いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

こんな風に待てる日が来るなんて…

2016-03-28 | Choco.のトレーニング

Choco.さん、家ではクレートでのお留守番も大丈夫だし、車の中のクレートでの待機も全く問題ないのですが、さて出先で私がリードを誰かに預けると、またはその場所に置いたクレートに入れるととたんに不安があふれて吠えが止まらなくなった上に大暴れ!!

なので、散トレで私がトイレに行こうとリードをチャーリーママさんに預けると・・・


このとき写真でアザラシのように見えるのがChoco.で、「あたし死ぬわ~!!」
ママさんは木になっているので前に進めない状態です。

私がいない間中この状態が続きます。しかもトイレからでてChoco.のそばに行くまではウィリー状態で吠え続けて私が到着するとピョンピョンしながら文句をいうというのが常でした。 それでもトイレには行きたいので、そのたびに「行ってくるね」とママさんにリードを預けていました。
そして毎回同じことがあったわけです・・・。

私がいない間のことは私自身は見ていないのですが、ママさんがChoco.をなだめ、言い聞かせてくださっていたことはお仲間さんから伝え聞いていました。 

私たちが散トレに行くようになって4年目に入った先日の小田原散トレでも帰りの運転のことを考えて帰り際に私はトイレに行っておきたくて、またママさんにリードを預けました。
もちろん離れ際には吠えましたけど・・・最近は、行っている間はChoco.の声が聞こえないようになってはきていましたが、それでも私が出てきたのが見えたとたんに吠え始めることはありました。
ところがその時出てきた私の目に入ったのは・・・

ニュートラルな姿勢で待っているChoco.とChoco.に声をかけてくださっているママさん♪

しかも近くに行くまで落ち着いたままでした。 

それってすごくないですか?これって絶対にChoco.の経験値になりましたよね。

ここまでくるためにやった(チャーリーママさんがですが・・・)ことは…

Choco.が頑張って待っていられるようにChoco.の心の港に徹してくださったことです。
写真を見ていただければわかるようにリードは全く張れていないし、
体も抑えられているわけでなくて自分でまっすぐに座っています。
口が閉じているので呼吸も落ち着いていると思います。
自分自身でリラックス状態にあると思います。
100%大丈夫とまではまだかもしれないけれど、それでもChoco.にとっては上出来です。 

Choco.は11歳ですが、苦手を克服することは短時間でできることではありません。
苦手もトラウマのように一瞬にしてなってしまったこともあるし、
じわじわと苦手が募ってきたものもあるんじゃないかと思います。。
やり方次第っていうヒトもいるかもしれませんが、そのやり方は動物福祉に則っていますか?
それって犬にとって心から「大丈夫」と思えるようになれる方法でしょうか。

例えば留守番ができないという犬に対してだんだんいない時間を延ばして…というのが
しつけの王道といわれていますが、私は疑問に思っています。
時間を延ばすことよりも、大丈夫な気持ちになれるように
好子を増やしてあげることを優先すべきと思います。
Choco.はそうやって大丈夫になってきたわけですから。 
これからもこのメソッドで「Choco.の大丈夫」を増やしていこうと思っています。 

 


横浜市動物適正飼育推進員研修会 ~20160325~

2016-03-25 | 動物福祉・推進員活動

今日は午後から推進員報告会・研修会に参加しました。

今年は各区とも、地域猫活動、災害時のペット対策などにかかわる活動が多かったです。

実際私の区でも狂犬病集団接種会場のお手伝いの他では同様の活動が主でした。

地域猫活動をされた推進員さんと

災害時同行避難等ペット対策講習会開催された推進員さんの活動報告がありました。

特に地域猫活動は、区役所と地域の大学との連携事業と町内会を巻き込んだ活動で

地域住民との友好的な連携がいかに大切かが伝わってきました。

動物愛護センターの業務報告は、主に、猫の不妊去勢助成の報告でした。

横浜市は殺処分0をうたっていません。

ただ、殺処分を減らす努力はしています。 実際減少傾向にあります。

収容犬やねこも少しずつですが減っていますし、犬の半数は返還されています。

横浜市では、犬とねこの不妊去勢費用の助成を長年してきました。

H22年から助成を猫に特化して、26年度は年間6000頭分の予算で

現在、6208頭実施済みです。

内訳は飼い猫3,353件、飼い主のいない猫2,855件でした。

実際に助成金があるということで、不妊去勢についての啓発活動になったし、
 
不幸な命を減らすことにもなるので、これからも継続してほしいと思います。
 
そして、いつかはすべての猫がおうちで飼われるようになりますように・・・と願っています。
 
 
 
