夜明け前のマルクト。
ドイツでも、先月の終わりから、
街中のデパートだけでなく、近所のディスカウントショップにも
たくさんのクリスマスのものが並ぶようになりました。
去年くらいからよく見かけるのが、窓辺に飾るもの。
LEDでいろんな形やモチーフがあります。
今年は、なんとシュビップボーゲンみたいなものまで出てきていました。
数年前に行ったエルツの町でも、観光客相手に多分アジアで作られたと思われる
シュビップボーゲンを売っているお店がありました。
さすがに店頭では袋入りではなく、綺麗に並べられていましたが・・・
それと同時に、粗悪な模造品が、
エルツ地方の工芸品に紛れて売られることに危機を感じた関係団体が、
2006年11月にザイフェンで
„Original statt Plagiat – Deutsche Handwerkskunst”(ニセモノよりも本物を!)
というドイツ手工芸品を守るキャンペーンを始めたことを思い出しました。
このロゴが付いたお店、工房にあるものは、
ちゃんとドイツで作られているものだという証明になっています。
これがあれば買う人は、本当にドイツで作られた製品であることを確信することができ、
同時にエルツ地方の産業保護に一役買うことになります。
工房はもちろん、お店にもこのロゴが張られているのをザイフェンでよく見かけました。
色々な街のクリスマスマルクトでも、このロゴを出しているお店や、エルツ山地のものっていう看板を出しているところなら、安心してお買い物ができます。また、ネットでもこのロゴがついているサイトなら心配いりません。
確かに1年限りだったり、
インスタでの写真に使うだけなら、安いものでも十分かもしれないけれど・・・
よく見ると品質は全く違います。
決してドイツでも安いものではないのが、エルツの工芸品。
でも、毎年飽きずに飾れるのがエルツの工芸品です。
何十年前から変わらないデザインで今でも売られている工芸品がたくさんあります。
一気にたくさん買えはしないけれど、毎年少しずつこだわりながら
買い集めてきたものが、気が付いたら本当に増えたな・・・
ってなるようなものだと最近感じでいます。
私がドイツに来た冬に初めてザイフェンへ行ったときに買ったもの。
22年も経つと、いい感じに木の色が変わっています。