続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

思考分析、その1.5

2009-09-28 22:52:06 | TRPG
エルーアさんというクレリックがいます。20lvの生クレリック。キャンペーン最後の20lv決戦でのMVPです。
そこでどういう設計してるのか聞いてみました。「他に専任術師がいないPTだったから…」ということでのカリッカリのピーキーにチューンナップされた、めちゃくちゃな設計でした。
まず自分がGMならどうするか。それが設計の基点だったそうです。
そして結論は真っ先に回復の要たるエルーアを殺しにかかると想定。
ハンパなダメージでは即回復してしまうので瞬殺狙い。
んで瞬殺可能状況は以下の2点。

・強力な攻撃力の戦士が至近距離でぶん殴る
・強力な火力をもった呪文を一気に叩き込む

1つ目の条件はまずPTの前線を崩さないとありえないので「真っ先」とはならない。そこで呪文を使用する事態を想定する。通常のダメージには対策が取られてるのでまず1撃死はありえない。そこで出てきたのが「リシプロカル・ジャイア」。強化バフの分だけダメージが入るいわばカウンター攻撃の呪文。それの威力最大化のさらに1.5倍のダメージ。必殺の一撃となるはずでした。しかしエルーアは自分が優先的に的になる状況を想定し、その敵の放つカウンター技に対するクロスカウンターの手段まで準備していました。スペルターニングリングです。呪文の跳ね返し。最初から打たれ弱い自らを囮にして敵の虚を突く逆転の発想。

私などではとても理解が及ばない。このLV帯になるとキャラのカタログスペックではなくドライバーの熟練度が左右するようになります。ルールを読み込んでるだけじゃダメです。設計ができないと。敵が何かを見定めて想定した戦術を組ませる。どのみち万能キャラは作れないゲームシステムです。PT内での自分の仕事を見つけた者が強いのでしょう。

いまやバフは剥がれてなんぼの戦闘の突入しました。バフ屋として投入したイセルは立場がありません。困ったぞ。やることが無いぞ。もっと考えろ。ルールブック読む以前の問題になってるぞ。


思考分析、その1

2009-09-21 01:33:42 | TRPG
そもD&Dでの魔法とはなんぞや?と考えてみる。ルールの半分以上は魔法で出来てるのだ。

・魔法は使い減りする有限のリソースである
・魔法はあらゆるものを補う
・魔法は割り込みができる
とりあえずこんなもん。でも、もう少し突っ込んでみよう。
有限のリソースということは、戦士系のいつでも無限に発動可能な「特技」とは違うわけで。読みと適したタイミングで使う必要があるということだ。このタイミングは敵の先手をとるか後手をひっくり返すかで違ってくる。自分の適したタイプはどっちか、先手を取るなら占術、後手を取るなら防御術。占術は索敵モード時に使い、戦闘時には戦闘用呪文にリソースを振りたいところ。おそらくその呪文の入れ替えがここでいうタイミング。戦端が開かれようとしてる時にあたふた占術をかけてるようでは遅いのだ。
どうも自分は占術向きではない気がする…。防御・召喚・変成術のどれかに切り替えた方がいいのかもしれない。

魔法があらゆるものを補うというのは言い過ぎではない、ジャンプも水泳も武器の扱いも一時的になら魔法でどうにかなるのだ。今出来ないことを一時だけ可能にする、それが魔法だ。そしてそれは多くの場合スクロールで代用できる。高レベルでかける必要が無い、滅多に使う機会の無いが、万一の保険などがその例だ。
もっともその使う機会があるかどうか、占術で前もって調べておくのも重要なのだが。やはり占術。自分の占術で何が出来るのかしっかり把握しておくべきだ。

術師の戦闘が異質なのは「割り込み」の要素が大きい。基本的に戦士系は1ラウンド1回の行動順番の約束からは逃れられない。しかし術師は朦朧から回復さえすれば理論上セレリティ呪文で何度でも割り込み可能、「ずっと自分の手番」ができる。戦士が動く前に魔法の応酬で勝負がつくのもこのセイである。この割り込みを先手で使うか、後手で使うかもPLの資質に左右される。自分はどちらなのだろう、いまだ敵の行動のキャンセルにしか使用できてない気がする。


以上の件から自分の課題が見えてきた。
・自分(イセル)の能力を自覚しろ
・得意専門分野を洗いなおせ
・占術は前日に使え
・セレリティで攻撃コンボを組め
と思ったが最後のはソーサラー向きかもしれない。