講演は、人と動物との共生推進よこはま協議会の委員をされている

獣医師兵頭先生のお話でした。

「わたしの動物福祉活動 ~50年を振り返る~」

先生の経歴のお話と、質問リストに答える・・・だったんですが、

時間が押してしまってほとんど福祉活動のお話までいかず・・・

そのなかで、「フリーダムフード」の紹介がありました。

*フリーダムフードとは・・・

農業と動物福祉の研究会 から引用

(2)RSPCAによるフリーダムフードの普及

フリーダムフードは、イギリスで最も古い動物保護団体RSPCAによって、家畜のアニマルウェルフェアの
改善のために消費者に理解されやすい食品ラベルとして1994年に開発され、
フリーダムフード株式会社によって運営されている。フリーダムフードのラベル表示のある食品は
鶏肉、豚、牛肉等の素材そのものだけではなく、ハムなどの加工品も販売されており、
イギリスでは消費者がほとんどの大手スーパーで購入できる非常に一般的な食品と変化した。
RSPCAが実施したオンライン消費者調査によれば、消費者の認知度もこの2年で22%上昇しており、
最も信頼できるブランドとの評価も得ている。また、フリーダムフードのような家畜福祉に
配慮した食品に対して消費者は通常の食品より10%高い価格を支払ってもよいと回答している。

消費者も家畜の福祉について考えることが生産者の意識を変える一端となるとおっしゃっていました。

たとえば、養鶏場で生産された卵ではなくて、ちょっとお値段は高いけど、平飼いのにわとりのたまご…を買うとか。

 

情報として2月に都筑区でトラばさみによる猫被害がおきていて、現在も警察が捜査中だそうです。

トラばさみの使用は狩猟用としては2007年に使用禁止。また有害動物の捕獲のための使用も禁止。

つまり、使用全面禁止です。

トラばさみを見かけたら警察におしらせくださいとのことでした。

 

今年の狂犬病予防接種のお知らせが来ていると思います。

都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(H21年度~平成26年度)

狂犬病予防接種は、現在法律で定められた、飼い主の義務となっていますので、お忘れなく。

 

 


小田原横浜合同お散歩トレーニング ~20160320~

2016-03-22 | 犬の森・オフ会( 散トレ)・リードワークWS

3連休の中日は小田原横浜合同散トレでした。

14組19頭の大所帯。

当初の予定では、お花見散トレでしたが・・・

開花が進まず、しかも当日は朝から雨模様。

開始時間には止むという予報でがんばって参加。

小田原についたころには雨も止んで、これから太陽が出るに違いないはずが・・・

ずっとくもり、寒い・・・。Choco.さん冬のコートで大正解。

集合までたっぷり時間があったので、わたしのトイレタイムもかねて菖蒲園まで散策しました。

 橋が苦手なChoco.さん、慎重にわたって行きます。私はなるべく振動させないようにゆっくり歩きました。

渡った先でのにおい嗅ぎもたっぷり~。

集合場所では、わらわらと集まってくる犬さんたちを

距離を測りながら観察中。

いよいよ慰霊塔に向かって出発です。

結構な上り坂ですが、それぞれのペースで歩いていきました。

先には海が広がっています

サクラのシーズンにはお花見客でごった返す慰霊塔前の広場

自由に散策したり、「名前を呼んでおやつ」のデモをしたりで過ごしました。

 パックウォークという方法のトレーニングは犬にとっていろいろな刺激であふれていると思います。

そこには犬によっては苦手な刺激もあるでしょう。

Choco.も目の前にいる知らない犬にはまずハッタリをかまします。

それで相手がいなくなれば、そのハッタリは強化されるかもしれません。

でも、パックウォークの中ではハッタリをかませた犬はずっとつかず離れずではあっても

存在し続けますし、また近づいてしまうときもあります。

そうやっているうちに苦手のはずの刺激がだんだん空気の一部、においは感じるけど慣れてきて

なんとしてでも排除したい刺激から許せるくらいの刺激に薄まってくるように思います。

実際Choco.は初対面でガウった相手に対してもパックウォークで歩き始めてしまえば

見るたびにガウったりしなくなりますし、近づいても気にしなくなりますから、

この2時間はChoco.にとって「知らない犬」という刺激に慣れるために有効な時間だと思います。

またここに参加している犬たちの誰一頭として飼い主さんからリードショックなどで叱られませんから、

どの犬たちも嫌な思いを持っていません。

だからほかの犬に八つ当たりしないのじゃないかなと思います。

いろいろな刺激に対して「大丈夫」と言われても、犬自身がそう思えなければ

大丈夫にはなりませんよね。

でも、「なんだ大したことないじゃない」って犬自身そう思える環境づくりに

このようなパックウォークは一役買っていること間違いないと思います。

今回はパパさんのリュックで参加のわんこさんがいましたよ♪

 

Choco.が年取って歩くのが大変になったらバギーで参加もいいだろうなぁ…。

 

 

この日は二の丸広場でイベントがあっておいしそうな屋台がたくさん出ていました・・・が、

天気が悪いし、落ち着かないのでLeaLeaさんに大勢で押しかけちゃいました。

 久しぶりのドッグカフェに興奮気味でしたが、

お相伴して満足したらしばしまったりんこ♪

 

チャーリーママさん、ご一緒していただいたみなさん、ありがとうございました。

またこういう機会があったらぜひよろしくお願いします。

 

 お散歩トレーニングの基本とQ&A (チャーリードッグスクール)

 

 

 


横浜定例座学@小田原 ~20160316~

2016-03-17 | CDS主催: セミナー・座学・ワンラボ

平成27年度横浜定例座学が終わりました。

この一年間、チャーリードッグスクールで学んできた犬学。

犬はどう学ぶのか、犬の行動はどう強化されるのか。

そういうことも学びましたが、

もっと大事なこと!

