続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

疲労度

2012-12-21 23:53:00 | 好き嫌い趣味
私の身体のパーツはもうだいぶガタがきていて、耐久度が低いです。連続稼働時間とか測ると明らかに以前より短いです。感覚器系の弱り方は深刻で、目が疲れると瞳孔が緩んでピントが合いません。病院では神経系の問題とか言われたけどそれだけでは無い感じです。だって同じに使ってるのに左右で消耗具合が違いますから。

元々、目に負担の多い生活をしています。四六時中モニタと本の文字を読み、最近は手元を凝視して身体の限界がくるまでプラモデル組み立てしてます。

現在のガンプラの水準があまりに高くて簡単にすごいのが組めてしまうので、合間に古いキットも組んで気分転換するのですが、そのつもりなのですが、正直なところ旧キット組むのってなかなかに大変な作業で気分が変わる前に身体が消耗してダウンします。

一昨日組んだのは1/144ティエレンタオツーと1/144ガンダムアストレア・タイプF。どちらもランナー4~5枚あってかなりのパーツ量があるのですが、組むのは楽。とても楽。直線面にランナー接続があるのでニッパーで切ってデザインナイフで2、3回削ればキレイになり、即組めます。関節部分はポリパーツでスムーズに嵌り、どのパーツも精度がすばらしく高いのそのままキレイに合います。つまり1パーツあたりにかける労力がとても少ないわけです。ティエレンタオツーにはごつい可動シールドが2個もありますが、気付けば勝手に完成してました。アストレアは別名・武器セットと言われるほどに付属武器が多く10個くらい武器がありますが、それでもあっという間に出来上がりました。

先程まで組んでいたのはドルバックのパワードスーツ。ハークとノーブ。マシーネンクリーガーをもっと簡略化したような格好してて、キットも単色プラのモナカ構造。大きさもパーツ数もガンプラの半分もありませんが時間は倍以上かかりました。
曲面ばかりの丸っこいメカなのでバリ取りもデザインナイフで何度も削って整えます。1箇所あたりに10回くらいは削ります。今の私はバリの引っかかりが病的な程に気になるため、この作業は手が抜けません。そしてパーツを組むとうまく合わない。関節軸が太すぎたり細かったりするのでまた削り作業が続きます。ナイフで削ってヤスリで削って、ようやく合わせて接着して、しばらくほっといて乾燥したら溶けてはみ出したプラを削ります。つまり1工程当たりの手間が段違いに多いわけです。そして出来た完成品は背丈10センチもありません。とても小さくて弱そうです。実際、弱いメカらしいです。ドルバックなんて私は見てなかったからコイツの活躍なんて知らないわー。
今まで、リガード、グラージ、クァドラン・ロー、ウグにジャーゴにデュラッヘにガッシュ、ゲバイにドラウ。丸っこい形のメカを散々組んだが、どうにも進行具合にムラがあると思っていたらやっと原因が分かりました。曲面主体のキットはゲート跡処理の手間がかかるわけです。

前日の成果と今日の成果があまりに違うので、理由を考えていたらやっと結論が出ました。3手間×50と10手間×25の違い、でしょうか。1工程の手間が多すぎて時間かけた割に進みが遅く、出来上がりもしょぼく、こんなに頑張ったのに報われなかったと気落ちするわけです。

そりゃな、設計時期に20年以上の差があるキットの出来を比べちゃいけませんな。

今日はもう左目がダメになってしまってまるでピントが合わないのですが、ここまでやった成果がこんなものかよとがっかりです。そのくらいドルバックのパワードスーツのキットって出来がしょぼい。



それでも前のバルキリーⅡよりマシだと思ってますよ。コイツはちゃんと腕うごくからな。立派なものさ。あれと比べたらなんだって許せるさ。


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1/100ディラノス

2012-12-17 22:07:14 | 収集物
先日の衆議院選挙の投票は朝のうちにさっさと済ませて、一日中プラモ組んでました。

先程「宇宙用ティエレン」を組み終わったところです。出来の良さに感動します。パーツの精度が非常に高く、合わせ目はほぼ密着、構造も丈夫、可動範囲も広くてガシガシ遊べます。素晴らしい。プロポーションも私好みの無骨なシルエット。

なんでこんなに大げさに感動してるかというと、昨日まで組んでたキットが難物でな。

機甲兵。
ガリアンの敵の奴です。ザウエル、アゾルバ、ウィンガル、スカーツ、プロマキス。ポリキャップ使ってるので、可動もそれなりかと思ったら全然動きません。アゾルバの足曲がらないんですけど。スカーツの手足も全然動かないんですけど。ウィンガルの肩がユルユルですよ。体型もみなもっさり横に広くて格好悪いです。胴体が幅広で肩が小さい、いわゆる初代ドム体型のザウエル。今では既に絶滅したタイプのプロポーション。ポリキャップも流用らしく盛大に余るくせに、肘等のよく動く箇所にはポリキャップ無しだったりと、設計もチグハグ。当時のロボットプラモブームが終息しつつあった時期にこの出来では辛い。こりゃタカラもプラモデルから撤退するわな。

