”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話・・・ヨット編(07-15)

2007年09月30日 18時04分03秒 | 趣味

9月29・30日曇&雨
土日の2日間で篠島一泊二日のクルージングに行ってきました。曇と思えば雨が降るし、2日とも雨の中を航海することになってしまいました。
土曜朝9時30分頃、幡豆の日産マリーナを出航。今回は直前のキャンセル等もあったけど、問題なく宿とも連絡がとれ、心配は天気と船の停泊場所だけ。曇り空の中をジブセールだけで2時間ほど帆走。渥美火力の煙突の近くから篠島方面に向かい、本日の釣りポイントであるトーノ瀬を探すもよくわからず。篠島のすぐ隣の野島付近に釣り船がいっぱい見えたのでポイント変更。野島の南でアンカーを落とし釣り体制に入る。ただ釣れるのは小さなマゴチばかり。雨は降ってくるし、もうあきらめかけた頃、初めての釣りであまり期待できないkiさんが何と大きなアジをゲット。自称ベテラン釣り師Tさんにはショックが大きかったかも。当分言われそうです。まぁ意外とビギナーズラックとはこんなものかもしれません。これからと言うところでしたが民宿に入りたいとの連絡を入れたため、現役漁師のご主人が釣り客を送った足で我々の船のところまで来てくれて、僕の船のスピードに合わせて、停泊場所まで先導してもらいました。ヨットの場合、水深が3mぐらいは必要のためかなり気を使いましたがご主人の船の航跡どおりに漁港に入り、言われたとおり漁船の左舷に着け、クルーと荷物を降ろし、それから漁船の後ろに槍付けし直して無事篠島港に停泊。
次の日の自分の早朝の出漁まで考えた停泊の指示には、頼りになるご主人の宿でよかったと思わざるを得ませんでした。まったく情報がない中で、漁師の宿だったら停泊はなんとかなるだろうと選んだ民宿がずばりだったかもしれません。
9人と荷物をご主人の車で運んでもらい民宿「福丸」到着。すでに風呂を沸かして待っていてくれた奥様と娘さん。ほんとにホッとしました。あっさり、カンで決めてしまった民宿選びだったけど大正解でした。今後とも多分お世話になりたい宿になりました。
Kaさんの釣ったアジはMさんが民宿の台所を強引に借りてナメローに。ナメローもいいけどほんとはタタキか刺身で食べたかったと思ったのは僕だけ?でも僕が釣った訳ではないので何とも言えませんでした。
夕食前に雨上がりの島を散策。みやげ物屋一軒だけでなんにもない夏の最盛期を過ぎた風景もまたいいかもしれません。みやげ物屋のおばちゃんに薦められた500円のちりめんじゃこをつまみながら海岸を歩くのも、こんなところじゃなきゃできない芸当です。
夕食はひらめの舟盛、イセエビの造り、ワタリガニ、ゆでだこ、車えびの塩焼き、大きな海老フライ、あとなんだかわからない魚の焼き物等々。ちょっといっぱい食いすぎた感じ。
翌朝は日の出と共に起きて、高速船の船着場でまた釣り、昨日の雪辱を期し、Tさんも元気一杯。ところがやっぱり仕掛けからエサまで付けてもらっているYoさんにグレがかかり、Tさんはベラと小さなタイ。でもまだ上出来かも。僕はクモヒトデと棘に毒のある小さなオコゼのようなヤツしかかからないのですから。
宿に戻って朝食を食べ、宿泊代(特別料理付き一泊二食で10500円/一人)を払い、玄関前で記念撮影(写真)。10時篠島港出航、雨の中を3時間かけてエンジンで帰港。この雨の中3時間舵をとり続けたKoさん、ご苦労様でした。Nさん、Kaさんはキャビンの中でいねむりだし、みんな寒くて誰も代わってくれなかったから多分しかたなかったかもしれませんが、船酔いだけはしている暇もなかったかもしれませんね。
とにかくこんな按配で今年の一泊二日の島訪問クルージングは終りました。去年も神島からの帰りは雨でしたが、今年は7月に季節はずれの台風で流れ、やっと実現した9月は二日とも雨にあい、あまりいいことありません。でも魚は去年よりは成果が出て来ました。多分だんだんよくなるかもしれません。ともあれ今回参加のNさん、Kaさん、Koさん、Yさん、Yjrさん、Sさん、Tさん、Mさんご苦労様でした。急遽キャンセルでワイン差し入れのIさん、ワインうまかったですよ。それから参加できず残念だったPさんまたチャレンジして下さい。持って行くのを忘れてしまったけどワインもらっていたTaさんありがとう。
今年もシーズン残りわずかになりました。また遊びにきてください。
長い話にここまで付き合っていただいた皆様ありがとうございました。
それではまた。

