いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

手をつなぐように…♪

2016-01-25 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

リードで犬に合図を送るという方は多いと思います。
でも、その合図って犬に「NO!]を伝えるために使っていませんか?
犬が正解を選ぶために不正解がなにかを教える・・・って考えてやっていますよね。 
犬に考えさせようとして、「あれもこれも違う!」って言ってませんか?
そのたびに、「リードショック」していませんか? 

犬にとってたのしいはずのお散歩の合図=リードをつけること=を嫌いにしていないでしょうか?

愛犬との絆…は、リードをつけていてもつけていなくてもはぐくむことができますが、
そこに、「わけのわからない痛み」があったら犬にとって自分の前にいる飼い主さん、
自分のリードを持っている飼い主さんを信頼できるでしょうか?
リードショックされて、そのあと「いい子」って言われても
なんでリードショックだったのか、なんでいい子なのか犬に伝わるでしょうか?

小さい子と手をつなぐ時、なにもなければ手と手を力を入れずにやさしくつなぎますよね。
そのかわり、その子が急に走り出そうとしたら、その時にはギュッとにぎって離れないようにしますよね。

犬のリードもそれと同じでいいのではないかと思います。 自由と抑制の2者選択、しかもバランスよく♪
リードを張らずに自分のそばを歩いてほしいならば、ふだんのお散歩なら
緩いリードで、オフリードの感じで歩き必要な時には止める。
そのためには何にもない時にはヒトが動いて緩んだ状態をつくればいいのでは?
犬のためのお散歩ですもの。

 

Choco.の場合は、家から出て少し歩くともようしてきて小走りになります。
そんなときには、私も歩調を合わせて走ります。
排泄後、また走り出したら今度はゆっくり歩いてほしいからいったん止めて、
戻ってきても来なくても「ゆっくりね。」と声をかけて
リードを手繰ってそばに行ってからリードを緩めて歩き出すようにします。
ショックを与えなくても、リードが張ったときにしっかりと止めれば前進できないし、
そういう時には止まるということは伝えられます。
ゆっくり歩けたら「そう♪そう♪」と言えばゆっくり歩けばいいのだなってわかるようになります。
じっさいに少し速足気味で歩いているときに「ゆっくりね♪」というと少し速度を落としてくれたり
私がそばにくるのを待ってくれたりします。 

お散歩中は、においにつられてあちこち忙しく動き回ることがあります。
そういう時にはまわりにヒトがいなければ、3mリードを伸ばしてChoco.が自由にそこまで行けるようにします。
その間私は…離れっぱなしにならないように伸ばしたリードを手繰ってChoco.のそばまで行きつきます。
もちろんにおい嗅ぎだけならいいですが、食べ物が落ちていたりするので鼻先を観察しています(笑)
なぜ3mリードなのにすぐに束ねるか。長くのばしたままの時に急に走り出そうものなら止められないし
動ける範囲が直径6m!これって私とChoco.にとっては危険です!
だから3mリードは正味1m~1.5mくらいで歩く感じです。 

 


そういうお散歩をしていると、止められたときに「なに?」って振り返ると思うんです。
その時には「いかないよ。」
「行動がとめられたこと」と「行かないよ」がつながると思うんです。
言葉は「行かないよ」だけどこれが正解ですよね。
犬に考えさせようとして、あれもこれも違う!っていうよりも
いつも「これが正しい」って言い続けていた方が犬にとって安心ですよね。
犬にとって正しい行動ってヒトの働きかけからできるようになることも多いと思います。
ヒトでも「あれもこれもダメ!」って言われ続けると、「じゃぁどうすればいいの?」って
手も足もでなくなっちゃいますよね。  

Choco.が来たばかりのころは、引っ張りが強くってそれをやめさせるために
ひっぱったら方向転換して飼い主主導で歩くって教わったことがありました。
それをやるとどうなるかというと、飼い主目が回ります(@_@)
もちろんChoco.には「引っ張らないで歩く」は全く理解されませんでした。 

