いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

叱らない犬育て

2023-06-30 | チャーリードッグスクール犬の森の歩き方
今日は雨が降る予報だけれど、
降ったりやんだりでは、
止んだ時の湿度がヤバいです。
特に、地面から湿気が上がってくるので
犬のお散歩は要注意!


犬のしつけをどうすれば?ってとき、
飼い主が毅然とした態度をとるとかでは、
飼い主が毅然と思っていても犬にはわからないし、
飴とムチとかよく言われたけれど、
飴はちゃんとご褒美として犬に伝わらず、
飴が飼い主にとっての飴にしかなってなかったり、
ムチを打ってそれが犬にとって「いけないこと」で
次からはやめようとか…そんなことはないよね。
その方法が正しければ、犬は飼い主の言うことがわかるはずだし。
でもそうならないってことは、やってることが正しくないってことですよ。

飼い主にとって「叱る」って簡単なことなんですよね。
飼い主がそれは間違ってるって思ったら、「No!」って言えばいいから。
そして、「犬に考えさせる」やりがちでしょう?
でも、犬には「No!」って言われたときの
飼い主さんの怖い顔や大きな声だけ、
もしリードショックされたら、
その時の「びっくりした!」「痛い!」
不意打ちの怖さや、痛みだけが心に刻まれる。
しかも、犬には「今の自分の行動が間違っていた」意識はないし、
「反省している顔」は飼い主に対する恐怖の表情だから!
何度でも同じ行動をしますよね。
すると、飼い主さんは、
言い方、声の大きさ、リードショックの強さを増してやってみるでしょう。
でも、それでも犬には届かないんですよね。
どんどん強くしていっても解決しないから
こんな風にしかできない自分を責めたり、
せっかくお互いが幸せになりたくて迎えたはずの愛犬が
飼い主の言うことを聞かないし、かわいいと思えなくなるかもしれません。
犬から犬らしさはなくなっていっちゃうし、
どんどん叱りも怒りもレベルは上がる一方になるから
飼い主さんも、疲れ切っちゃいますよね。

だから犬を育てるのに、叱っても意味がないんです。

そんな毎日の中で、飼い主さん自身が考えを変えること、
犬のことを学ぶことは飼い主さんにとって辛いかもしれません。
今まで良かれと思って信じてやってきたことを否定されるんですものね。
でもそこをがんばって、学んで!と言いたいです。

日々の暮らしは犬とヒトとのコミュニケーションで成り立っているんですよね。
暮らしやすくなりたいのは、犬もヒトもなんだから。

Choco.との暮らしの17年間の後の11年間はそうやって頑張りました。
Choco.の吠えは最初のころは1言も吠えないようにと思っていたけれど、
Choco.にとってだんまりはウェルフェアとは言えない。
それよりも、ずっとわけわからなくなるまで
吠えっぱなしにならないように、を心がけました。
吠え始めた時に、私から「教えてくれてありがとう」を言うか
「無反応」を返すか、それも学びの中で知ったことでした。
同じ「吠える」でも、その中身は違うからです。



あれこれよさげな方法を探して、それを試して、
ダメなら次を探して…は犬を混乱させて、問題を長引かせます。
早めの対処で犬がいつも明るい顔で暮らせるようにしてあげませんか?



歩かなくてもお散歩

2023-06-29 | 叱りも罰もない犬との暮らし方
なんだか30℃でも身に応えるのは
湿度が高いから?
明日は一雨降りそうなんだけど、
一日降るわけじゃないから
やんだ後の蒸し暑さが辛いかも。

Choco.のノーズワークはいろんなパターンでやります。

一粒ずつ探す
ばらまいて探す
タッパーに入れたのを探す
大きな石の上や木の根っこのところを探す
お皿を伏せたところに仕込んだおやつを探す
箱をいくつか用意して、おやつが入っている箱を探す
小さな植木鉢をふせて、底穴からのにおいで探す
ペットボトルやビジーボールの中のおやつを取り出す。
などなど。

暑い時には小さなタッパーに入れた水におやつを浮かべたのを
凍らせてお散歩で、ノーズワークしてガリガリ齧る。
これは、動物園のシロクマが凍らせたおやつで遊ぶのを見て
真似してみました。
持ち歩いている間に少し溶けるから、
すぐにおやつに到達しちゃうけど
そのくらいならお腹も壊さないでしょ。

いろいろと思いつくままやってみると、
すぐに見つけたり、Choco.なりにいろいろ工夫したり、
夏のお散歩は、涼しい場所でとどまって遊ぶのもいいですよね。




体調管理

2023-06-28 | Choco.の健康と自然療法
ここのところ、気温の上昇だけでなく、湿度がすごいです。
部屋の中でエアコンつけても72%って表示の携帯用熱中症計。
もちろん警戒ランプがついています。

この前作ったシソジュースと梅ジュース、
糖分もそこそこあるから飲みすぎには注意だけれど
それでも飲んじゃう( ̄∇ ̄)

Choco.がいないので、早朝散歩はないけれど、
ねこのデリバリーの時間帯もそれほど過ごしやすくないですね。
今日も風が生暖かく、あげく雨がぱらつきましたからね。

犬も猫もヒトも体調に気をつけないといけないですね。

田んぼに入れる水用の水路
流れがあるのでがんばって歩いていました。

Choco.は水路の水を飲むことはありませんでしたが、
クリニックでは川の水や湖の水など水遊びが好きな犬、
水たまりの水をなめる犬、キャンプなど野生動物のそばに行く犬は
注意が必要と言われていました。
うちの近くには雑木林、原っぱ、畑…などが点在しているし、
私もデリバリー中にタヌキにも遭遇するし、
ご飯に来たねこが小さなネズミをつかまえたこともあるし、
だから原っぱの水たまりなんかは気をつけていました。