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しんさんのよもやま話・・・ヨット編(07-14)

2007年09月24日 19時37分31秒 | 趣味

9月24日(曇)
今日はヨットの整備です。もう何年も海に来たことのない家内が手伝うと言うので出発を30分遅らせてハーバーへ。ハーバーではSさんのご家族が待っていました。陸に上がった船を子供に見せたいと言っていたのを思い出し、先週メールでお知らせしていたのですが金曜に僕が会社をお休みしたためよくわからなかったので遅刻と言う失礼をしてしまいました。
陸に上がった船は予想どおりスクリューにびっしりフジツボがついてました。あと船首と船尾の船体やラダー周りについていました。写真は到着直後の船尾の写真です。Sさん家族と僕の家内殿に手伝ってもらい、一時間程ですべての貝を皮ヌキでとりました。そのあとペーパー等で滑らかにみがき、最後は水をかけながら汚れを落としました。
あとは乾くまでにちょっと早い昼食に恒例の松寿司に行き、おいしい鮨をみんなでゆっくり食べてまたハーバーに戻って、今度はペンキ塗りです。とても全部はできないのでスクリュー周りとラダー周りだけ塗装して、無事終了しました。
Sさん、奥さん、ひな君ありがとうございました。そしていつも文句ばかり言っている家内にも感謝しなきゃなんないですね。いつもこう理解あるといいのだが気まぐれカラスなのでたまたまと言うことにしておきます。
ともあれこれで来週の篠島クルージングは少し快適に行けそうです。
来週以降のクルージングのためだけど来週以降船に乗る人は一人もいないところが僕の船らしくていいですね。世の中は”風が吹けば桶屋がもうかる”式にめぐりめぐって大勢の人達にそれぞれ影響しているものだから、目先だけを見てないで大きな循環で物事を考えることが大切だと自分は思います。それぞれがその時、その時、後の人のことを思いやる心を常に持っていたいものです。
それでは又来週をお楽しみに!

 