イセルはいったい何がしたい?アローガムの補佐だ。
しかし、アローガムだけの補佐では役目が足りない。
D&Dはチーム戦だ。味方にバフをかけ、敵のバフを剥ぎ、間合いを取り、前衛を攻め込ませるのは術師の役目だ。そこで考えるとバフかけは一応出来てる、バフ剥ぎはジュエルに遠く及ばない。位置取りは…バシルーラが怖くてアンカーかけてるせいで、最近ディメンジョン系呪文が使えない。いかんいかん。これでは単なるバイキルト要員でしかない。


ローブオブアークマギが有ればなぁ。術師lvも上がるんだが、いかんせん腹心の予算では苦しい。アローガムの強化もまだまだ発展途上、もっと予算が必要だ。

術師の師匠が増えた

2009-09-15 22:52:48 | TRPG
D&Dで新米術師の私には勉強しなくてはならないことがたくさんあります。それを今回また思い知りました。
先日のキャンペーン最終戦。3回戦闘がありました。趨勢を決めたのはクレリックの戦術でした。今度は神聖魔法の勉強ですか。もうついていけません。また頭上でわけのわからないやり取りの応酬があり、次の瞬間には勝負が決してしまいました。具体的にいうと…

クレリックのホーリーワードで敵を元の次元界の強制送還!
敵術師がセレリティで割り込み、ディメンジョナルアンカーで引き止め!
クレリックが「信仰の相殺」からのデュエルウォードでグレーターディスペルマジック!ディメンジョナルアンカーを解除!
強制送還完了!

バフ完成!
敵のリシプロカル・ジャイア!
スペルターニングリング発動!リシプロカル・ジャイア反転!
敵死亡!
これがわずか1ラウンドの間で起こりました。もうね、わけわかりません。書いた私もよくわかっていません。どういう仕組み?どういう設計?どういう思考でこうなってるの?
術師は10lvオーバーになると設計の癖が出てきて、PLごとにカスタマイズされているので他のPLでは大抵使いこなせなくなります。もちろんウチの術師ズもピキピキにチューンされているので他人では使いこなせません。そこでコツを聞いてみました。
「セレリティの空撃ち」「ディメンジョン系を制する」「ディスペルは必須」「スクライングは基本」「アーケンサイトを読む」「ファイアボールイラネ」
分かったような分からないような、やっぱり分かりません。偏ってます。ダメです、この先生達は参考になりません。
「攻撃呪文なんか持ってない」「会う前から戦ってる」「嫌がらせ万歳」「後だしは強い」「ちゃぶ台がえし」
なにが言いたいんですか、あなたがたは。
意味不明ですが、いざ動かし始めると強力です、彼らは。
敵の先制をとり、機先を挫き、土壇場で粘り、状況をひっくり返します。そしていけしゃあしゃあと言うのです。「今日はもう仕事したー」彼らがこう言ってる間は優勢です。頼もしい限りです。
ですが、私がその域まで到達するためには思考の素地から入れ替えるとこまでやらなくてはいけないようです。私の前衛戦士的思考とはまったく異なる思考パターンで構成されている世界です。エッジ先生、ジュエル先生、エルーア先生。私とは頭の中身が違います。
あとビルド過程を考えるとゴート先生にアルフレート先生。廻りじゅう師匠だらけです。

次回から思考変更のための分析をします。

キャンペーン1終了

2009-09-14 01:26:45 | TRPG
D&Dのキャンペーンがひとまず終了しました。最高lvの20lvでのドラゴン軍団との死闘に終止符です。騎乗弓兵ペルガの戦いもこれで一段落つきました。

