半年前に、テレビの取材があるかもしれないけれど・・・と言われていた日。
Helbig工房の90周年の展示会に行ってきました。
まずは、工房に行ってそのあと展示会へ。
こちらからは6人そしてスタッフ・・・
ワイワイガヤガヤと楽しい1時間半。(笑)
昔からですが、日本語とドイツ語を同時に使うと本当に疲れるんです。
特に通訳となると、意訳はできるけれどちゃんとした言葉を訳そうとすると本当に大変。
思ったより長いインタビューになり、話と違うよ!!と何度言いたくなったか。(笑)
少し離れたところにある、展示会場へ。
そこには、おじいさんの時代の作品があり本当に見入ってしまう。
そこで、Bettinaさんから詳しい説明をしてもらえるという特別待遇。(笑)
夜にホテルのレストランで夕食を食べた時は、皆さんお疲れ様でした!って感じでした。
私とCocoroさん以外初めましての人たちばかりの6人でしたが、本当充実した5日間でした。
今回の休暇は本当の意味の休暇ではない休暇になりました。
これからのことなど、やりたいことも見えてきたりしたので何か新しいことができるかも???
今年90周年を迎えられるHelbig工房。
最初にここの工房に行ったのは、母親から頼まれたおつかいでした。
あの時も父親と一緒でした。(笑)
来週から記念の展示会が開催されるので忙しそう。
そして、90周年記念として作られるキャンドルたてが、
1つ完成していたので見せてもらうことができました。
白黒の古い当時のカタログの復刻版も一緒に入るんだとか。
90年と書いてある裏側は・・・
自分たちで数字が書けるように空白です。(笑)
これが、昔の作品。
当時のは木を節約するために、人形も薄い。
でも、持ち手も薄くなるので、今回のお人形は少し分厚くなっているそうです。
こうやって昔の作品を復刻してくださるのはうれしいな。因みにこのキャンドルホルダーは、
来年一年だけ予約を受け付けてその分だけ作ってくださるそうです。
コレクターの人が喜びそうだ!
おまけ
今回は羊の群れにたくさん出会いました。
Freibergに行ったら訪ねてみたかった工房へ。
以前、どこかで見つけて以来、この工房で作られているオーナメントが気になっていたんです。
小さな町なので、携帯を片手にぐるっとまわったところにその工房はありました。
午後の数時間しか開いていないようでしたが、ちょうどいいタイミング。
箱の中に、とってもシンプルで素敵なオーナメントが並んでいました。
クリスマスプレゼントに渡せそうなものを選んだあとは、日本へ送る分も選びました。
来年の夏くらいまでは工房があるようなので、あと一度くらい注文できるかな??
型の中に錫を流し込み、
冷やした後はまた磨いたり・・・と手間のかかる作業です。
本当に手作りで作られているって感じの作品。
窓辺に飾ってもきっと可愛いだろうなって感じです。
私が記念に選んだのは、
ドレスデンのFrauen教会とおもちゃ売りの子どもがモチーフのもの。
今回も、事前に連絡をしていた工房を訪ねて回りました。
Hübsch工房では、日本のアトリエココロさんへ送る作品は、
来月末には出来上がるよって言ってもらえました。
Helbig工房では、最近相方君がコツコツ集めている森の動物に仲間が増えました。(笑)
相方君も毎回一緒に来るので、もう知り合い(笑)
色々な話をできるのも工房巡りの楽しさです。
そんな中今回感じたことは・・・・
本当に廃業される工房が毎回あること。
村の唯一のお肉屋さんが閉まったり、お店の営業時間が短くなったり・・・
理由は、全て働く人がいないから。
26年前に初めて来た時は、統一後9年という事もあり東時代の古い建物はあったけれど
村には工房が結構あって、ふらりと訪ねるのが楽しかったものです。
それが、どんどん人がいなくなり普通の田舎の村みたいになってきている・・・
本当にあと10年後はまた違う村の風景になっているのでは?と思ってしまう今回の滞在でした。
そんな中、アポなしで訪ねて少し作品を買わせてくれた工房さんには感謝です。
今回やっと行けたのが・・・
おとぼけくんと私が呼んでいる、煙り出し人形を作っておられる工房。
昔から好きな、屋台シリーズを作っておられる工房。
