ある知人と話してゐて、日本人はなぜプロパガンダ(嘘情報)とか、陥れようとする謀略に弱いのか?と云う話になった。確かにそうだねと答えたが、其れには歴史に起因する色々な理由があるのではないだろうか。日本人は此処2万年以来ユーラシア大陸から隔たった東の果ての列島に在り、有史以来、海外からの武力介入は二度しかない。それも占領された事は一度しかない。旧石器時代の12万年以来、新石器時代から二万年を超える縄文時代を経て歴史時代に入る。その間、原日本人は人種的に変わることがなく現在に至っいる。考古学のデータは約八千年前の三内丸山遺跡と宇都宮にある根古屋台遺跡と共に、縄文時代の面影を今に残している。歴史時代が始まり、ホツマツタヱ(真秀伝)に由れば、天照の皇子とは男神であり、その優れた人格は日本人の誉れであったという。日本の紀元前三千年以来の真実の歴史が書き記されている。古事記以前のもっと優れた表現の下にホツマツタヱはある。歴史時代に入り、神武天皇以来の日本の歴史が書き残された。日本書紀である。日本書紀にはその原型が在ったと謂われており、日本書紀が書き記された時代の都合の悪い事は、本来の歴史から除かれた。だがホツマツタヱには真実の事実が書き残されており、その研究が従来の記紀の脚色を改めさせるであろう。歴史時代は奈良から平安に移り、そして鎌倉に移った。鎌倉政権は或る意味で立派な政権で会ったと思う。北条泰時は御成敗式目51条を制定し、その法令は世界史的に見て(男女同権を含み)人類の時代を超えて居る。なぜ51条か?というと、聖徳太子の17条の憲法の3倍を目安にしたからだ。北条氏が執権を司ったがこれは元寇で日本の国難を救ったと言える。若しも、貴族政権が続いてゐたら、日本は元に征服されて居たかも知れない。そうすると日本の歴史はそこで消滅する。何よりも武家政権が日本文明を救った。北条時宗は当時弱冠19歳であったが、元寇の危機を打ちのめし日本をすくった。元(モンゴル人の政権)はその後日本遠征の失敗から滅び、そして明が現れた。時宗は其の心労から若くして没した。策略家であった後鳥羽院は鎌倉幕府を追い詰めて、天皇親政に戻そうとしたが、それは時代に逆行するものであった為に潰えた。然し、次の後白河院は再び親政を夢見て倒幕の詔勅を出し、鎌倉幕府を追い詰めた。鎌倉の政権は崩壊し北条氏はついに政権から退き、足利氏が次の政権を担った。だが、足利氏の国内の統治者が駄目で乱れた百年間の戦国時代があったが、結果的に足利尊氏よりも、多分弟の直義の方が室町の政権は安定したであろう。列島に生きる日本人は、真の意味では平和だった。大陸の悲惨さを我々は余り知らない。日本の国民性は嘘をつかず、他人を意見を無条件で信用することにある。もちろん、多数の国民の中には少数の嘘つきも居ますが、概ね日本人は人を信用するし嘘はつかない。それは日本の諸条件が作用して嘘をつく必要性が無かったためでしょう。ところが徳川の末期に、Perryの戦艦蒸気船での恫喝外交以降に、倒幕佐幕をへて明治を迎え悪党の割拠する世界に足を踏み入れた。
ここで日本のintelligenceは、何とも見劣りしているのは理解できる。外交に対するに性善説と誠意一辺倒では、まず通じないのが外国との付き合いなのです。intelligenceを身に付けた人物が当時は皆無に近かった。これでは個々の戦闘で勝った所で戦争戦略では負けます。日清・日露と戦争をした。これは日本の意志ではなく英米の金融資本寡頭勢力から遣らされたということでしょう。ロシアに金を貸し付けアラスカ・シベリアを占領し延いては朝鮮と日本を占領する目的を使嗾した。それが隠れた事実です。当時アジアには日本以外に真の独立国は無く、インドもシナも猶太金融寡頭勢力(イギリスは猶太に既に占領されている)の植民地としてプロパガンダではなく本当の意味で虐げられていた。で、日本人一般の性質として嘘の宣伝を容易に信じ込み、簡単に謀略に支配されるという弱みがあります。それは恥でも何でもない、それは民族性が純粋で人を欺くと云う事が無いからです。オレオレ詐欺に多くの人が騙されるのも、無条件にヒトを信用する性善説が国民の中に生きてゐるからです。何と素晴らしい国ではないか、世界を指導するのはこのような性善説の国民で無くて誰が導くことが出来ようか?
現在ではテレビという物が洗脳装置である事を大多数の人は知らないし、考えた事も無いことでしょう。此処にもテレビを信用する国民の性質が現れている。ただの通常の事は流すが一般国民に知られては困る事実は決して放送しない。これでは国民は操られる一方でしょう。私たちの生活はビック・テック(Google・Amazon・Facebook・Xは、経営者が変った為に少し民衆選りに成った)やテレビを使い国民を誘導や洗脳に使う輩が居る訳です。我々国民は疑問さえ持たずテレビを観ることで、報道を支配する者の意図に従っています。
テレビを見るのは結構ですが、幾らかは疑う事が必要です。もう昔の信用できるテレビ・ラジオでは在りません。或る意味で「真実は」タブー視されるか封印されているのが現状です。彼らに取って都合の悪い事は積極的に知らせないばかりでなく蓋をする。それには様々な謀略を用います。巷にいう「陰謀論」と言うのもそうです。「根も葉もない虚構だ!」と言い触らす事で、本当の事実を嘘にしてしまう。何も知らない民衆はそれに乗り易いです。世界は桁ハズレの悪党が支配している。などと言う事は公序良俗の下に暮らしてゐる人は知る由も在りません。今回のコロナ騒動も、その根本的な発想の土台に在るのは、私の学生の頃にFreemasonの組織であるRome・clubにより発表された答申「成長の限界」である想像しています。わたしも二十歳前後の頃にこれを読んで、人類の将来には考えなければならない大切な問題があるのだな、などと実に単純に理解して居ました。そこには人口増加をどう解決するか、石油資源の枯渇をどうするか、食料資源をどうするか、という様な実に基本的なテーマが書かれている。しかしこれは虚構だった。
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