続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

引越しの日

2019-07-14 12:20:55 | 日常
明後日に現住所を引き払い、新しい部屋に転居します。もう準備工程の95%は終えて、移動日の朝に布団とパソコンを片付けるのを待つだけです。

それで20年住んだ痕跡は無くなります。数カ月後には取り壊しが決まってるので、ここに一人ヘボくて凹んでドロドロになってモゾモゾもがいてた奴がいた跡など何も残りません。

この部屋に引っ越してきた日のことを覚えています。引越しというより夜逃げに近いものでした。荷物梱包を解く気力もなくて、何かコンビニで食べ物を買いにと出かけたら少し遠くて、不便なとこに来ちゃったなーと当時思っていました。
冬の寒い晩でダンボール箱の隙間で縮こまって寝たのもよく覚えています。

それから20年、健康もメンタルもぶっ壊れて私は弱っていく一方でした。建物も老朽化していって、管理会社が4つも変わりました。このまま、この部屋で朽ち果てるんだろうな、と考えてたのは10年くらい前頃です。持病や服薬の影響で、意識は低迷し、食事バランスも極端で、生活時間も不安定、体重がみるみる増えてそのストレスが更に深夜の過食を起こす悪循環にハマってました。もうダメだ、といつも考えていて、たいした目的意識もなく惰性で趣味のコレクションを買い続けたせいで、部屋の空間が圧迫されてきて掃除機をかけるのも一苦労です。結果、ホコリが溜まってハウスダストが酷い状態になりました。引越したいけど、今の自分では計画も立てられないし、荷物の整理梱包も出来ないし、転居費用も無いし、部屋の壁が見えないほど溜まった本と箱を見ながらシクシク泣いてました。たしか2013年頃には明確に自殺を考えていました。もう何をどうこうすれば良いのかわからなかったのです。

今までで最も長く暮らした場所ですけど、その分たくさん泣いた場所で、思い出すのは苦しいことばかりです。