そういう時に心配なのが、犬レプトスピラ症ですね。
病原性レプトスピラ菌に感染した動物の尿で
汚染された土や水を口にしたり、
また触れたりすることで感染します。
症状が出ない「不顕性」、
腎炎や出血性胃腸炎などになる「出血型」、
痙攣や嘔吐、黄疸などが出る「黄疸型」があり、
人間にも感染する「人獣共通感染症」です
レプトスピラ菌には250以上の血清型があり、
混合ワクチンに入っている血清型は
「イクテロヘモラジー(コペンハーゲニ―)」
「カニコーラ」「ヘブドマディス」「オータムナリス」
「オーストラリス」などです。
ヒトからヒトの感染はありません。
レプトスピラ感染症の発症が確認された地域では
単体のワクチン接種もできる動物病院もあるそうですね。


ワクチン接種は飼い主さんにゆだねられていますよね。
私も今のクリニックに転院したのは
前の病院では一律8種と言われたからです。
Choco.の生活環境を考えた時、
基本の5種で不都合がなかったから。
それも今の先生とよく相談して決めました。

もし、気になることがあるならば、専門家に聞くことが一番です。
まちがってもネットの情報を鵜呑みにしない方がいいと思います。


身体の癖

2023-06-27 | 犬の森・オフ会( 散トレ)・リードワークWS
先日のリードワークワークショップで先生から指摘された
その立ち方では、犬を止められない。問題について。


意識しないで立つと、指摘されたように立ってしまうことに
前にも言われたはずなのに、今回も同じように立っていることが判明。
犬を止めるときに、こうじゃなきゃは、無意識でなければならないので、
そうなるまでは、意識して立たなければ!

もちろん毎日の散歩で犬を練習台にするわけにはいかないけれど、
犬がいないから余計に所作があいまいになってしまっているなと
痛感しました。

もう一度初心に戻って、自主練しておかないと!

リードワークで目指しているのは、
ノーリードのように犬が歩けること、
止められることも、犬にとって嫌でないこと。

もちろん歩くときにも体幹を意識していなければならないけれど、
止めることも私にとって重要課題です。
止められないでなく、止めてないことにつながるから。
止めたつもりでもで犬が動けてしまったら、
ハンドラーは引っ張らせたくないのに
犬は余計に引っ張ってしまうでしょう。


まずは、止められる、止める、
立っている時には、わりとちゃんと立ってるつもりだけど、
歩いているところから止まるときが私は問題だな。
この時もそうだった…💦






リードワークワークショップ@小田原 20230624

2023-06-25 | 犬の森・オフ会( 散トレ)・リードワークWS
昨日は3月に引き続きリードワークワークショップに参加しました。

そもそも「お散歩って誰のため?」
だれでも「犬のため」と答えると思います。
でもリードワークというと、
「飼い主のため」とおっしゃるんじゃないですか?
脚側で歩けるか、道草や拾い食いしないで歩けるか、
他の犬に吠えたり突進したりしないか、
つまり、いかに犬に言うことを聞かせるかを学ぶと思っていませんか?

ところが、最初から最後まで、
「犬のため」というのが、犬の森のリードワークです。
動物福祉5つの自由のうちの
4.恐怖や抑圧からの自由
5.正常な行動を表現する自由
特にお散歩という犬の一番大好きなイベントで
この2項目をかなえることができるリードワークです。

リードの長さが3mなのも、
リードを引っ張らないことも、
リードでショックを与えないことも、
リードをゆるめることが「し」でも「J」でもないことも、
リードで犬の姿勢をくずさないようにすることも、
止めるときはしっかりとめて、すぐゆるめることも、
犬が飼い主の動きに気づくのが、リードが緩まった時のことも、
犬とつながっているリードがいつも親が子と手をつなぐように、ということも、
…などなど、すべてが犬が犬らしくいられるように、
犬とおだやかなコミュニケーションをとれるようにというのが
犬の森のリードワークです。

犬は、自分の後ろからバタバタ足音がすれば、
それが確かに飼い主さんの足音であったとしても
音に追いかけられて、駆け足になってしまいがちです。
だから、
リードの持ち方、リードを伸ばしたり、手繰ったり、
止めたりする手の使い方、などリードの扱い方だけでなく
ヒトの動きや歩き方もリードワークに含まれます。
リードを持ったまま、犬の速度に合わせるためにも
それぞれが大切な技術になりますから。

いつでも、どこでも同じ動きができるようにするには
練習が一番ですが、その時に散歩中の愛犬を練習台にすることなく、
事前にシミュレーションしながら練習しておくことも
大切な技術向上のための学びです。
だから、ワークショップは犬なしで!なんですね。


参加者の皆さんは、ワークショップで学んだことを
早速夕方のお散歩から!とおっしゃっていました。
もちろん練習は、椅子やテーブルの足を使ってやるそうです(笑)
わたしは、Choco.がいないので、エアで練習のみになりますけどね(笑)

私の大好きなChoco.との歩様♪
ナスカンは犬の身体に乗っていないこと。
リードは張っていないこと。
少し大股で歩くこと。
犬はリズミカルに歩けていること。

昨日のランチは小田原の駅弁でした。
結構ご飯の量が多くて、
結局はっちのこともあり、
夕飯はなしでした( ̄∇ ̄)

まずはここから始めませんか?