いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

抱っこって言われたら抱っこする?

2016-05-28 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

朝んぽは、毎日自分からハーネスに頭を通して出かけます。

遊水地田んぼ方面や通信隊に行ったら1時間以上は歩きます。

でも、最近夕んぽはどーでもいいって感じがあふれていて準備も面倒くさそうです。

そのうえ、エレベーターを降りて外に出たとたんにだっこをせがむように・・・。

ちょっと抱っこされて歩いたらもういいのかと思って降ろすとまた歩かず抱っこって…( ̄∇ ̄)

となりの公園までほんの4,5分というところですが、9Kg 超えの犬の抱っこはきついです。

11歳なのに、抱っこ散歩です(笑)

・・・で、こういうのをどう思うかってことなんですが、

たとえば、こういう要求を聞くと犬は飼い主を下に見るから、犬を下におろす・・・というか、

最初からだっこって言って来たら無視して相手にしないとか・・・ですか?

抱っこは犬にとってそんなにいいことでしょうか?

確かに歩かなくていいから楽、もあるかもしれないけれど

抱っこ=拘束されることでもありますよね。

本当のところ、あんまり好きじゃない犬って多いと思うんですよね。

Choco.さんも、前の飼い主に捕まえられて逃げられないようにされて叱られた・・・があるので

もともとはこちらの都合で抱っこしたい時には絶対に近寄らないものでした。

抱っこされにくるようになったのは、ごく最近のことです。

きっかけはこれかな?

きっかけは散トレでみんなで橋を渡った時のことじゃないかと思います。

もともと足元が揺れる感じに不安を覚えるChoco.さんは、コンクリートであっても橋が苦手でした。

このときは、ここしか道がなかったので試しにだっこに招待したらほっとしたように抱かれにきました。

そして抱っこされに来るようになって変わったことがあります。

それは、病院の診察台の上での保定です。

いままで診察台の上に乗せられることもいやがるし、まして保定もなんとか逃れようと暴れて

おさえるのに苦労したものでしたが、散歩の抱っこができるようになったら保定でも力がぬける

ようになりました。

結果体重もちゃんと測れたし、採血も一発OKでした。

だんだん抱かれ方も上手になってきたように思います。

抱っこをしてほしいという犬からのリクエストは全く問題行動ではないと思いませんか?

却ってそれに応えることで飼い主を頼る気持ちにもなりますよね。

飼い主を頼ることで、犬が安心できるようになるといろいろなことに打ち勝つ力を持てるようになります。

Choco.からの抱っこのリクエストにはいつも応えよう♪

Choco.とはそういう気持ちでこれからも暮らしていこうと思います。

 


Choco.さんの春の行事終わりました

2016-05-21 | Choco.と♪

去年、Choco.さんワクチンの件で3軒目の転院をして

その時に次回は抗体検査をすることにしていました。

そして、今日がその日。

血液検査と言えば朝は絶食です。予約の10時半までの長いことといったら…。

もうあと30分くらいで出かけるというときに、娘が出かける準備で部屋を出たり入ったり…。

…ということは、ペットゲートの施錠がいい加減になる。

そんな時を逃さないChoco.さんは、そのスキに部屋に入り

ちょこっと残っていたピッチたちのご飯をなめとるという事件を起こしました。

もう、しょうがないのでそのまま病院に行って先生に申告。

苦手な病院ではありますが、今日は問診の時間があったので

その間は診察室の中を探索。

問診が終わって先生が準備のために隣のお部屋に行ったらChoco.さん抱っこをせがむ。

なぜって、隣りのお部屋とのドアには上の方がガラス窓になっていてそこからなら

先生の様子が見えるわけ。Choco.さん抱っこされて、ずっと先生を観察(笑)

その後の体重測定ではこれまた苦手な診察台の上でも暴れず数字がしっかり止まって計量できました。

9.3kgは去年より400gくらい増加。だんだん活動量が減ってくるからね。

今日は検査のための採血だったので、結構量が多くて時間もかかりました。

保定は、看護師さんが後半身の採血に近い方を、わたしがChoco.の頭部を抱えるようにしていました。

先生から「おやつ使いますか?」って聞かれたけど、おやつって食べ終わると次がうまく出せなかったり

食べることで興奮しそうな気がしたので、Tタッチと声かけで乗り切りました。

採血の後で先生からごほうびのおやつをもらって、フゥ~って感じでしたよ。

フィラリアのお薬は、いままでの錠剤が製造中止になったそうで

チュアブルタイプになりました。こちらの方が飲ませやすいんでしょうか?