もう作っておられなかったりするので、
在庫があるものから譲ってもらえるものをって感じで(笑)
大切にして下さる方のところに作品を繋げられたらなって思います。
1年半前に勇気を出して訪ねてみた老舗の工房。
今年の2月にご主人が亡くなられたので、春に工房を閉められました。
せっかく日本へ送ることもできて、軌道に乗っていた時だっただけに残念でなりませんでした。
以前、行こう行こうと思いながら先送りにしていたら、工房が廃業されて以来
気になったところにはすぐに行くようにしていたのに・・・
水曜日の午後、ふらりとザイフェンの道を歩いていたら、奥さんと会うことができたんです。
数回会っていたので、向こうも気が付いてくださり少し挨拶をして・・・
工房の作品は今はどこに行けば、買うことができるのか聞いたら、
数点なら残っているから工房の方に来てもいいと言ってくださいました。
こんな偶然あるんだ!と本当にびっくりしながら行かせてもらいました。
前回来た時よりショーケースも少なくなっていて、
後ろから聞こえてくる機械の音がなくて・・・
本当に閉められたんだなと改めて感じました。
そんな中、20体ほど譲っていただけたので、
日本の本当に大切にしてくださる方に繋げられたらと思っています。
そして、次の日も買い足したい・・・と尋ねた私です。(笑)
年内なら、希望のものがあれば電話で連絡したらいいよと言ってくださった。
本当にありがとうございます。
WeberさんのクマはDittmammスタイルに似ているクマで、
本当に木目が綺麗に出ている作品なんです。
私も家にある数点の作品をこれからも大切にしていたいと改めて思いました。
お昼ご飯をチェコで食べた後は、そこから一番近いベッティーナ・フランケ工房へ行きました。
最初に母親と一緒にベッティーナさんの所に行ってからもう8年も経つんです。
母親が、炭鉱の入り口にあるショーウインドーで彼女の作品を見つけて買いたい!と言ったので
そこの人にここから車で数分だよと言われて訪ねたのが最初でした。
あの頃は、ザイフェンのショールームにたくさんの作品が置いてあったりしたのですが
ここ数年は、本当に注文されたものを作るので精一杯って感じ。
彼女と絵付けの人1人でやっておられるので仕方がありません。
ふらりと工房に行って、そこで見つけたものを連れて帰るっていうのが出来なくなっているな・・・
その代わり、写真を撮って後で注文しますね!
ってことでたくさん写真を撮らせてもらいました。(笑)
典型的なエルツ地方のカラーと建物。
メインストリート以外は今日は歩く気力がなくて(笑)
離れたところまで歩いていって、閉まっているって可能性今回は大きいしね。
それでも、お気に入りのお店ではこんなお宝を見つけたり。
ケムニッツのろくろ職人の人が作られた作品。
ツリーのクーゲルもすべて手描き。小さなろうそくもついています。
これは、我が家のミニチュアのクリスマスマーケットのツリーにします!!!
こういう素朴なものが好きです。
そのあとは、メインストリートにある、
雪遊びの子どもたちを作っているヘフナー工房へ。
数年ぶりの訪問になります。
もうかなりの顔見知りになっているので、DUで話そうってことになりました。(笑)
今まで、SIEだったんですよね・・・多分相手の方が少しだけ年上だし。
作業場にある、子供の雪遊びのシーンは今まさに窓の外にあるのと同じ。(笑)
今回は、スケートを持っている女の子と凍結防止剤の入ったバケツを持った男の子。
こういう細かいものを持っているのに惹かれます。
ここの工房の聖歌隊はやっぱり可愛い
雑談からまじめな話までしていたら1時間弱も経ってしまった。
今度来るのは、夏だねって話しながら・・・
クリスマスの後の1月の日曜日は、ザイフェンもほとんどのお店が閉めておられます。
みんな長期休暇を取っているって感じです。
こんなに、お店に商品がないことはないな・・・って思うくらい少ないし。
次に来るときに期待です。
日曜日の午前中、事前に予約を取っていたHübsch工房へ。
個人的に頼まれていたものや、
前から気になってはいたけれど連れて帰っていなかったものを今回は購入。
私のあこがれのピラミッドは店頭にはなかった!