今は犬が引っ張るのは、飼い主と綱引き状態にあるからということがわかっているので止めるだけです。
止めるだけだとChoco.が自分で体のバランスをとって四肢で立ちますから、
Choco.も仕切り直して次の一歩が出るようになります。
そのときにどうすればいいのか、どちらに行けばいいのか指示を出したり誘導したりします。

リードを使って叱らない、罰しない。
リードから飼い主さんと犬の絆を結ぶ役目をはく奪しない。
リードをつけること=楽しい散歩 

こんな風に犬との散歩楽しみましょう♪
 

 
ボール大好き♪、お散歩大好き♪ 

 


お散歩トレーニング@横浜 ~20160117~

2016-01-18 | お散歩部・お散歩会

お散歩トレーニングと聞いて、参加者が犬を脚側につけて自分の犬に集中し、
犬は飼い主にアイコンタクトして歩いている…と想像しているあなたは実際の様子を見るときっとビックリします。


こんな感じで集合します。
始まりは、犬が安心できるように十分距離をとります。
それでも不安な時には犬が自分自身で落ち着けるようにサポート。
まわりを歩いたり、ばらまきノーズワークしたり…。 


Choco.にとってはこれもリラックス♪
3mリードとハーネス 


自己紹介が終わったら移動します。
このときも広がったまま歩き始めます。
歩調は自分の犬に合わせます。


しばらく歩くと自然と距離が狭まってきます。
飼い主は自分の犬がリラックスして歩いているか、
まわりの犬たちはリラックスできているかにも目配り気配りしながら歩きます。
におい嗅ぎしながら歩いたってOK。 



チャーリーママさんのお話♪ 

 
途中で集まってトレーニングのデモ(名前を呼んでおやつ)

 


しばらくするとわらわら…。

わらわら…。
あぁ~あ、おやつにみんなが群がっちゃって・・・。って
知らない人が見るとそんな風にしか見えないこの光景。 
犬たちこんなに近くにいてもそこは好子で満たされている♪ 
争いなんかないし、こんなにわんこがいるところにいられるうちの子ってすごいじゃない!です。


犬の目線を体験する人がいたり・・・自由な飼い主たち(@_@)
犬がリラックスしているから、飼い主もリラックスできる♪ 


基本犬同士のあいさつはしませんが…。
におい嗅ぎしつつこんなに近づいちゃってもへっちゃら~。 


となりでグレーチングを飛んでもChoco.は気にしていません。

私たちが特に心をこめてやっている「名前を呼んでおやつ」
「呼んで」と「おやつ」の間に何もないことに気づいていただけたでしょうか? 
何か行動ができたから、でもなければ行動をやめたからごほうびのおやつというわけではありません。
「名前」を呼ばれた愛犬が「おりこうさん」なんです。 

つまり、犬になにも求めない。ぜ~んぶひっくるめていい子です。この環境ぜ~んぶひっくるめて好子です。

吠えたからって散トレ中は吠えた相手はいなくなりません。
吠えたからって、飼い主さんからリードショックされたり、「NO!」って言われたりすることもありません。 
飼い主さんだって、犬と同様ネガティブな言葉かけはされません。
そうするとだんだん 犬も飼い主も、今自分がいる場所が安心できるようになります。
それがお散歩トレーニング、それが名前を呼んでおやつです。

わらわらと集まっているとき、誰も怒らないことを知っているからほかのわんこがそばにいてもリラックスできる。
ここにいるだれからも、名前を呼んでもらっておやつをもらえるし、おやつがなくても名前だけでも
そこにいるだけでワクワクです。

チャーリーママさんがおっしゃる、コンディショニング、リラックストレーニングのお散歩トレーニング。
…はこういうことを大事にしています。 

 
 

リードワークセミナーが近いので、予習しておきましょうかね。

 

 

 