頑張りました、ペルガと相棒ブタのトコモンは常時130前後のダメージを出し、確実に敵のHPを削りとりました。湯水の如く敵の弱点を突く専用矢(ベイン矢)を撃ちまくり、遊撃手の役割を果たしました。何度も書きましたがペルガは複座型キャラクターです。乗騎のブタに跨り、驚異的な機動力で戦場を疾走し、毎ラウンド全力攻撃でありったけの矢を射ます。きわめて単純な戦法ですが効果はあります。圧倒的なリーチで敵の間合い外から攻撃し、そのまま機動力を生かして遮蔽物に隠れます。ダメージリソースとしてはPTの攻撃役最下位ですが、常に攻撃できるタイミングを選ばない体勢と、常に敵の間合い外を高速での移動により、安定したダメージを毎ラウンド叩き出しました。
特筆すべきはやはり乗騎ブタのトコモンの機動力。通常の軽戦士が6マス移動なのに対し、高速化アイテムで強化したこのブタは17マス移動します。さらに全力移動で倍の34マスが普段の移動距離。ペルガは「立ち乗り」の特技によってこのブタの騎上から自由自在に矢を射ることが出来ます。ただ、弓のダメージは元々ペルガが小型種族のせいもあり小さいモノです。その辺は敵の種類によって専用のベイン矢を使い分け、ヘイスト呪文の追加攻撃、特技「速射」の併用により、手数で補います。そして高い命中率。透明化、分身化等している相手にも命中するようジェム・オブ・シーイング等のアイテムで敵の正体を見破るようにも対応していました。
あと、トコモンはブタ(正確にはトコモンという謎生物)ですが喋ります。「はいでちゅ」「えいでちゅ」と簡単な会話ができます。しかし本来「動物の相棒」が覚える「芸」を1つも覚えていません。レベルも12lvしかありませんでした。たった12lvで20lv帯の戦いの中を懸命に走りぬけました。
「ゆくぞートコモン!」
「はいでちゅ」
「退却じゃートコモン!」
「えいでちゅ」
戦闘中はこんな調子。
ちなみにペルガは外見は幼女ですがババァ口調で喋ります。最近流行のロリババァ系というヤツです。

そんなペルガとトコモンも今回でひとまず引退です。お疲れ様。強大なドラゴン軍団相手に一歩も引かずに戦った小さな戦士に休息を。
本名はペルガトリータ・オーキッドシードという長い名前だったりします。引退後は元の猟師に戻りのんきに25匹のトコモン(家にいっぱいいる)を飼って暮らすのでしょう。

トコモンというのは元々デジタルモンスターというゲームに出てくるモンスターの1種です。あまりに可愛いのでブタになぞらえてD&Dの自キャラにしてみました。ウチにはトコモンのぬいぐるみやら、マスコット人形やら、ワッペンやら、靴下やらいっぱいグッズがあったりします。

今日は自分のキャラの分だけ。
残りは明日以降に。

自キャラ萌え

2009-09-12 21:41:28 | D&D4版 セッション感想
自分の作ったキャラクターに萌えるという現象があります。珍しいものではありません。
しかし、私にはそれがあまり無いようです。
D&Dで使用しているキャラクターで「ホロブン」というヤツがいます。名前だけで苗字はありません。性格はまだ決まっていません。「困ったのう」とばかり言っています。過去の設定は「記憶喪失」の4文字で済ませました。
あんまりな扱いなので――友人に設定考えてもらいました。結局自分ではなにも作れないことには変わりありません。


自爆系

2009-09-09 02:51:49 | 日常
漫画の本を買ってきました。
最近のはよくわからんので作者買いと表紙買いで7冊。うち5冊はハズレでした。こんなギャンブルみたいな買い方するもんじゃないな。
ラブコメ、エロコメ、呼び名は色々あるけれどコメディというのは中途半端なものだと再確認。自分が求めているのはギャグ。しかもヒロインがヨゴレ役なやつ。失敗しても「微笑ましい」ではなく「本物のバカだ」と呆れてしまうような自爆系ヒロイン。なかなかいないんだなこれが。

いや、自分がけっこうな自爆系なせいもあっての嗜好かもしれません。


悪の召使

2009-09-03 22:31:45 | 好き嫌い趣味
今日はヒマだったのでニコニコ動画など久々にみてたですよ。そうするとですね私好みのしょっぱいヤツがありました。塩味。涙の味ってやつね。けっこう有名な歌みたい。私は今まで知らんかったけど。

話としてはちょっとマゾ的な忠臣の流れなんだけど、絵がいい。終盤の決意をかためて歩く主人公?の目がね。そっけない描き方なんだけど強い意志が宿ってて惚れた。ただソフトの調教が甘くて歌詞を聞き取り難い。

ちなみに上記の歌は裏バージョンで対になる表バージョンはこちら。

これだけみると「ふーん」でおしまい。裏事情がわかると俄然面白い。

曲ゴージャス版。

こっちは下に歌詞も出るし、聞きやすくなってる。
後半の二人が向き合う演出は素晴らしい。

哀れな話だね、でも泣け度合いは前のガイア幻想記ほどじゃない。あのブタの死に様のひどさったらもう。