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しんさんのよもやま話・・・番外編

2007年09月23日 20時02分27秒 | Weblog
9月23日(日)曇
20日の金曜から年に一度のインロートラベルに行ってきました。と言っても読者諸氏にはさっぱりわからないと思います。実は今から15年ぐらい前に僕は東京のある会社に出向していました。その時の仲間達で毎年年1回旅先で会うことにしています。この頃の自分は、今迄の人生で一番苦しかった頃でした。仕事で夜中までもしょっちゅうでしたし、社長と真剣勝負の議論をいっぱいやってたし、仕事を受注しなければすぐに会社がつぶれてしまうような状況でした。全国から出向してきた仲間が最大で14人、北は東北から南は九州までほとんどが今ではバラバラですし、年齢も30近く異なる仲間です。その中で特に3年近く一緒に仕事をしてきた8人で毎年一回だけ旅で会うことにしたのが現在でも続いているのです。普段はいろいろな地域でいろいろな分野でそれぞれが活躍しているのですがこの時だけは15年前に戻って昔話に花を咲かせます。今回は5人と今迄で一番少ない人数になってしまいました。
今年は八ヶ岳高原の近くにある須玉温泉で一泊し、清里高原や昇仙峡に行ってきました。須玉温泉は24時間かけ流しの温泉で露天風呂が最高でした。とにかくあったまるとなかなかさめないので、すぐに着替えると汗びっしょりになってしまいます。食事やマージャンをやりながら、それぞれの近況やら昔あったことを思い出しながら笑って一晩すごします。メンバーは最近僕のいびきがうるさいと同室になるのをいやがるのがかなしいけど、まぁしょうがないですよね。
去年は立山・黒部アルペンルートの旅でしたので多分去年の7月末のブログにあると思いますが、僕のビジネス感の原点がこの出向時代にあることと、修羅場をみんなの力で打破してきた連帯感のようなものがいつまでも再開できる原動力になっていると思います。立場はそれぞれ違ったけどみんな戦友だと僕は思っているし、もし彼らがいなかったら僕の人生は全然違ったものになっていたかもしれません。苦しい時みんなに元気づけられたし、彼らがいたから頑張れたこともいっぱいあった。だから感謝の心を忘れないためにも、いつまでたっても会いたい。
山梨は何回も行ったことのある所ですが、それぞれ違った趣があってこれもまたよしです。写真は今回の5人と昇仙峡です。歩くのがきらいな自分も1時間以上歩いて汗びっしょりだったけどさわやかな渓谷を歩くのもたまにはいいものです。
帰りに静岡に実家に途中下車して、彼岸の墓参りをし、今日帰ってきました。明日は来週に備えてヨットの整備です。人から見ると遊んでばかりだと思うけど、人生も終盤に近づいた今僕は自分の人生に悔いだけは残さないようやっています。
それではまた。
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しんさんのよもやま話・・・ヨット編(07-13)

2007年09月17日 23時41分50秒 | 趣味
9月17日(日)晴
今日は久しぶりに海に出ました。風は強すぎず、弱すぎず最高のセーリング日和でした。でも釣りにはちょっと風が強すぎたかもしれません。風がよけられる佐久島の影に入って釣ったのですが僕の船のアンカーがあまり効かず、走錨するのでさっぱりでした。小さなタイやフグはかかるものの、これらはリリース、結局キス一匹とさびしい限りでした。
セーリングだけが最高であとは問題ばかりです。釣りのポイントはハーバーのWさんに聞いて、少し今後期待できそうです。トーノ瀬に一度今度の釣り大会前に行っておきたいと思うのですが10月7日までに行けるかどうか微妙です。と言うのも来週は船を陸に上げてスクリュー周りのフジツボを取らないと機走が大変そうなので来週は多分一人で船底の貝取りとスクリューの整備にしました。そして再来週は篠島に一泊のクルージングを予定してます。もし時間があればこの時に寄ることができそうですが天気と乗員の体調によるので何とも言えません。そしてその次の週は釣り大会です。これからしばらくゴルフはやめてヨット中心になります。
それにしても今日はエンジンで走るのはきつかったです。なにしろスクリューを回しても全然スピードはでないし、フルスロットルにしたら黒煙が出て船はスピードが出ない始末でした。幸い風がよかったのでセーリングでも佐久島まで2時間ぐらいでいけたからよかったものの微風だったら魚釣りもできなかったかもしれません。再来週のクルージングにも影響が出そうなので急遽船を上げてスクリュー周りの整備をすることにしました。ついでに船底もきれいにしておこうと思います。
なかなか船のお守りも大変です。多分好きじゃなきゃできないでしょうね。人はいい趣味ですねと言うけど、僕は時々なんてバカなことを始めてしまったんだろうと思うことも多い。お金と僕の余暇をつぎ込んで一体何になるのかわからないことをもう40年もやってるんだから。
ただ無駄ばかりかもしれないけど、僕の人生において今まで仕事でいやなことがあっても忘れさせてくれ、かつ明日の活力を与えてくれたことだからしかたないことです。僕と言う人間が今迄なんとか仕事を続けられてきたのは、いっしょに仕事をした大勢の仲間とヨットがあったからだと思います。だから無駄なお金もいっぱい使っているけど、病気にもならず健康でやってこれたし、仕事で苦しい時も我慢して給料をもらうことができたのと思えば、僕自身への投資だったと言えるでしょう。
人それぞれですが、生産的活動(仕事etc)と消費活動は人間が生きていく上でどちらも非常に大切な活動だと思います。いい仕事をして行く上で、それぞれが自分の好きなことに消費して行くことがもう一方で必要なことです。あとはバランスですね。ちょっと最近の僕は消費活動が活発すぎるかもしれません。と言っても年間で仕事は200日、ヨットは20日、ゴルフは20日程度ですからまぁバランスはとれているのかもしれません。ちょっと人が贅沢と言うところに消費しているので目立つかもしれませんが、旅行とか車とか服装とか人それぞれ消費の対象が違うだけだと思います。みなさんもそれぞれの消費を楽しんでください。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
ではまた。
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しんさんのよもやま話・・・ゴルフ編(07-13)

