今日は寒かったです。冷たく強い風が吹いてとても出航する気にはなりませんでした。今年初めての乗船の予定で僕を含めて7人のメンバーが集まってくれました。船底塗装を終えて、海上に係留して2週間ほどしかたっていないのですが、その間の雨でビルジがいっぱいでした。ビルジポンプで汲み出したあとスポンジで一滴残らず取り出しました。あまり多かったので舐めてみましたが海水ではなかったのでマストからの雨水がたまったようです。
そのあとジブセールをジブファーラーに取り付けました。こちらもマストの下の滑車のすべりが悪くてジブのハリヤードを引くのに苦労しました。まぁ僕の船の場合、ジブセールは一年間ファーリングしておくだけですからこれでもなんとかなります。レースをしなくなった船はどんどん手抜きをしてしまうのでダメですね。ただスピードや上り性能にこだわらなければ船の艤装もずいぶん安上がりです。
とりあえず出港準備はできましたが冷たい風が強く吹いていて、しかも時折更に強いブローが吹いている状態だったのであっさり出航中止。3月は風が一定ではなく時々強いブローがあるので一年の中でも僕には一番操縦しにくい時期です。2年前の3月にも同じような風の日に海に出てメインセールを破いてしまったことがあるので、それ以後はあっさりしたものです。あの時は突然のブローに船が大きく傾き、セールが破けて急に風が抜けて反対側に傾き大変でした。幸い誰も海に投げ出されなかったので事なきを得ました。もし逆フィールでゲストが海に落ちでもしたらと思うとぞっとします。春の海は海水が冷たいので落水したら消耗が激しくて非常に危険です。学生時代に春の海で沈した先輩を10分程度で救助した時にはもうぐったりで救急車を呼んで事なきを得た経験もあるので春の落水だけは気をつけるようにしています。おもしろいもので12月、1月は木枯らしが吹いて体感的にはすごく寒いのですが海の水は逆に温かいのですが春は逆です。それに冬は強い風が吹きますが一定なので船を走らせるにはそれほどでもないけど、この時期は急に突風が吹くのでこの時期が自分にとっては一番油断できない時です。
しかたないので船内でコーヒーを沸かしてみんなで飲みながらそれぞれが歓談してました。今日の干潮時間は12時56分とのことで11時半には潮干狩りに行くことにしました。マリーナの隣の潮干狩り場はすでに車が満車状態でかろうじて駐車できる状態でした。2週間前は楽勝だったのに今日はものすごい人出です。とりあえず4人が入場料を支払い、残りの3人がサポートでアサリを取り始めましたが小さいかいばかりでなかなか大きい貝がとれません。これでは7人でも4人分の袋を一杯することができない感じでした。30分後ぐらいに干潟からもう少し沖に出て水深10cmから15cmぐらいのところで砂を掻き分けて手を入れるとかなり大きなアサリがいっぱいとれました。ただ水がまだ冷たくて30分ぐらいやっていたら僕は頭が痛くなってきてしまいとにかく休むことにしました。とりあえずみんなで取った貝を袋にいっぱい詰めてみると3袋はいっぱいになったけどもう一袋分足りません。またみんなでだんだん満ちてくる水の中に入って取り出します。僕はもう頭が痛くなってどうにもならずリタイヤ。Yo父も長靴ではないため丘に引き上げ、今回初参加のMaキーは既に一杯になった3袋の見張り、残りのTeさん、Kaさん、Maさん、Yoジュニアの4人が頑張ってなんとか4袋を満杯にしました。丘に戻って砂だし用の海水を空のペットボトルに詰めて終了。とにかく寒かったですよ。
2痔をすぎてやっと昼食です。もう花見どころではなかったので、このメンバーにはなつかしい三河定食を食べに行くことにしました。この980円の三河定食はいつも中味が違うのだけれどもとにかくボリュームだけはいつも満点です。今日も稲荷寿し2個、うどん、魚のフライ、刺身、卵焼きと里芋・ふきの煮物、ごはんでした。おかわり自由と言われても誰もおかわりする人はいませんでした。
満腹のあとはマリーナに戻ってあとかたずけと4袋分のアサリの山分けでそれぞれに持ち帰ってもらいました。もちろん僕もしっかり持ってきました。またおいしいアサリが食べれるかと思うとうれしいですね。貝汁もいいし、酒蒸しもいいけど今度はパスタに入れて食べてみたい気がします。とにかく幡豆のアサリはふっくらしてほんとにおいしいと僕は思います。
それでは今日はこの辺で!