気付けばルールブックを読んでいる毎日です。
しかも自分の気に入った箇所しか読んでいないです。
こんなんではDMできるようになるのは、ずっと先です。
TRPGに限らず、戦闘はゲームの山場でキャラクターの晴れ舞台。そこで一番活躍できるのは当然ファイターなのですが、D&Dではそのファイターが意外と難しいのではないかという疑問が湧いた時から、今の試行錯誤は始まりました。
私、元はファイター信仰があったのでね。
ファイターの構成要素はシンプルで「攻撃」「防御」で成り立ってるんですが、
D&Dはやや面倒でそのどちらも複雑な要素の積み重ねです。ACは硬さと素早さとその他いろいろの複合値だし。
まー、攻撃はいいんだ、ほっといても基本攻撃ボーナス上がるし、複数攻撃可能になるし。
それでここからがファイターの問題。
ヤツラの防御は最初からそこそこ硬いので、以降さほど伸びを期待できません。
基本値10
鎧:フルプレート+8
盾:タワーシールド+4
敏捷ボーナス:+1
トータル23
初期状態で頑張ればここまで。
現実的には盾はヘヴィ・シールドを使うだろうからAC21ってところ。
以降《特技》や魔法のアイテムで1づつ、ちまちまと増やしていくわけですが、
装備に+5の強化ボーナスつけるのに25000gp、盾と鎧で50000gp。
これでなんとかAC33、あとは特技や他のアイテムで+α。AC35オーバー達成です。
10lvキャラクターの平均財産が49000gpだから、10lv以上になってから頑張りましょう、となります。
せっかく武装でガシガシ強化できるクラスなんだから、このくらいの装備はしたいのだが予算やら入手手段やらDMの許可やら、問題はたくさん。
以上が数値上の話。
ファイターというのはデリケートで、コレだけコストかけて強化してもそれが機能発揮するのは、平地で敵と向かい合って互いに殴り合ってる場合に限ります。
足元が滑って転んだら、相手が良く見えなかったら――低レベル呪文の「グリース」「グリッター・ダスト」でたちまち戦力ガタ落ち作動不良、そんな光景は何度も見てきてるわけで。
私には「アイアンクラッド・モーラー・ショック」というのがあります。
以前、6匹のアイアンクラッド・モーラーという魔獣に囲まれてフルボッコにされました。
35以上のACをたやすく突破してくる複数攻撃、圧倒的パワーの組み付き、他にも特殊攻撃でスタータス異常やら起こしてきましたが、何がショックだって「重戦士でも前線を維持できない」事実でした。
当時のレベルは13~14程、決して低くもないし、AC27の自キャラの装備も悪くないものでした。それでも敵の攻撃は「全て喰らうのが確定」してるのでは無意味です。
結論:ルールに従いマトモに作成していては強くなれない。
ボロボロに崩れた戦線を押し返したのは僧侶のマップ兵器呪文でした。
私のファイター信仰が粉々になった瞬間でした。
腕力以外にも戦場に要素は溢れていて、こちらの防御能力を超えて敵の攻撃力は高くなり、かといって「殺られる前に殺れ」が実践できるほど、相手の防御もHPも低くは無く。
自キャラは攻撃力なら相当に強力なものを備えています。コイツで押し切れないならどうやっても無理というほどに。
つまり、同様の戦法とってる限り、劣勢を覆すことは不可能。
今更戦法変更できるほど余裕もってキャラクター作ってません。
詰んだな。
その後も、接敵する前に飛び道具とブレスの洗礼を受け、死にかけて撤退したり、ファイターがろくに戦えない状況が続きました。
そう、ACなんてアテになりません。自分で自分を殴れば50%以上の確率で全弾命中するんだから。ファイターが前線で仲間を守りつつ殴りあうなんて幻想さ。守ってもらっているのはこっちのほうです。
プレイヤー的にはボロボロの負け戦、そんなことが続いた時に別キャンペーンに使用していたドワーフ戦士のシートを見て、ふと戦士キャラの限界が見えた気がしました。
以前も書きました。
「D&Dの戦士には限界がある」
その限界を突破するなら、戦士以外の途で登るしかない。
ただしネックはキャンペーンを20lvMAXまで続けるといかなくても、15lv前後まではやらないと「出来ない」尽くしのマゾ仕様でしかないルールシステム。
術師系なんて10lv越えてからが本番ですよ。
その条件で楽しむのなら10lv前後でスタイル確立してないと実用的とは言えない。つまりあんまりに能力を広げてると、スタイル完成>即キャンペーン終了なんて泣ける事態になりかねません。
いやー、別に戦士でもいいんだけど、すごくコストかかるし、必死にお金ためて完全装備かたまって、ようやっとフルパワー全開が最終シナリオ1話だけで終了なんてったら泣けるじゃない。装備にだって限界あるからどッかでDMの慈悲に縋る必要もでてくるじゃない。それに、せめてキャンペーン中盤くらいからはブイブイ言わして行きたいじゃない。大器晩成ってそれだけ楽しい期間が短いってコトじゃない。終わる時はみんな一緒に終わっちゃうわけだし。