犬ってどういう動物なのか・・・

犬は成長過程の中でどう育っていくのか・・・

犬の欲求は何か・・・

犬はどんな時に幸せを感じるんだろうか・・・

動物福祉に則った犬育てとは・・・。

それらを継続して学んできました。

ペットに癒しを求める人が多い一方で

犬のしつけは厳しく、今何とかしないと大変なことになる・・・という風潮が根強くあります。

でも、学びは飼い主の気の持ちようを変えることができるし、

犬の欲求階層の底辺にある 命の安全 保障することができます。

犬を変える前に飼い主である自分が変わろう!

その確信はずっと学んできて、揺るぎないものになりました。

Choco.は来た時からいろいろな苦手がありました。

思い込みも強いし、広いスペースも必要です。

そういうことは学ばなければわかりませんでした。

そんな時どうするか?・・・解決法は、リードショックでも天罰でもありません。

飼い主と犬の両方にとって、家庭犬には家庭犬らしいしあわせな暮らし方があると思います。

いつもそうあるための学びでもあります。

 


毎月ほぼ1回の開催で続けてくださった夏目先生、ありがとうございました。

一緒に泣いたり、笑い飛ばしたり、励ましてもらったりしながら

学んできたCDSのお仲間さん、定例座学が終わってもこれでサヨナラではありません。

これからも一緒に行こうね~♪

定例座学がこれで終わるのはとてもさみしいですが、形を変えて私の学びは続きます。

みなさん、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

コーヒーは先生から、おやつはみなさんから♪

ランチはアジフライ定食

この後先生のハムカツとアジフライをシェア(o^―^o)

 


神奈川県動物保護センター見学会

2016-03-09 | 動物福祉・推進員活動

第6回犬の学校は課外授業ということで神奈川県動物保護センターに行ってきました。

私は、2013年12月にやはりCDSのお仲間さんと伺ったので、2度目です。

奥の白い建物がセンターです。

 

もともとは、収容された犬や猫を収容期間後処分するための施設でした。

このような部屋が並んでいますし、個室ではありません。

担当地区は、28市町村(横浜市、川崎市、横須賀市、相模原市及び藤沢市を除く)を所管。

収容犬数は横浜市に比べると多いです。

動物慰霊塔です。お花を供えてきました。

 

今は、職員の方やボランティアの方たちが命をつなげる努力をされているので、

神奈川県のセンターは、殺処分0(犬も猫も)を更新し続けています。

(収容時死亡は別にカウント)

そうなると、滞在期間も長くなってくるので、この形の犬舎では適さない状況です。

老朽化が進んでいるのと、処分する施設から生かすための施設へ…ということで

平成31年度動物保護センター建て替えに向けて神奈川県知事を先頭にがんばっているところだそうです。

収容されている犬のうち持ち込まれた犬では

飼い主病気、高齢、死亡と、転居によって飼えなくなって…という理由が多いです。

また、迷子など飼い主に返す取り組みもされていますが、返還率は50%とまだまだ低いです。

その原因としてあげられるのは

迷子札、鑑札を常時つけている割合がとても低いということもあるそうです。

首輪も散歩のときだけつける人もいるようですが、私は迷子札のついた首輪を常時つけてほしいと思います。

なぜなら、首輪をつけていたら捕まえやすいし、リードをつけることができるからです。

それと、ぜひマイクロチップ装着を考えてほしいです。

マイクロチップを装着する費用は、病院によって違いますが、

登録料は1000円、変更(飼い主がかわるとか)は無料です。

横浜市では、マイクロチップの助成もしていますよ。

我が家は、Choco.もピッチも風も装着済みです。

マイクロチップは、リーダーで読むと数字が表れます。

392(日本)14(動物コード=ペット動物)80(販売会社コード80は、大日本製薬)

8桁の番号(個体識別番号)になっています。 3921480XXXXXXXXって感じに出てきます。

センターでは、収容されたら必ずチェックしてくれます。

本当は警察や、保護されたところの保健福祉事務所でチェックできると

もっと早く飼い主さんに返すことができるのに…とおっしゃっていました。

センターの職員さんたちも、日々努力されています。

私たち飼い主は終生飼養を誓いましょう!!

迷子にも気をつけましょう!!

 

宣誓!無責任飼い主0宣言!!

やっぱりランチの写真はお約束♪

居酒屋さんでランチだったけど、黄金泡泡水を頼んだ人はいなかった( ̄∇ ̄)