しんさんのよもやま話

10月14日（祝・月）　晴

　不動明王と愛染明王

最近やっと秋らしい天気になってきました。今日は衣替えと言うほどのことでもありませんが半袖のシャツを２枚程度残し長袖のシャツを押し入れから出してきました。ズボンも少し厚手の３シーズン用のズボンを出しました。そしてジャケットも。まぁこれからは外出する時はジャケットも着用しようと思います。
ところで今日は不動明王と愛染明王についてちょっと書いてみたくなりました。まぁ明王は密教によってヒンドゥー教の神々を取り入れたものと言われています。そしてそれぞれの明王は大日如来の化身とされています。中でも我々に一番身近な明王は不動明王でしょう。不動明王の役割は破邪顕正（はじゃけんせい）すなわち邪悪な心を持つ者を利剣にて正すということです。まぁきわめて正義を貫く男らしい明王と言えます。それに対して愛染明王はちょっと違った役割を持っています。人の煩悩そのものですら仏心に通じることを教える明王です。すなわち煩悩即菩提を実現してくれる訳です。人間の欲望（煩悩）の中でももっとも断ち難いのが愛欲であることから愛欲の王と言われています。愛染明王は愛欲を悟りの心（菩提心）に高めて男女の様々な悩みから救ってくれると言われています。まぁある意味女性的な正義を貫く明王かもしれません。まぁつまらない話でしたが大乗仏教には様々な仏様がいて複雑です。我々はあまり考えることもなく参拝していますがいろいろ知ってみると興味深いことが多いですね。