しかも自分の気に入った箇所しか読んでいないです。
こんなんではDMできるようになるのは、ずっと先です。
TRPGに限らず、戦闘はゲームの山場でキャラクターの晴れ舞台。そこで一番活躍できるのは当然ファイターなのですが、D&Dではそのファイターが意外と難しいのではないかという疑問が湧いた時から、今の試行錯誤は始まりました。
私、元はファイター信仰があったのでね。
ファイターの構成要素はシンプルで「攻撃」「防御」で成り立ってるんですが、
D&Dはやや面倒でそのどちらも複雑な要素の積み重ねです。ACは硬さと素早さとその他いろいろの複合値だし。
まー、攻撃はいいんだ、ほっといても基本攻撃ボーナス上がるし、複数攻撃可能になるし。
それでここからがファイターの問題。
ヤツラの防御は最初からそこそこ硬いので、以降さほど伸びを期待できません。
基本値10
鎧:フルプレート+8
盾:タワーシールド+4
敏捷ボーナス:+1
トータル23
初期状態で頑張ればここまで。
現実的には盾はヘヴィ・シールドを使うだろうからAC21ってところ。
以降《特技》や魔法のアイテムで1づつ、ちまちまと増やしていくわけですが、
装備に+5の強化ボーナスつけるのに25000gp、盾と鎧で50000gp。
これでなんとかAC33、あとは特技や他のアイテムで+α。AC35オーバー達成です。
10lvキャラクターの平均財産が49000gpだから、10lv以上になってから頑張りましょう、となります。
せっかく武装でガシガシ強化できるクラスなんだから、このくらいの装備はしたいのだが予算やら入手手段やらDMの許可やら、問題はたくさん。
以上が数値上の話。
ファイターというのはデリケートで、コレだけコストかけて強化してもそれが機能発揮するのは、平地で敵と向かい合って互いに殴り合ってる場合に限ります。
足元が滑って転んだら、相手が良く見えなかったら――低レベル呪文の「グリース」「グリッター・ダスト」でたちまち戦力ガタ落ち作動不良、そんな光景は何度も見てきてるわけで。
私には「アイアンクラッド・モーラー・ショック」というのがあります。
以前、6匹のアイアンクラッド・モーラーという魔獣に囲まれてフルボッコにされました。
35以上のACをたやすく突破してくる複数攻撃、圧倒的パワーの組み付き、他にも特殊攻撃でスタータス異常やら起こしてきましたが、何がショックだって「重戦士でも前線を維持できない」事実でした。
当時のレベルは13~14程、決して低くもないし、AC27の自キャラの装備も悪くないものでした。それでも敵の攻撃は「全て喰らうのが確定」してるのでは無意味です。
結論:ルールに従いマトモに作成していては強くなれない。
ボロボロに崩れた戦線を押し返したのは僧侶のマップ兵器呪文でした。
私のファイター信仰が粉々になった瞬間でした。
腕力以外にも戦場に要素は溢れていて、こちらの防御能力を超えて敵の攻撃力は高くなり、かといって「殺られる前に殺れ」が実践できるほど、相手の防御もHPも低くは無く。
自キャラは攻撃力なら相当に強力なものを備えています。コイツで押し切れないならどうやっても無理というほどに。
つまり、同様の戦法とってる限り、劣勢を覆すことは不可能。
今更戦法変更できるほど余裕もってキャラクター作ってません。
詰んだな。
その後も、接敵する前に飛び道具とブレスの洗礼を受け、死にかけて撤退したり、ファイターがろくに戦えない状況が続きました。
そう、ACなんてアテになりません。自分で自分を殴れば50%以上の確率で全弾命中するんだから。ファイターが前線で仲間を守りつつ殴りあうなんて幻想さ。守ってもらっているのはこっちのほうです。
プレイヤー的にはボロボロの負け戦、そんなことが続いた時に別キャンペーンに使用していたドワーフ戦士のシートを見て、ふと戦士キャラの限界が見えた気がしました。
以前も書きました。
「D&Dの戦士には限界がある」
その限界を突破するなら、戦士以外の途で登るしかない。
ただしネックはキャンペーンを20lvMAXまで続けるといかなくても、15lv前後まではやらないと「出来ない」尽くしのマゾ仕様でしかないルールシステム。
術師系なんて10lv越えてからが本番ですよ。
その条件で楽しむのなら10lv前後でスタイル確立してないと実用的とは言えない。つまりあんまりに能力を広げてると、スタイル完成>即キャンペーン終了なんて泣ける事態になりかねません。
いやー、別に戦士でもいいんだけど、すごくコストかかるし、必死にお金ためて完全装備かたまって、ようやっとフルパワー全開が最終シナリオ1話だけで終了なんてったら泣けるじゃない。装備にだって限界あるからどッかでDMの慈悲に縋る必要もでてくるじゃない。それに、せめてキャンペーン中盤くらいからはブイブイ言わして行きたいじゃない。大器晩成ってそれだけ楽しい期間が短いってコトじゃない。終わる時はみんな一緒に終わっちゃうわけだし。