2007年09月09日 15時53分36秒 | 趣味
9月9日(日)晴
今日は一日ゆっくり静養。8月25日に自己ベストを出してからまたなかなか100がきれません。
昨日も南山カントリーでコンペがあって行って来ましたが10X でした。前回も10Xで比較的高値安定ですが今ひとつ何か足りないようです。特にアプローチショットがピタリと行かないとスコアはまとまらないようです。昨日も新しいウエッジを試したのですがチョロ、トップ、ダフリとかなり失敗しました。その証拠にパーがありませんでした。ボギー8、ダボ5、残りの5ホールでトリ以上をやってしまいました。さすがに最近は1ホールで10以上たたくことはなくなったので多くても10Xでは回れるようになった点が進歩と言えば進歩です。
今年はとにかく暑い。僕は汗かきなのでハーフ終ると全身びっしょりです。従ってハーフで一度着替えるようにしています。昨日も先週も着替えながら乗り切っていますが多分熱中症の一歩手前だと思います。今年は3回100を切ることが目標なので例年になく参加してますが「過ぎたるは・・・」なので来週後1回行ってしばらく練習のみにしようと思います。
ヨットもあまり行かなかったので秋はこちらを中心に遊ぼうと思います。といっても最近はあまり誘いに乗るひともいなくなったと言うか、僕の知り合いは一巡したためかゲストもなく「老人と海」の状態になってきました。いままでいつもゲストを呼んで船に乗っていたので多分腕もかなり落ちているかもしれません。来週末は魚釣りのスポットを探して船でのんびりします。月末は一泊二日で篠島にみんなで行く予定です。天気がどうなるかわかりませんが晴になることを祈ってます。
この一週間はちょっと忙しくてあまりブログをかけませんでしたが、また週2回のペースに戻したいと思います。中庸の解説は先輩にもちょっとほめていただいたことですし、人間の生き方についてまた勉強してみます。
それから仕事の話ですが名古屋と東京で講演をすることになりました。それでここ10日ぐらい原稿を作ったりで落ち着かなかったのですが、ほぼストーリーも考えたし資料もできたのであとは聞いていただく人の何か参考になる話ができたらいいなと思います。
ちなみに名古屋は26日に国際会議場です。東京は10月16日ですが場所はわかりません。でも仕事の話ですからみんなあまり興味ないかもしれませんね。
それではまた。   
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しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(127)

