いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

ムツゴロウさんの講演会~犬との暮らしの基本のき~ 20160207

2016-02-10 | 日記

チャーリードッグスクール主催ムツゴロウさんの講演会に行ってきました。

前回は、去年8月に横浜で開催された「咬み犬といわれる君たちへ」でしたが、

今回は、「全編Q&Aで・・・」とムツゴロウさんからのご提案で、みなさんが日ごろ疑問に思っていること

ムツゴロウさんだからぜひ聞いてみたいことなどの質問に答えるかたちでお話をしてくださいました。

その前日に、「ムツゴロウさんの動物愛が消えた!」というセンセーショナルな記事が出ましたが、

ここにいたら、「それは間違いである!」と誰もが納得したと思います。

それほどまでに、ムツゴロウさんのお話は動物愛(動物も、ヒトも)に満ち溢れていたし

なにより動物のお話をしているとき、本当に楽しそうでしたもの。

 

 

犬と暮らすとき、ヒトはどうして「先祖がオオカミ」と「上下関係」を持ち出すのでしょうね。

そんなことって、実はどうでもいいことじゃないかなぁ。

犬は犬だし、犬の一生を預かっているのはヒトですもの。

犬を慈しみ、育て、ともに暮らし、看取る…そしてそのあとも…

犬もヒトもその時そのときぶつかりあいがあったとしても、愛をもって乗り越えていこう♪

ムツゴロウさんが伝えたかったことってやっぱり「動物愛」だったなぁ…と改めて考えています。

 

Choco.と暮らして10年がすぎ、塩梅って大切だなぁと思っています。

前進することももちろん大切だけど、後戻りすることははずかしいことじゃない。

まちがった!失敗した!…と思ったら、その時には方向転換すればいいのですもの。 

 

私はそんなときにはきっと、「よかった~、気づくことができて♪」ってうれしく思います!


ハーネスのお話

2016-02-05 | Choco.のトレーニング

 みなさんは、ふだん首輪ですか?ハーネスですか?

 私は、Choco.が家に来たころ…今から10年も前ですが、
そのときハーネスは、犬ぞりの犬が引っ張るための道具と言われました。
だから引っ張りが強い犬、トレーニングには不向き、ひっぱりは治らないとさえ言われたものでした。

実際にハーネスもつけたことがありましたが、Choco.が後ずさりして何度かぬけてしまい、
怖くなってつけなくなったということもありました。 
それで、ずっと首輪で暮らしていました。


首輪にはいろいろな種類があります。
ストッパーがないチョークチェーン、絞めると棘が出るプロングカラー、
首のサイズに合わせたところまで締まるハーフチョークカラー、一般的なバックルカラー。
動物福祉の観点から言えば、一飼い主としては、チョークチェーンやブロンクカラーはもってのほかでしたし、
どう考えても一般飼い主が上手に使えるはずはない道具だと思います。
幸い私が師事したトレーナーさんはそのような首輪は使いませんでした。
ただ、プレミア・カラーについては首輪ぬけしにくいこと、装着しやすいことで、ずっと使い続けていました。 

普通のバックル式の首輪のほかに、使っていたハーフチョークカラー2タイプ。 

プレミア・カラー
名前と私の電話番号が刺しゅうされているので今は迷子札がわりに常時つけています。 


ハーフチョーク・カラー
リードで引くと鎖がジャラっということで合図になるといわれて購入したもの 

ハーフチョークカラーは、ふだんひっぱりさえしなければゆるんでいます。
ひっぱったときだけ首の太さまでは締まる(刺激が入る)ので、
締まるのがいやだから引っ張らないで歩くようになる…と言われたものでしたが、
Choco.の場合はあまり関係なかったように思います(苦笑)

特に今は、犬の首を強く引くことは、犬の健康上非常によくないということですから、それは注意が必要です。

 