 

 

ぜ~んぶひっくるめて、好子

どんなときのワクワクも悪くはない。

お散歩トレーニングにご興味のある方はチャーリードッグスクールにお問い合わせください。


犬のことを学ぶときっといいことがあるよ♪

2016-01-13 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

犬のトレーニングやしつけ教室というと
オリエンテーション(トレーニングの流れの説明会)があって、
次からは実際に犬といっしょにトレーニングをする・・・というのが 一般的だと思います。

実際にトレーニングをしながらなのでどちらかというと
「おすわり」「まて」「おいで」などの動きのある行動に着目して
その方法を飼い主さんが教わってやってみる・・・というところから始まるでしょうか。
同時に、子犬だったら「甘噛み」する、「決められたところでおトイレができない」
お散歩のときに「ちゃんと歩けない」「拾い食いする」など
飼い主さんにとってあまりうれしくないこと、やめてほしいことを「直す」ための方法を
飼い主さんは教わることになるのでしょうか? 

もしそういうときに、「こんなことをするのは犬が飼い主をリーダーだと思っていないから」とか
「飼い主さんが犬になめられている」・・・って言われたらほんとにそうかな?と立ち止まってみませんか?
まだ生まれて数か月しかたっていない子犬がそんなことわかってやるでしょうか?
犬はオオカミと同じ・・・って正直そう思いますか?犬がオオカミだったのってはるか昔のことですよね。
今目の前の犬はやっぱり犬ですよね。

だから犬のことを知るために学びましょう。 

犬の成長過程 

命の安全(欲求階層)

(いずれもチャーリードッグスクールオフィシャルブログより)

犬との楽しい暮らしはしつけやトレーニングだけではないでしょう? 

犬がどう成長していくのかわかると、そのときどきに現れる行動や感情が理解できるようになり、
とまどいはあっても飼い主さんが慌てなくてもなんとかなるかも・・っておおらかに考えられるようになれるでしょ。
そうすると、動物福祉に則った方法を受け入れられるようになるものです。  


飼い主さんが犬にわかってもらいたいことって、
私はあなたのリーダーだから、口答えするな!・・・じゃないでしょう。 

「なにがあってもわたしはあなたのことをわかっているから安心してね」ってことじゃないですか?
その方が飼い主さんにも目の前のあなたの犬にもしあわせですよね。

Choco.は1歳前にうちの子になったので、一般的な社会化期をよい状態で過ごしていません。
Choco.が暮らしやすいように伝える方法には叱りも罰も使いませんし、使う必要がありません。
暮らしの中での社会化はいくつになってもいつでも上書きできるものですよ。 
それが犬にとって幸せと思えることなら、なおさらです。 

犬を学んで、おおらかな犬育てしてみませんか? 

 

毎月犬の学校@小田原に参加しています。
 


犬の散歩、犬と散歩

2016-01-09 | Choco.と♪

最近ペットショップで「小さい子はお散歩がいらないから飼いやすいですよ~。」と店員さんに言われて購入。
そのうえ、外に出さないからワクチンも不要ですよね。・・・と言ったひとがいるって病院で聞きました。
ちょっとおかしいと思いませんか? 犬とどういう暮らしをしたいのでしょう?
それで犬も飼い主さんも幸せなんでしょうか? 

私はまだしかいなかった頃、
犬を飼っている友だちが犬連れであちこち出かけるのをみてとってもうらやましかった。
だからChoco.が家に来てすぐに、埼玉県まで犬連れBBQに出かけたものです。

私はまだしかいなかった頃、
ほとんど家から出ませんでした。
だからChoco.が家に来て毎日散歩に行くのが楽しくて、
はじめのころなんて、1日3回散歩に行っても全然大変と思わなかったです。
1回の散歩が終わると、次が楽しみだったものです。 

ただね、そのころは、散歩といってもすべてトレーニングがらみでした~。
脚側で歩かせようとしたり、におい嗅ぎもさせなかったり・・・。
今から考えるとChoco.にとってはあんまり楽しくなかっただろうなぁ…なんて思って猛反省。 

いろいろと学んでくると、散歩って犬にとって排泄だけじゃなくてとっても大事なんだってわかります。
まず犬はにおいの世界にいます。いろんな情報をにおいから取得します。
もちろん、自分だって情報を残します。
だからそれをじゃましちゃいけないんです。誰のにおいかな?何のにおいかな?