2007年09月01日 09時43分05秒 | ビジネス

9月1日(土)曇
今週はなかなかよい天気になりませんね。先週までが猛暑すぎて、天も息切れかもしれませんが僕も猛暑の中で例年以上にヨット、ゴルフと遊びすぎてバテバテです。やっぱり「過ぎたるは及ばざるごとし」です。年齢を考えて中庸を守った生き方に徹すべきでした。
ということで8月15日の中庸解釈の続きです。
前回は孔子の説く「道」には5つの道すなわち五達道(君臣・父子・夫婦・昆弟・朋友)のあるべき姿を三達徳(智・仁・勇)を持って実践して行くことでした。そしてこれらを実践して行くうえで根本となるのはただ一つ「誠」の心だと言うことでした。
ここまでの補足として僕が気に入っている所をちょっと紹介します。それは哀公が孔子に政治の要について問う場面です。

文武の政、布いて方策に在り、その人存すれば・・・・(略)・・・・故に政を為すは人に在り、人を取るは身をもってし、身を修むるは道をもってし、道を修むるは仁をもってす。
仁は人なり。
親を親しむを大なりと為す。義は宜なり。賢を尊ぶを大なりと為す。親を親しむの殺、賢を尊ぶの等は、礼の生ずる所なり。・・・

政をなすは人にある。人を取るには身をもってする。そのためにはまず第一に身を修めねばならない。身を修めるには「道」をもってし、道を修めるには「仁」をもってするのである。
仁とは人に対する道徳である。その中で親族を親愛することが最も重大である。義とは事に応じて相当の処置をすることである。その中では賢者を尊敬することが最も重要である。ただ親族を親しむにも親疏の度合いによって、あるいは賢者を尊敬するにもその賢徳の度合いによって等級をつけることは礼義の生じる所以である。

さて続けます
孔子が言うには学を好むのは「智」に近い、力行して厭怠しないのは「仁」に近い、自分がまだ未熟なのを恥じるのは「勇」に近い。この三つを知ることは我が身を修める根本を知ることになる。我が身を修める根本を知れば人を治める根本を知る。人を治める根本を知れば天下国家を治める根本を知ることになる。
天下国家を治めるには、どんな世の中でも不易なるべきものが九つある。第一は修身である。次に賢者を尊ぶこと、次に親族を親しむこと。次に大臣を敬し、群臣の心を察し、民を子として愛さねばならない。次に百工を国に招致し生活に必要な器具を潤沢にする。次に遠方からの旅人に親切にし、諸侯を懐柔しておくことである。これすなわち「九経」である。

天下国家を治めるにはまず己を修めるところから始まり、賢者を重用し、親族、大臣、官僚に心を配ることを説くあたりが儒教が封建国家の国教として都合の良い考え方だったのかもしれません。中国の「漢」の時代、日本の「江戸時代」にさかんに奨励された学問となったのもよくわかるような気がしませんでしょうか。
人間の社会においては、まったくの平等は理想ではあるけど現実的ではありません。それは社会主義の崩壊で歴史が証明していることです。私達がよい国と言われるためには、「機会平等」と自然とできる「秩序(道徳)」と個々の人達の差を埋める「思いやりの心」じゃないかと自分は思っていますがどうでしょうか?

今日で「中庸」解釈は終わりにします。孔子の説く「道」は三達徳をもって、五達道を実践することにあります。また天下国家を治めるには「九経」の不易ならざるものがあります。そしていずれにしてもこれらの根本となる心は「誠」の心だと説いています。
他はすべて忘れても、「中庸」を実践するには「誠」の心が一番のキーポイントであることだけは知ってください。「誠」の心は誰もが生まれながらにして持っている心です。ただ時として私利私欲に惑わされてしまい、見えなくなるものです。自分の煩悩も常に私欲との戦いです。多分人は皆同じ思いで苦悩するものなのかもしれません。
中庸の2/3はほぼ内容的に網羅しているはずです。最後の1/3は「誠」に対するもう少し詳しい記述と孔子の言葉を変えた子思の繰り返しです。興味のある方は是非読んでください。僕の3回の解説も多分理解の助けになると思います。

お疲れ様でした。

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