リードショックを使ったトレーニングをしていなかったのはChoco.と私にとっては幸いでした。
でも引っ張られたときに、リードを引き込んでいたこともあるので今考えると冷や汗ものでしたよ。
その後チャーリードッグスクールのお散歩トレーニングに参加するようになって、
ハーネスだから引っ張るわけではないということを学んだ上でChoco.にも使うようになりました。
犬が引っ張った時、飼い主がとめるのにリードを引くと、犬と綱引き状態になります。
それをさせないためには、リードは止めるだけ。それからグッパーでリードをゆるめると・・・
あぁ~ら不思議、犬は前傾姿勢(引っ張るときの姿勢)を解除して四肢でバランスよく立てるのです。
ハーネスは、止めるときに体をホールドするので犬が止まりやすいのではないかと思います。
ハーネスでの歩き方、止め方は学びが必要です。
きちんと学んで正しく使いましょう~♪ 

 

 
口が開いているのはボールをくわえているから(笑) 

Choco.が使っているのはフリースラインドハーネスというもので、ハーネスの幅が太く、しっかりと保定されます。

背中のバックルのバランスが良い。

何度も言いますが、ハーネスだからといって乱暴な扱いをすれば、やはり犬にとっては苦しいですから
どんなときでもリードはひかずに止めることを心がける必要があります。 

 

 
止めます!

 日本で暮らすわけですから、首輪またはハーネスとリードは切っても切れないものです。
犬にとって苦痛のないように、道具も吟味して選択しましょう。
もちろん正しく使いましょう♪

 

首と首輪とリードと飼い主 京子アルシャーさん の記事です

 


リードのお話

2016-02-04 | Choco.のトレーニング

私は、最初はいただきものの1.2mのリードから始めました。
その後トレーニングを始めて、1.8m を使っていました。
Choco.は体高(床から首輪のあたりまで)35㎝くらいしかありません。
1.2mのものはさすがに余裕がなくて、ほとんど張っている状態が多かったと思います。

常に脚側歩行…というならそれでもいいのですが、
私が考えるお散歩は、Choco.には安全確保したうえで自由行動を許したいわけです。
そうなるとまず長さが足りません。 
ちょっと離れただけで、リードが張れてしまい、Choco.の首にはショックが入ります。
犬の首は強いから大丈夫…という都市伝説を信じて強めのリードショックを何のためらいもなく
トレーニングに使っている方も多いと思いますが、現在では、犬にリードショックを与えることで
頸椎に傷害を与えてしまうとわかってきていますので、注意が必要です。

私は4年前から3mまたは5mリードを散歩のときに使っています。
別にロングリードだからといって長いままズルズルと使っているわけではありません。 
常に束ねていて、必要な時だけ伸ばす…という使い方です。

お散歩ボランティアでは、備え付けの短リードのみを使うということになったので、
それに合わせて久しぶりにChoco.の散歩でも使ってみました。
使ったのは1.8mのリードです。ただ、首輪でなくてハーネスでしたけどね。

歩くときには1.8mのリードも束ねて持っています。

今日使って思ったことは、
1.8mのものでもなんら不都合がありませんでした。
一番感じたことは、短くてもヒトがリードを引き込むような使い方をせずに
飼い主である私がリードが張らないように少し多めに動けば
 ガクンと止めてしまうこともないし、綱引き状態にもなりませんでした。 
今度は首輪と短リードのセットでもお散歩してみようと思います。 

 

におい嗅ぎ中。リード目いっぱい伸ばしていますが、張っていません。

 

帰り道はロングリードに付け替えて田んぼ道でリードワークの復習=止めた後リードを伸ばして後ろに下がると・・・

リードを引っ張らなくても自発的に戻ってくるんですよねぇ~

リードワークってみよう見真似で…とか、トレーニングしている友だちから教わって…とか多いと思いますが、
なんちゃって…が多いですよね。
やっぱりちゃんと理論とともに習った方がいいと思います。


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