飲ませるのは、6月1日~12月1日の7か月間です。

抗体検査の結果は2週間ぐらいかかるそうです。

今日の病院は、Choco.さんえらかった~♪

上出来でした~♪

会計を待つ間。

となりにだっこされてるトイプーさんがいたけどめずらしく落ち着いていました。

 


Choco.さんの怖いもの

2016-05-17 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

くわくわ森はちいさな雑木林

Choco.さん結構いろんな怖いもの、嫌いなものがあります。

たとえば、幼児用自転車の補助輪、キックスクーター、キャリーバッグなど小さな車輪の音。

ミニバイクは大丈夫なのに新聞屋さんや郵便屋さんの乗るカブスクーターのエンジン音。

子どもたちに限らずひとりであっても誰かがバタバタ走る音・・・。

同じ音でも雷や花火はそれほど気にならないようです。

そんな中で一番怖いものは2011年3月11日の東日本大震災のときの揺れと緊急地震速報の警報です。

これは両方で1セット。強く結びついているのです。

大震災の時、家の中のものがいろいろと動いてしまったので、それを抑えたりするためにChoco.を

クレートに入れてしまいました。

クレートの中で訳も分からず酷く揺れるし、しかも私たちもテレビも大騒ぎしていたわけですから、

それらはChoco.の怖くて不安な気持ちを助長したに違いないと思っています。

余震などが一段落して落ち着いたころには、かわいそうなことをしてしまった…とは思ったけど

でもその時はChoco.のことを考えられないほど私もパニくっていました。

 

昨日も緊急地震速報がなってChoco.は瞬間飛び起きてドアの方まで逃げていきました。

その時はどうしたかというと、Choco.を追いかけて行った私はChoco.を抱っこでホールド。

もちろん自分の心臓の鼓動がぴったりとくっついたChoco.に伝わるでしょうから

まずやったことは、深呼吸。そして赤ちゃんをあやすときのように少しリズムをとって

体を揺らしました。これって不思議と自分のリラックスにもなるもので・・・。

特にChoco.に声はかけなかったけれど、娘と「まだ揺れてるねぇ、震源地はどこらへん?」などと

普段おしゃべりするように会話をしていました。

抱っこの間はパンティングもなく、揺れが収まってゆっくりと降ろした時にはもう落ち着いていました。

 

誰にでも怖いものや不安に感じることはあるでしょうが、「これくらいは大丈夫」と思えるのは

大丈夫な経験を積み重ねて初めていえることだと思います。

動物にとって怖いということは、きっと大昔原始人が地震や噴火などの天変地異にあったときのように

なにかわからない、命にかかわるほど怖いことであり不安なことではないかと思います。

子どもがなにかに怖いと言ったら、親は手をつないだり、抱きしめてあげたりしませんか?

それって子どもにとってホッとできることであり、安心できることですよね。

犬のChoco.だって家族の声や腕や体温や呼吸や、家族や自分のにおいがするベッド…など

「安心」という心のよりどころになるものがあったら怖さも少しやわらぐのではないでしょうか?

そういう経験を積んでいって初めて乗り越えることができるようになるのでは?

恐怖って強い刺激ですから克服するにはたぶん時間がかかると思います。

今回みたいにフラッシュバックすることもあるでしょうし・・・。

 

だとしても怖がっているときに「大丈夫だからね。」を伝えてあげられるように、

そして安心の壺が満タンになっているように

普段からの取り組みが大切だなぁ…と改めて思いました。

こういう時にどう取り組むか…。

これこそ動物福祉に則って考えることが大切ですよね。