 
今日原っぱに来たのは・・・愛丸だ~!

 

犬の散歩から、犬と散歩に・・・
私はChoco.の楽しみは見守り、私が景色を眺めたり、写真を撮ったりするときにはちょっと待っててもらっています。
持ちつ持たれつですね♪
1対1のパックウォークって感じで毎日の散歩が自由で楽しみも増えました。

毎日のお散歩、犬もヒトも楽しんでいますか?


横浜市動物適正飼育推進員の活動

2016-01-07 | 動物福祉・推進員活動

私とペットの出会いは、子どものころの飼い猫と小学校から引き取ったつがいのチャボ。
そして、今住んでいる建物の出入り口にペットボトルの箱に入れられて鳴いていたピッチの保護。
 

その後、団地のごみコンテナのまわりをうろついていた風の保護。


最後が知り合いから譲り受けた飼育放棄犬のChoco.でした。
 

そういう下地があって、愛玩動物飼養管理士の資格をとり
数ある犬のトレーニングの中で、唯一本当の動物愛護と福祉に則った理念を持つ
チャーリードッグスクールで学び続けています。

2013年に初めて横浜市動物適正飼育推進員を委嘱され、2期目です。
活動としては、横浜市動物愛護フェスティバルでのペット防災ブースで説明係、
区のペット防災展示の説明係をしました。
「ペットと同行避難」が推進されているので、皆さんの関心も高かったです。
新しくしかも正しい情報を得るために、自己啓発として外部のセミナーなども多数受講しました。
現在は、活動の場が外猫さんの適正飼育の推進と啓発が主になっています。 

 

わたしの目標は・・・
踏ん張る飼い主さんの支援
虹の橋をわたるときは、大好きな家族に見送られて・・・
みんながそうであるように、これからもがんばります!

私は、推進員の活動でいろいろな方からお話や思いを聞く機会があり、
愛玩動物、とくに伴侶動物と言われる犬やねこへの理解が深まったという思いと
今後どうすれば飼い主も動物たちも幸せに暮らせるか・・・という目標も方法も
見えてきたと思っています。
あとは、自分が元気でいることかなぁ(笑) 

 

推進員は・・・

1) 動物愛護管理法その他の関連法令に関する知識を有すること
2) 動物の愛護や適正飼養等の知識を有すること
3) 犬、ねこ等がみだりに繁殖することを防止するための知識等を有すること
4) ボランティア活動についての知識を有し、実践できること
5) 推進員活動に必要となる接遇等の知識を有すること

などが求められています。 

★ボランティアで なので、自ら考え行動しなければなりません。
★飼い主さんや住民の方と接するので、相手を糾弾するだけでは動物福祉や愛護にはつながりません。
★居住地域での活動が主なものです。
神奈川県の場合は、横浜市、相模原市、川崎市、横須賀市はそれぞれの市で、
それ以外の地域は神奈川県が管轄になっていて推進員を委嘱しています。
地域によっては推進員が0名のところもまだまだあります。  

団体推薦と、公募の2本立てで募集があると思いますので、
意思のある方はぜひ管轄の愛護センターまたは、
役所の生活衛生課など、犬の登録業務をやっている部署にお問い合わせください。 

 

 

動物愛護推進員を養成するための教材マニュアル(案) 環境省

神奈川県動物愛護推進員

「ペットを飼う覚悟と責任」~ペットの命はあなたにゆだねられています-YouTube