売れてしまったんだね・・・
また作ってもらえるのか・・・彼も普通ならリタイアする年齢を余裕で超している。
もう工房をたたむってこともあるよな・・・
あと5年とか前に出会っていたら、もっと気力も体力もあったのにって言われました。
彼の作品のファンなので、
まだまだ素敵な作品作り続けてください!!って言った私です。
20年前に世代交代が進んだなって思ったのですが、今回は東西統一の頃に
40代で独立した人たちが、リタイアする時期に来ているんだなって感じました。
このままでは、10年後には好きな工房が半分に減ってそうだよ。
ホテルの前にある大きな木
今回、訪ねる3つ目の工房。
これがまたチェコとの国境の谷にある。(笑)
雪の中の移動、それもかなり辺鄙な山道です。
もう長いお付き合いになるベッティーナさんの工房です。
ザイフェンの村の中のアトリエで待ち合わせってこともできたのですが、
チェコのレストランへ昼ご飯を食べに行く相方君に
便乗できたので今回は工房の方へ。
今年のクリスマスは、アドベント期間が長かったこともありたくさんの観光客で大忙しだったようです。
ということは、工房にも在庫が少ない。(笑)
本当にいろんな子が留守にしていました。
彼女のマイスターの卒業作品
これは素敵だな・・・
新作のうさぎの小さな女の子。うちにいる子よりひとまわり小さな子です。
気になるものは、後日メールで注文するということになりました。(笑)
1年ぶりにお会いするベッティーナさん、
まだまだ素敵な作品作ってくださいね。
雪の中の工房巡りはまだまだ続きます。
車のナビでは、15分くらいで行けるとか言っていましたが、
クロスカントリーコースのような山道を走るので、
いつものようなスピードを出せることはなく・・・
結局30分以上かかりました。(笑)
着いたところは、木彫りで有名なHelbig工房。
前の日にアポを取っていたので、待ってくださっていました。
SNSで繋がっていることもあり、数日前まで日本だったよね?とか言われる始末。(笑)
相方君も一緒に行ったので、いろいろな話をして結構長い時間工房にいました。
やっぱりこうやって実物を見るのは楽しい。
今気になっている、シリーズはこの子達。
数年前に復刻した白雪姫と7人の小人。
お店のディスプレイを見るのも楽しい。
上手く木を使って飾っておられるので、本当に参考になります。
棚の中から出てきたのは・・・
前から気になっていたシリーズ。
もうすぐ作られなくなる作品の話をしたり。
あっという間に時間が経ちます。
いつものことですが、私が欲しいと思っていたものが、
廃盤になるものだと知って凹んでいます。
本当にいつもこんな話を聞くので、世代交代の時期なんだな・・・って思います。
今回見た中から、また素敵な作品を日本に紹介できたらいいなって改めて思いました。
日本からの飛行機が朝の5時に到着して、相方君に迎えに来てもらった後
サクッと荷物を詰め替えてザイフェンへ。
簡単に書きましたが、寝不足で結構馬鹿な計画をしたもんだな・・・と何度も後悔した私です。
新しい仕事を来月から始めるので、半年後までまとまった休みが取れない。
ということは、ザイフェンへも行けないのでそれは困ったってことでこういう日程になりました。(笑)
次の朝は、今回絶対に行きたかった煙だし人形の工房へ。
山を何個も超えたところにある工房です。
約束の時間より少し遅れて着いたところは、素敵な素敵な工房でした。
副業でやっておられるんだけれど、とっても素敵。
ザイフェンのお人形も、元々はおもちゃ職人がいたわけでなくほかの仕事をしていた人たちが
副業で始めたんですよね。
博物館にあるサイズの物はこちら。
私は、彼のオリジナルのシリーズが好みだったりします。
煙だし人形はたくさん持っているけれど、ほしいな・・・って思う作品が何点もあります。
特に、この二人。
パン職人さんとケーキ屋さんのカップル。
女の人は煙を出さないのですが、一緒に飾ると絶対に可愛い。
こうやって昔からの手法で作られる作品たち。
ゆっくり気長にお気に入りを集めたくなります。
3年ぶりにEmil Helbig工房へ。
事前に電話したら、
オーナーさんが私の声を覚えておられて久しぶりよね・・・って言われて驚きました。
よく覚えてくださっていたな・・・
前回は母親に頼まれたクリッペを選びに行ったんです。
私も最近蚤の市で出会った、ヘルビッヒ工房の猫やリスなど動物が素敵で・・・
ゆっくり作品が見たかったので、今回訪ねることが出来てうれしい。
ショールーム兼工房。
とっても明るい店内には、たくさんの作品がきれいにディスプレイされています。
天使や童話シリーズも素敵ですが、私はここの動物が一番好きです。
