空想のねじ

好奇心のおもむくままに、チャレンジしたこと、行動したこと、感じたこと、思ったことを綴っていこうと思います。

常陸国 御岩神社

2023-11-12 23:32:00 | 神社・仏閣巡り
少し前のお話です。
秋晴れの10月21日、久しぶりのツアーに参加してきました。向かった先は、御岩神社。

アポロ14号の宇宙飛行士、エドガー・ミッチェル氏が「日本のある場所から宇宙へ向かって光の柱が立っていた」と語ったことから、一躍パワースポットとして有名になった神社です。

大鳥居

愛宕神社
三本杉
楼門

かびれ神宮への入口?

撮った写真を後から見ていて気がつきました。私たちが通ったルートは拝殿左側の横道を入ったところからでした。



この場所はパワースポットらしいです。
下調べせずに行ってしまい、軽く流してしまいました💦。
 ご祭神
 国常立尊
 大国主命
 伊邪那岐命
 伊邪那美命 ほか22柱

御岩山には全部で188柱の神様が祀られています。神社の創建時期は不明ですが、『常陸国風土記』(761年)にも記述が残る古代から信仰の聖地で、縄文晩期の祭祀遺跡も発掘されています。

秘仏の大日如来像が拝顔できる秋の回向祭

御岩神社は、大日如来と阿弥陀如来を祀る神仏習合の色合いも強く残る神社で、ちょうど10月21日、22日は春と秋の年に二回開催される「大祭壇 回向祭」にあたり、秘仏の大日如来像のご開帳でした。宗派に関係なく、すべての霊魂を冥福に導いてくださる、神様仏様、ご先祖様に守護していただける全国でも珍しい回向祭です。

天には宇宙、両側には美しい景色が描かれています。

斎神社の『御岩山雲龍図』。
★斎神社
 ご祭神
 天御中主神
 高皇産霊神
 神皇産霊神
 八衢比古神(やちまたひこのかみ)
 八衢比賣神(やちまたひめのかみ)

ガイドさんとかびれ神宮へ

「今日はガイドさんは
いらっしゃらないのですか」
「ガイドさんはいないんですよ」
御岩神社に着く前にバスの中で聞いたツアー参加の方と添乗員さんとのやりとり。

神社に着いてから入り口付近で御朱印の受け付に並び、周りが混雑してくると、手際よくパンフレットを配っていただいたり、列の整理や案内をテキパキこなす方が現れました。登山の格好をしているから神社の方ではなさそうだし、何回も登っている世話好きな方?氏子さん?などと想像を巡らせていたら、ガイドさんでした😳。

あれ?今日はガイドさんいないってさっき言ってたのに…。登山用の杖を借りて集合場所で登る前の注意点を聞き、簡単なストレッチをしてから登山道の入り口へ。

「ここからいよいよ、御神域です」
そういうと、ガイドさんがリュックの中からおもむろに取り出したのは、大きな法螺貝!😳
「ブォーン、ブォーン」
とても素敵な音が山に響き渡りました。

法螺貝を持っているということは、山伏さん?
法螺貝は邪気を払い、浄化する意味があります。一発できれいな音を出すのはむずかしいと聞いていたので、神様に許されている方なのだなと思いました。

「神聖な場所へ立ち入らせていただくことへの敬意を持って参拝してください」
ガイドさんからは、畏怖の念が伝わってきて、軽い気持ちで入ってはいけない場所なのだと改めて気持ちを引き締めました。

ガイドさんが祝詞を上げた後に、皆で二礼二拍手一礼をして足を踏み入れました。
「これはイノシシですね。夜行性なので、餌をあさりにきた跡です。」
しばらくすると、道の両側には土を掘り起こしたような場所が何箇所もありました。

神秘的な山道を少しずつ登ります。
森林浴の効果なのか、とても気持ちのいい場所です。この日はなぜか体が軽くて、かびれ神宮までは意外と楽に登ることができました。
写真の場所は、白亜紀とカンブリア紀の地層が残る、とても貴重な場所なんだそうです。
かびれ神宮に到着。

★かびれ神宮
 ご祭神
 天照大神
 邇邇芸命
 立速日男命


金龍さんがいるといわれているご神木。
しばらくゆっくりしてから、記念撮影をして頂上を目指しました。

続きます。