いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

常に学び、研鑽し…

2022-07-31 | CDS主催: セミナー・座学・ワンラボ
10年前の座学カテゴリーのブログを読み返してみると
私自身の理解が浅かったのは否めない。

真利子先生の「叱らない」トレーニングは
あの頃すでに画期的でしたし、内容もいつも犬の暮らしやすさを第一に
私たちに惜しみなく伝えてくださっていました。
CDSのお仲間と私はほんとうに一生懸命食らいついていましたよ~。

あのころは、私たちにABAはなじみがなかったので、
ABAの用語は使わずに
「石像インターセプト」と表現されていました。
これはいまの「無反応を返す」ということです。
私は、「親の決定に従わせる練習」「我慢する経験を積む」 と
書いていて、なんか服従訓練的な言い様ですが、
あのころはそう思ったのかなぁ~。
いまなら、「犬がリラックスできて、安心できる」 これだけでいいように思います。

また、「インターセプト」については、
真利子先生はしずかに遮っておられましたが、
結構足を踏み鳴らして遮る人もいたので、今では使わなくなったと思います。
その代わりに「リードを伸ばして下がる」ように、
より、犬にていねいな方法に進化していますよね。

10年ずっと進化し続けてきている犬の森(CDS)です。
でも、全部が古いかというとそうではないので、
私の学んできたことをこれからも振り返ってみようと思います。


遊水池近くの田んぼ
朝露がキラキラ





懐かしい~座学三昧だった日々

2022-07-30 | CDS主催: セミナー・座学・ワンラボ
お散歩トレーニングには2012年1月に初めて参加して、
その後小田原まで行って私だけ真利子先生と座学。
なにしろ今まで習ってきたものと全く違う理論、メソッドであったので、
そこをちゃんと理解して散トレに参加したいと思ったからです。
そのとき座学を開催していただきたいと思っていた希望が叶って
その後定期的に座学が開催されるようになりました。

私が初めて座学に参加したのは2012年7月の月島でした。
そして、初めてハーネスをつけて引っ張ったとき
リードがどう緩むか体験したのも座学ででした~。

そして、横浜では定例座学として毎月のように開催されていました。
座学に参加し始めて3年ほどたった時の投稿が
Choco.との将来はその通りになりました。
内容はまだまだ理解が浅いですが…。

もう終わったと思ってたハスの花


「大丈夫」の取り組みの始め方

2022-07-29 | 犬に学ぼう♪ 犬を学ぼう♪
よく、「大丈夫」は「大丈夫な時に」と言われますよね。
小さな子どもにもおとながよく言いますが、
「ママが大丈夫って言ったのに大丈夫じゃなかった」
子育てあるあるかと思います。

犬にとっての大丈夫はもっと気をつけてあげたいです。
なにしろ人間社会の中で暮らさなきゃならないんですから。

Choco.の大丈夫はまず距離を取ることから始めました。
遠く離れていれば刺激はそれほど強くないからです。
そして、Choco.が「犬を見た」かも…本当のところはわからなかったけど
ひょっとしたら犬のにおいくらいはわかったかも…のときに、
クリッカーを鳴らしておやつ。

はじめての散トレで、真利子先生から
「Choco.ちゃんが犬を見たら、クリッカー鳴らしておやつあげてね。
何度でもいいのよ。」と。
その時には、まぁ「犬を見た」は行動ではあるけど、
「だまっている」のは行動じゃないし…???でしたが、
クリッカートレーニングでいう「チャージング」ならわかる。
古典的条件づけですよね。
これは対提示です。
これが「大丈夫」を確実にしていきますよね。

そうやって、だんだん距離を縮めていって
最終的にはすれ違うくらい近づいても気にならないことを目指すわけです。
でも、それって結構時間はかかります。
なんせ、Choco.のどう思うか、大丈夫かなんですから。
その時に気をつけることは、
相手の犬にとってもChoco.がどうかということです。
無用の争い(吠えてしまうこと)は、Choco.にも相手にも
ありうることですから。

散トレのお仲間なら大丈夫でも、ふだんのさんぽでは
距離を縮められないことも多かったです。
だから、営業(犬同士の挨拶)は他の犬にお任せして
Choco.は高みの見物なんてやってました。

そういう時の不安は、犬だけでなく、飼い主も同じです。
だから、飼い主も犬と一緒に大丈夫のキャパを増やして、
スペースを少しずつ小さくして行けるように
進めていくことがとても大事だと思います。

