「高くて良いのは当たり前、
安くて良いのが素晴らしい。」
昔、Drシーゲルこと成毛滋さんは
ラジオで繰り返し言いました。
以前僕のエフェクターボードの中には2台
しか入ってないとMarshallについて
書いた回に書きましたが今回は、その
2台についてです。この話は長くなる
ので何回かに分けて書きます。
ライヴハウスにレギュラーで出ていた
頃は毎回自分のMarshallにDIGITECH
2112のプリアンプと専用のコントローラー
control oneそれにREXERのワイヤレス
システムとスペアを含めた2本のギターを
必ず持っていきました。
これでも他のバンドのギタリストに
比べると僕の機材は少ない方でしたが、
どう考えても電車では運べないしセッティング
にも時間がかかるしパーツが多いので
忘れ物をしてないか余計な神経は使うしで
かなりの労力を要しました。
当時のライヴハウスではこれが当たり前の
光景でギタリスト以上にドラマーは何処の
バンドも到底1人では運べない巨大な
セットを長時間かけて組み立てて
いました。
ただ僕達のバンドはせいぜい1ヶ月に
1度くらいのもんだから頑張って
いられるけど毎日のように演奏する
人達はこんなこと毎日やってられる
のか疑問ではありました。
それから何年後かにその疑問が
解ける日が来ました。
前作5SongsDemoの録音の時
プロミュージシャンであった当時のドラマーが
録音には自分のドラムセットを持ってくる
というのでプロのセットとはどんなに
スゴイのを持ってくるんだろうと
思っていたら・・・・。
持って来た彼のドラムセットはとてもシンプル
で一人で短時間で運べるものでした。
毎日のように演奏している彼の
セットは文字通り必要最低限で構成
されていてこれがプロの仕事道具だと
物語っているようでした。
彼のセットにヒントを得て機材の軽量化を
考えました。もちろん自分が最低限納得の
出来る音が出せるシステムであることが
大前提です。
ただ僕は元々エフェクターを多用するタイプ
ではないので必要な音はディストーション
サウンドとクリーントーンにエコーのオン、オフが
出来れば十分です。前述の大掛かり
なセットも基本的には綺麗なディストーション
サウンドを得る為の物です。
長くなってきたので今回はこの辺で!
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