バルキリーⅡ。
公式に黒歴史扱いのマクロスⅡのバルキリー。デザインはそんなに悪くないし、差し替えだけど三段変形も再現可能。でも関節がダメ。何がダメって肩関節がダメ。私は今まで数百個のロボットプラモ組んできたけど、これほどダメな関節を見たことがありません。最悪です。軸が軟質パーツ。しかもパーツ2個合わせ。肩を動かそうとすると接続がほどけて分解します。軸を支える支柱も脆弱なのでふにゃふにゃ曲がります。腕の動かないロボットに存在意義は無いからな。武器を構えられない兵器に意味はないからな。個人的にはバルキリーというメカは好きじゃない方なのですが、これでまた私のマクロスというシリーズへの評価が下がりました。元々嫌いだったけど一層嫌いになりました。

ファイヤーバルキリーとかいうやつ。
もう名前も覚える気がありませんが、昔に出来心で買ってしまったキットが邪魔くさいのでついでに組みました。説明書が見づらいし、シールが紙製で分厚くて見栄え悪いし、パーツが上手くはまらないし、でかい翼を細い軸で繋ぐ無理矢理構造で脆そうだし、その翼も可動の邪魔だし、一応組み上げたけど全然良さがわからなかったので放棄しました。マクロス7は主人公の思考が全然理解できなくて気持ち悪かっただけなのに、なんでキット買ってるのかと当時の自分の見境無さにうんざりします。もうマクロスというシリーズへの個人的評価は下がり尽くしました。元々嫌いだったけどなお一層嫌いになりました。

ディラノス。
何それ?と言われそうなマイナーメカ。アオシマが他に版権取れなくてヤケクソ気味に出したアクロバンチとかいうアニメの敵メカ。ただでさえ知名度無くて売れなさそうなのに、敵メカで顔は目鼻パーツすらないのっぺりデザインで、両手がハサミとか汎用性の無い武装で、しかも3本足。股間から3本目の足が突き出している変なスタイル。でもアクロバンチの敵メカはみんなこんな具合で、無足、4脚、チンコキャノン、等の絶対に人気は要らないという変な意気込みばかり伝わってくる奴らばかりなので、個人的には大好きです。それに足が1本多い程度では先にイデオンのバッフクラン・重機動メカの変態デザイン見た後では別に驚きません。ガンガ・ルブあたりと比べたら随分親しみやすい姿ですよ、ディラノスさん。でも1/100のでかい方のキットをせこせこ大事に組んでる物好きは多くないでしょうが。こんなマイナー変メカのキットをあと2個組み予定です。つまり3個もある。通常のディラノスとクリアーのディラノス。こんな売れないアニメの敵メカのキットにクリアーバージョンなんてあるのです。当時のアオシマはこれしか弾がなかったんだよ。しかたないよ。だからその範囲でやれるだけやった結果、誰が喜ぶのか分からないこんな商品が出てしまったんだよ。私は喜ぶがな。駿河屋の在庫放出でこのクソダセえプラモデルの投げ売りに大喜びで50体くらい注文するくらいに、私はこういうアイテムが好きです。今じゃバンダイはガンダムだらけで、出るやつ出るやつみんな似たような顔だから、とっくに飽きが来ていて、こういう異形は私にとっては一周廻ってイケメンに見えます。
それはそうとこのキット、結構パーツ構成に癖があり説明書通りの順で組むとわりと手こずります。足回りのパーツの合いがかなりマズイので、輪ゴム・クリップで接着部分を固定して無理矢理繋げる作業は必須です。バリも多いのでデザインナイフで削りまくり、邪魔な場合はピンも切り飛ばして苦労して接着します。なんでこんな誰得叩き売りキットに真剣になっているのかと、ふと熱が冷める瞬間もあるのですが、バルキリーなんぞ組むよりマシだよ。ずっとマシだよ。楽しいですよ。

そんなこんなで出来に難のある古いキットを組み続けてきた後に、現行シリーズのガンプラをくむと、その出来の良さに感動してしまったわけです。組みながら変な笑い出てきちゃいました。

ここしばらく、接着剤使用する古いキットを作り続けてたので、接着剤の瓶が2個空になりました。
ガリアン、バイファム(アストロゲーターRV)、エルガイム、ドラグナー(ギガノス軍)、マクロス(デストロイド、ゼントラーディ)ザブングル。
ああ、これからアクロバンチの敵の残りも組みます。ドルバックの敵異星人メカも。

敵メカの立体物が増えていくのは良いですね。私はウルトラマンはいないけど怪獣は集めるし、トランスフォーマーはデストロンばかり増えていきます。

敵メカというのは見るものの感情移入・期待を考慮しないデザインでも問題ないので個性的な姿が多く飽きません。



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