続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

多すぎる荷物を捨てる

2020-10-12 02:23:32 | 日常

並行作業が苦手です。日々の生活を送りながら、空いた時間で余暇を楽しむ、などという器用な行動が出来ないので、その日の時間を「生活シフト」「余暇シフト」でがっつり区分し、どちらか一方を片付けてからもう片方を済ませます。ここに予定外のアクシデントが入ると丸ごと崩れてしまうので、だいたい1日1時間ほど作戦タイムを設けます。

生活側は基本的に苦痛で、息を止めながら耐えるだけの、自分にとっては価値のない時間。意識を乗せる身体を維持するために仕方なく続けてるだけで、何の楽しさも面白みも感じない、空気と餌の補給と運搬の時間です。

その嫌で嫌でしかたない忍耐をひたすら続けると、僅かな時間を楽しみに使うことが出来ます。

ただ余りに苦しい時間が長すぎて、頭が壊れてしまった私は、自分にとって何が楽しいのかわかりません。どうやら好きこのんで没頭したあれこれの物事は、後付けで「楽しい」と設定しただけで、実際の好気快楽には繋がっていなかったようです。やることが無い退屈さに耐えられないと感じた時に、緊急避難的に取り決めた、とりあえず当面の支えに使う仮基礎部分。そんな補助パーツだけでは当然ながら強度も牽引力も足りず、危なっかしい足場を少しでも堅めるために、あれやこれやと内容に踏み込まず検証もせず、近似値に目移りを繰り返し、気づいた頃にはたいして役に立たない支えの物量だけが膨れ上がり、纏わり付いて生活の重りと化し身動きが取れません。

致命的欠陥として、どうやら私は人への関心が通常より著しく薄く、人間関係を支えに出来るような情緒面はほとんど持ち合わせていません。他人とのやり取りが基本的にマウント取りの優劣競争と、ハラスメント系の強制脅迫要求としか感じられず、自分以外の人間に対しわりと公平に老若男女別け隔てなく嫌いです。老人は鬱陶しいし、子供は生意気だし、男は凶暴だし、女は残忍です。自分はどうなのかと言えば、そうやってワケもなく老人に罵られ子供に侮られ男に嘲られ女に疎まれる、生まれついての嫌われ者です。先に嫌ったのはあなた方ですよ。

それはともかく、2016年の中頃からせっせと軽量化を始めました。荷物の分量は半分以下まで減りましたけど、まだ十分ではありません。根本原因は物ではない。あれやこれや収集してばかりの依存症です。精神的にどうにも常に飢餓状態にあるらしく、何か少しでも似ていながら異なるバリエーションをかき集めることで、一時的に僅かながら退屈への不快感が和らぐのですが、その原因を見ずに対処療法的に続けても解決しません。購入して20年も死蔵した挙げ句、結局処分した品がどれだけあったか。ただのレンタルじゃねーか。しかもまったく未使用。場所と金銭ばかり負担が増えました。そもそも、最初の「楽しい」設定がずれていたから、そのまま誤作動続けて30年は経ちます。そろそろ根本を見直す時期です。

ただ、それへは僅かに恐れも感じていて、自分と関わるもの全てに「価値がない」と結論が出た時にどうなってしまうのか、予測がつきません。自分で自分を長年騙し続けてきたことを直視して、メンタルが苦しくはなれど、楽になる要因はありません。あまりに現実が退屈で味気なくつまらないために、その苦痛を緩和するために、自分に麻酔を打ちました。今更覚めてどうなるの。でも、続けるのももうつらい、しんどい、面倒くさいんだ。