか?」という言葉は
流行語大賞候補になりそうです。
今場所、1敗でずっと行って、正直優勝を意識したらしいですが、弱気になりそうなときは、今月18日に急にお亡くなりになられた近畿大学相撲部の伊東監督のことを思い出し、「良い報告ができるように頑張った。監督は単に天国から見てくれていたのではなく、自分と一緒に戦ってくれていたからこそ優勝できた」という意味の言葉にジーンときました。
徳勝龍関は既に33歳で優勝力士の中では3番目くらいに遅い初優勝らしいですが、
本人もインタビューで言っていた通り、「まだ、33歳と思って、いけるところまで」頑張ってください。
期待しています。
なお、相撲協会にお願いしたいのですが、徳勝龍関は優勝したのだから3賞は必要ないと思います。
今場所、大いに盛り上げてくれた炎鵬関にあげてほしかったです。今後ご検討願います。