躍動感があり、本当に工芸品!っです。そう、木のおもちゃではない。
失敗作品っていわれるこたち。
彫りすぎたり、木が裂けてしまった作品たち。
ここまでできているのに・・・
私は、東時代のリスのお母さんに合う子供リス2匹を連れて帰りました。
日本へ直接送ってもらえるようにできるみたいなので、好きな人が増えてほしいな・・・
数年前に、野外博物館の催しで見かけて気になっていたけれど・・・
どこの工房かわからずにいたのですが、数年前に名前が分かり気になっていた工房。
やっと行くことができました。
ホテルの裏山を3つくらい越したところにあります。
今回は、通行止めになっているということで、ホテルで迂回のルートを聞いてから出発です。
山を下りたところの、初めて来たと思った村は以前父親も一緒にやってきていた村でした。(笑)
おいしいパン屋さんがあったところです。(そういうことだけは覚えています。。。)
約束の時間ちょうどについて、
小さなショールームを見せてもらい友人に頼まれていたおうちを購入。
だいぶん前に蚤の市で見つけた、市庁舎。
なくなっていたパーツをもらったので修理できます。
大好きなGlöckner工房のミニチュア作品が少し売られていたり・・・
人形の大きさによって、おうちの大きさも違うのが前回のおもちゃ博物館での展示会で分かったので
どの人形に合うのか考えながら選ぶのも楽しかったです。
数年前から、ちょくちょく通っている工房へ
最終日にもう一度行ってきました。
数日前に、友だちからの頼まれものと買い付けで一度行っていたんです。
その時にいいなと思いながら、最終日まで悩みました。(笑)
前から金曜日は、自分のための買い物日にしようと決めていたんです。
いつか欲しいとずっと思い続けているピラミッド。
Hübschさんが作られるお人形が本当に丁寧で綺麗なんです。
小さなお人形でも、本当に色使いも綺麗で。
欲しいなと思い続けている小さなピラミッドでも、
600€は超えるので決心が出来ません(笑)
今回の滞在中3回も通ったので、
今日は1hくらい長居をして色々話すことが出来ました。
統一前から、お父さんがやっておられる工房で木のおもちゃを作って
卸していて、当時はシンプルなおうちの煙り出しの家を製作していたそうです。
これがその作品。シンプルででも窓などが木が貼ってあるのが素敵です。
工房のスタンプがあるわけでもなく、
大きなドレゲノに卸す小さな工房って感じだったそうですが、
その後、ピラミッドを作るようになったそうです。
カール・ミュラーに影響を受けているって言われてとっても納得してしまった。
去年本を読んで、彼の作品が素敵だなって思っていたので。
ピラミッドの色々な装飾に、ドレスデンペーパーが使われていました。
一番大きなこのピラミッドのマルクトとか見ているのが楽しくなる。
本当に細かくて、博物館にいるみたいです。(笑)
そう、博物館でもカールミュラーの作品を今回じっくり見てしまったんですよね。
私の大好きな作家さんのひとりです。
好きには理由があったんだわ!って今日話して納得してしまいました。(笑)
今回、他のお店の人から教えてもらったことのひとつ・・・・
絵付けの中でも顔の絵付け(特に眉毛と口)が本当に難しいらしい。
だから、東の人形のお顔は目が点だったりするのは、
作業が簡単だからって言うのが理由だそうです。
今では、それももっと単純化されてプリントになっているそうですが・・・
Hübschさんのお人形は、お鼻が木で出来ているんです。
それも多分好きな理由の一つだな。(笑)
小さなミニチュアは、
他の工房のを持っているので、
私は大きな人形を一つ連れていくことにしました。
この色合いが綺麗で初めて見た時から、良いなって思っていたんです。
おもちゃ職人さんが作られる作品だけれど、
おもちゃでなく工芸品だなって改めて思いました。
今回の旅行の目的の一つでもある、工房巡り。
Roland Weber工房へ行ってきました。
大阪のアトリエCocoroさんへ送るための物を探しに・・・
ずっと前から気になりながら、入ってなかった工房でした。
去年の夏に、ザイフェンのお庭にここの工房の鳥が飾ってあるのを見て、
ガルテンに飾ると可愛いなって思っていたんです。
雨の中工房を訪ねることになったので、相方君も一緒について来て・・・(笑)
たくさんあるクマと鳥の中から何点か選んで、
日本へ送ってもらえるように手配しました。
相方君は、キツツキを購入。(笑)
ガルテンの木に飾るらしいです。きっと可愛くなるわ・・・
今回は、ちょっと仕事を兼ねた旅行なので、
いつもはいけてなったことろにも行けるのが楽しいです。
私も自分用に少し選んでみました。