STORY OF INSURANCE

保険って?
生命保険・損害保険・第3分野の保険
この保険はどこから入るといいんだろう?

保険料取りすぎのニュース

2008-05-23 17:28:19 | 火災保険
大手損保6社が保険料を取りすぎていた、というニュースが報道されました。

原因は、耐火性の高い住宅向けの割引制度を、誤って適用しなかったこと
などとされています。

報道されていた大手6社は、いずれも代理店制度をとっている会社です。
代理店の怠慢だとしか言いようがありません。



取り過ぎていた保険料は、火災保険の保険料です。

火災保険については前にも触れていますが、火災保険は建物と家財に
つける保険です。
いずれも建物の構造によって保険料が決まります。
構造は、普通の住宅であればA構造~D構造まであります。

A構造は、マンションなどコンクリートの住宅で一番燃えにくい(燃えない)ために
保険料は安く設定されています。

B構造は、鉄骨造りや土蔵造りなどですが、外壁が不燃材料であるものも
含みます。
2番目に保険料は安くなっています。

そして個人の住宅としては一般的なのがC構造です。
C構造は、木造(柱が木)、サイディング(外壁)の建物です。

D構造は、柱と外壁が木の建物です。
昔ながらの家や、ログハウスもD構造です。
木は燃え易いために保険料は一番高いです。

火災保険は、構造によって決められた保険料から、更に割引になる場合があります。

それが今回ニュースになった”耐火性”に対する割引ですが、割引はこの他に、
スプリンクラーによる割引や、高機能(オール電化住宅や
厨房設備にIHヒーターなど使用)住宅に対する割引,、築年割引、安全機器に対する割引、
その他にも色々な割引があります。 

火災保険の契約は、代理店が契約する物件を確認して、必要であれば
確認申請書などのコピーを添付します。

火災保険の契約時に代理店の人が、
”この住宅の柱は何を使っていますか?”
”外壁はサイディングに見えますが間違いないですか?”
”屋根は陸屋根ですね?”
”面積を教えてください。”
”割引の制度がありますが、それに当てはまるものはないですか?” 

としつこく色々聞いたとしても、ちゃんと答えてあげてください。

質問しない代理店は、マリックさんのような透視力があるか、勉強不足かの
どっちかだと思います。
/*省令準耐火構造のツーバイフォーなどは外見からは確認できません*/

”関連サイト”も見てくださいね。
コメント
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