「SPACE BATTLESHIP ヤマト」観てきました。最初はいつものキムタクで「あーしょせんジャニーズ映画か」とか思ってたんですが、キムタクが艦長代理になったあたりからだんだん古代進に見えてきました。
毎度のネタバレ全開な感想です。
いろいろ突っ込みどころはある。大気圏抜けるときの推力が足りないんじゃないのとか、ガミラスの扱いはあんまりじゃないのとか。それでも最後の場面でヤマトが特攻を仕掛けるのには泣けてしまう。第一艦橋で胸に手をあて、たった一人残って仲間を見送る古代進の姿に泣けて泣けて困る。あんな映画いくらでもこき下ろせるけれど泣かされてしまったこちらの負けなのでこれ以上悪口は書けません。だいたい私はあの「俺に任せて先に行け」というヤマトの自己犠牲精神のテーマが苦手なんだ。一人に任せるくらいなら全員で当たって各個撃破で突破しろ、というのがモットーなんだ。
だからこの映画は自分には合わない。ヤマトの目的は勝つことではなく、放射能除去装置を持って帰ることだから、どうしたって先を急がねばならない。そのためには幾度か仲間の犠牲を切り捨てていかねばならないわけで。途中「第三艦橋配属です」みたいな台詞があって、ああコイツ死ぬなと。原作でも散々破壊されていた魔の第三艦橋。やっぱり映画でもそこの仲間を切り捨てる、切り捨てねばならない場面があって、ああ、私はヤマトのこういう辛気臭くてやりきれないところが好きじゃないんだと再確認しました。あと今回のヤマトは原作の鬼神のごとく強いヤマトではなく、ひーひー言って逃げまくるちょっと情けないみっともない描写がされてます。最初に大型ミサイルを波動砲で吹っ飛ばした以外は、ワープを使って逃げまくりです。よって戦闘描写は案外少なく、敵のガミラスも一まとめの意識集合体にされてしまってます。そんな敵の描写の薄い今作でも、ドリルミサイルは出てくるのですが、チート人間の真田さんが途中で死んでしまうのでドリルミサイルを外せる人がいません。なので中盤から波動砲を使えず、最後は蓋をされたまま波動砲を撃って敵もろとも自爆というしまらない結果になります。あのドリルミサイルはきっと名前の出てなかったドメル将軍が撃ったとでも思おう。
正直なところ、この映画、けっこう泣けました。ヤマト出撃で泣けて最後で泣けて。感動したのとはちょっと違うけど、あのヤマトが今こうして甦って感慨深いものがあります。そう映画の出来自体はそうたいしたものではない。でもヤマトがずごごごごと地表を割り出撃する場面にあのテーマがかかると、途端に涙腺が決壊します。もう条件反射みたいなものでこれはどうしようもありません。私はヤマトを見たのは実は割と最近で古いながらも大人の観賞に耐える名作だと思ったのですが、そんな私でさえ泣けるのだから旧来から大ファンならいかほどのものか、と思ったのですが、世間的にはそうでもないようでやっぱ思い入れのある人ほど「あれは違う」となってるようです。ファンって難しいですね。まあ私もあと10年くらいたってボトムズが実写化されてイケメンアイドル俳優がキリコ役やってる映画が作られたら……見に行かないだろうな。そして多分怒る。ある種の感慨深さは感じるだろうけど。
まあ感慨深さなら今度の劇場版ウルトラマンのミラーマン・ファイヤーマン・ジャンボーグAの復活のほうが個人的には大きいわけで。明日からウルトラマンが公開されますがきっと私は劇場で暗いのいいことにボロボロ泣くのでしょう。幼い頃に憧れたヒーロー達の復活です、泣かないわけがありません。
泣くのは精神的に良いらしいです。カタルシス効果というやつがあるそうです。
毎度のネタバレ全開な感想です。
いろいろ突っ込みどころはある。大気圏抜けるときの推力が足りないんじゃないのとか、ガミラスの扱いはあんまりじゃないのとか。それでも最後の場面でヤマトが特攻を仕掛けるのには泣けてしまう。第一艦橋で胸に手をあて、たった一人残って仲間を見送る古代進の姿に泣けて泣けて困る。あんな映画いくらでもこき下ろせるけれど泣かされてしまったこちらの負けなのでこれ以上悪口は書けません。だいたい私はあの「俺に任せて先に行け」というヤマトの自己犠牲精神のテーマが苦手なんだ。一人に任せるくらいなら全員で当たって各個撃破で突破しろ、というのがモットーなんだ。
だからこの映画は自分には合わない。ヤマトの目的は勝つことではなく、放射能除去装置を持って帰ることだから、どうしたって先を急がねばならない。そのためには幾度か仲間の犠牲を切り捨てていかねばならないわけで。途中「第三艦橋配属です」みたいな台詞があって、ああコイツ死ぬなと。原作でも散々破壊されていた魔の第三艦橋。やっぱり映画でもそこの仲間を切り捨てる、切り捨てねばならない場面があって、ああ、私はヤマトのこういう辛気臭くてやりきれないところが好きじゃないんだと再確認しました。あと今回のヤマトは原作の鬼神のごとく強いヤマトではなく、ひーひー言って逃げまくるちょっと情けないみっともない描写がされてます。最初に大型ミサイルを波動砲で吹っ飛ばした以外は、ワープを使って逃げまくりです。よって戦闘描写は案外少なく、敵のガミラスも一まとめの意識集合体にされてしまってます。そんな敵の描写の薄い今作でも、ドリルミサイルは出てくるのですが、チート人間の真田さんが途中で死んでしまうのでドリルミサイルを外せる人がいません。なので中盤から波動砲を使えず、最後は蓋をされたまま波動砲を撃って敵もろとも自爆というしまらない結果になります。あのドリルミサイルはきっと名前の出てなかったドメル将軍が撃ったとでも思おう。
正直なところ、この映画、けっこう泣けました。ヤマト出撃で泣けて最後で泣けて。感動したのとはちょっと違うけど、あのヤマトが今こうして甦って感慨深いものがあります。そう映画の出来自体はそうたいしたものではない。でもヤマトがずごごごごと地表を割り出撃する場面にあのテーマがかかると、途端に涙腺が決壊します。もう条件反射みたいなものでこれはどうしようもありません。私はヤマトを見たのは実は割と最近で古いながらも大人の観賞に耐える名作だと思ったのですが、そんな私でさえ泣けるのだから旧来から大ファンならいかほどのものか、と思ったのですが、世間的にはそうでもないようでやっぱ思い入れのある人ほど「あれは違う」となってるようです。ファンって難しいですね。まあ私もあと10年くらいたってボトムズが実写化されてイケメンアイドル俳優がキリコ役やってる映画が作られたら……見に行かないだろうな。そして多分怒る。ある種の感慨深さは感じるだろうけど。
まあ感慨深さなら今度の劇場版ウルトラマンのミラーマン・ファイヤーマン・ジャンボーグAの復活のほうが個人的には大きいわけで。明日からウルトラマンが公開されますがきっと私は劇場で暗いのいいことにボロボロ泣くのでしょう。幼い頃に憧れたヒーロー達の復活です、泣かないわけがありません。
泣くのは精神的に良いらしいです。カタルシス効果というやつがあるそうです。