ボールを咥えて歩くっていうのも、
Choco.が見出した大丈夫。
わたしにとってもよかったこと。


おぼえ書き

石川 雅美さんの投稿 2014年7月24日木曜日

学び続けること

2022-07-28 | 叱りも罰もない犬との暮らし方
Choco.が我が家に来てからずっとトレーニングしてきました。
Choco.が私たちと暮らしやすいようにと思ってのことでした。
でも、「正の強化」でトレーニングするというスクールで
堂々と「正の弱化」を使うのにはびっくりでした。
その後はずっとクリッカートレーニングをしていましたが、
私はずっと暮らしに役立つトレーニングを模索していたと思います。
それは、Choco.に安心してもらいたいためでもありました。

なので、「お散歩トレーニング」という名前の
いかにも毎日のお散歩の手助けになるようなトレーニングに出会ったときには
私の求めていたのは、これだったのだ!と単純に思ったものでした。
なにしろ、一番困っていたのがお散歩のときだったからです。
それから10年。まさかね~ですよ。
お散歩だけにとどまらず、動物福祉、ABAなど
まぁ、真利子先生から出される課題に四苦八苦しながらも
インストラクターの資格も取っちゃったし、
やっぱりChoco.だけでなく、どの犬にも暮らしやすさと安心を!の心で
今まで学んでたんだなぁと思います。

ここから、真利子先生の投稿の引用です…。
科学的だとされる方法が「うちの子」との生活を希望に満ちたものにするのか?科学的ならいいのか?
行動を見るのが本当に犬と自分の関係のためになるのか?
なるのだったらどうしてこんなにうまく行かないと感じている人が多いのか?
そんなところを考えてみました。
希望に満ちた犬育て、は単なる掛け声ではありません。机上の空論でもありません。
犬の感情や行動の基礎となる信念に働きかけます。
だから、自分が良く育てたいと学び続けることは伝わるための第一歩だと思います。自分に自信が持てるから。
犬と仲良くなるから犬とのコミュニケーションがうまく行きます。
犬と仲良くできない方法を飼い主さんにとらせないでください。
そんなことを切に思いつつ、家庭犬のマナーやしつけについてお話ししています。
これは、2015年の投稿ですが、
私の求めてきた「犬との暮らし」ってこういうことだったんだなぁと思いますし、
実際にそういう風にChoco.と暮らせたことは今でも幸せだったなぁと思っています。
そして、Choco.がいなくなっても、学び続けるってことは
わんこたちとのお付き合いもできるってことだから
その楽しみはまだまだ手放したくないんですよねぇ…(笑)

Choco.~!って呼ぶと
走って戻ってくる…こともあった(o^-^o) 

犬の行動欲求

2022-07-27 | 犬に学ぼう♪ 犬を学ぼう♪
Choco.と暮らし始めのころ、
「なんでここで吠えるかねぇ?」なんてこととても多かったです。
何で吠えるかわからないから、吠えなければいい、
吠えないようにするにはどうしたら?…なんてことばかり考えて
「吠えちゃダメを教えればいいんだ」
「静かに」ってコマンドを使って「黙る」ことを教えようなんて、
Choco.にとって理不尽な考えにいたってやったりしていました。
これは、「ほめるトレーニング」でやってたことでしたが、
こんなことでうまくいくはずありませんよね。

それが、犬の森で学ぶようになって、
Choco.が吠える理由を真っ先に考えて、
対処はそれからだって知りました。
それは、犬が上に立っているとかどうとかではありません。
犬の暮らし憎さからきていることが多いのだから
その原因を取り除いてあげなければ、
「いけない」って言われるだけじゃ
犬にとって解決できないことですものね。

どうしてあげれば犬が暮らしやすいだろうか?
それを考えてあげるのが飼い主さんでなければね。

遠くで雷が鳴ってます。

音を感じて、犬が落ち着かなくなった時
まさか「いけない!」なんて言わないでしょ?

そんなとき、じゃない時に、
犬が落ち着ける場所やマット、クレートなどなど
作ってあげておくことが大事ですよ。

Choco.の本宅

我が家に来てから長いこと
お留守番はクレートでした。
フリーでお留守番するようになったのは、
ずいぶん後になってから。


これも覚えがき

石川 雅美さんの投稿 2014年7月24日木曜日